けん引役ドイツも危険水域 ECB利下げ秒読み、量的緩和再開も

QUICKコメントチーム=丹下智博 25日に発表された7月の独Ifo企業景況感指数は95.7と6月の97.5(改定値)から1.8ポイント低下した(棒グラフ緑)。市場予想(97.1)を下回り、2018年9月以降の低下基調から一向に回復の兆しが見られない。 独製造業部門のマインド悪化はより深刻だ(折れ線グラフ黒)。これまで下支えとなっていたサービス部門も低下幅を拡大しており(折れ線グラフ黄)、ドイツ経済の失速は避けがたいようだ。 © European Central Bank 2019  7月末の米国の利下げ観測がドラギ総裁の背中を押す 独連銀は23日に発表した7月の月次報告書でもドイツの第2四半期のGDPがマイナス成長になる可能性があると従前よりの悲観的な見通しを繰り返した。このためマーケットの一部では「25日の理事会で利下げも」との観測が強まり、独10年債利回りは一時過去最低水準を更新していた。 結局、ECB理事会では政策金利据え置きを決定。同時にフォワードガイダンスを修正し9月の追加利下げを示唆するとともに、量的緩和政策の再開を検討していく方針を決めた。ただ、ドラギ総裁は会見で今回は利下げを議論しなかったことを明らかにした。前のめりになっていた市場には失望感が生じた面もある。 ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】25日 日産自やアマゾン決算 ECB理事会、トルコ中銀会合

25日は日立建機(6305)や日産自(7201)が2019年4~6月期決算を発表する。米国ではアマゾンなど主要企業の決算発表が相次ぐ。欧州中央銀行(ECB)の理事会があり、ドラギ総裁が会見する。トルコ中央銀行が発表する政策金利も注目だ。   【25日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 6月の企業向けサービス価格指数(日銀)   対外及び対内証券等売買契約(財務省) 10:30 2年物利付国債の入札(財務省) 14:00 6月の外食売上高(日本フードサービス協会) その他 4〜6月期決算=日清粉G、日立建機、富士電機、オムロン、富士通、日産自、カブコム   1〜6月期決算=中外薬 海外 時刻 予定 20:45 欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表 21:30 ドラギECB総裁の定例記者会見   米新規失業保険申請件数(週間)   6月の米耐久財受注額 その他 7月の独Ifo企業景況感指数   トルコ中銀が政策金利を発表   4〜6月期決算=アルファベット、アマゾンドットコム 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 6857 アドテスト4〜6月13%減益 メモリー向け低迷響く 日経 +3.90% 7/24 4063 信越化、今期純利益2%増 ウエハー値上げ浸透 日経 +2.18% 7/24 9984 米司法省、ソフトバンクグループ傘下のスプリントとTモバイルの合併承認へ 各紙 +1.00% 7/24 7201 日産自、4〜6月営業益9割減 人員削減積み増しへ 日経 +0.95% 7/24 2432 ディーエヌエ南場会長、100億円ファンドの出資先の半分を独立社員の企業に 日経 +0.95% 7/24 6594 日電産、3四半期連続減益 中国減速、晴れぬ業績 日経 +0.81% 7/24 7912 大日印、イベント事業に参入 アニメなど知財活用 日経 +0.76% 7/24 7751 キヤノン今期37%減益 10年ぶり低水準に 医療機器シフト道半ば 日経 +0.74% 7/24 2651 ローソン、食品ロス削減 実証実験、15万人が利用 日経 +0.37% 7/24 2705 大戸屋HD、米東部に積極出店 日経 +0.31% 7/24 3407 旭化成、吸音効果2倍の不織布 自動車向け、騒音規制拡大で需要 日経 +0.30% 7/24 2158 フロンテオ、新薬開発の情報、AIで効率収集 日経 +0.26% 7/24 9434 ソフトバンク自社株買い上限740億円 日経 +0.03% 7/24 2914 JT、「わかば」「エコー」など3銘柄終了へ 日経 +0.02% 7/24 8036 日立ハイテク、半導体装置の新工場 300億円欠け茨城に 日経 0.00% 7/24 4689 ヤフーがアスクル社外取再任反対 独立取締役不在に 各紙 0.00% 7/24 2678 -2.10% 7/24 3938 LINE、1〜6月期最終赤字266億円 スマホ決済投資膨らむ 日経 0.00% 7/24 7211 三菱自、4〜6月純利益67%減 北米販売が減速 日経 -0.19% 7/24 7181 かんぽ生命不正、外部から究明 調査委を設置 各紙 -0.27% 7/24 8604 野村など、ブロックチェーンで社債 来夏にも実用化 日経 -0.96% 7/24 4751 サイバー、19年9月期営業益4%減に上方修正 コスト構造見直し 日経 -1.12% 7/24 8771 イーギャランティ4〜6月経常1割増益 売掛債権の保証増加 日経 -1.31% 7/24 9501 東電HD(9501)、福島第2廃炉を表明 費用2800億円、上振れも 各紙 -1.36% 7/24 1803 清水建が洋上風力建設船 500億円投資 世界最大級、着工へ 各紙 -1.45% 7/24 9613 NTTデータ、潜在融資先をAIで予 日経 -1.48% 7/24 3950 ザパック、インドネシアに紙袋工場 脱プラ需要期待 日経 -2.34% 7/24 3825 リミックス仮想通貨流出、特損36億円、7〜9月期に計上 日経 -4.19% 7/24

ECB理事会、追加緩和の地ならしへ 先行き指針修正の公算大

NQNロンドン=椎名遥香、イラスト=たださやか 7月下旬は世界の市場関係者の注目が日米欧の中央銀行に集まる。先陣を切る格好の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会は25日だ。 ドラギ総裁が6月の講演で具体的な追加緩和策に言及し、市場では「利下げは時間の問題」との雰囲気が広がっている。金利引き下げが25日にすぐ決まるとの予想は今のところ少ないものの、政策のフォワードガイダンス(先行き指針)では追加緩和の道筋をはっきり示すとの見方が多い。 ドラギ総裁はポルトガルのシントラで開かれたECBの年次フォーラムの講演で、経済・物価を巡る情勢が改善しなければ追加緩和が必要になると発言。マイナス金利の深掘りや量的緩和の再開など具体策を挙げた。他のECB高官からも追加緩和に前向きな発言が相次いだ。ユーロ域内のインフレ期待の低迷だけでなく、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測など外部要因を背景にECBが今後、積極的な緩和策を打ち出す可能性は高まっている。 フォワードガイダンスでは現在、政策金利を少なくとも2020年前半まで「現状の水準」で据え置くとしている。市場では、その文言に「(現状の水準)またはそれ以下」などといった表現を加え、利下げの地ならしをするとの観測が支配的になってきた。量的緩和の再開の可能性に触れることも考えられる。地ならしをしたうえで「(四半期ごとの)経済予測を公表する9月に利下げを決める公算が大きい」(ゴールドマン・サックスのスベン・ヤリ・ステーン氏)というのが市場参加者の多数意見だ。 量的緩和の再開は利下げの後になりそうだ。ドラギ総裁はシントラで「まだかなり(証券)買い入れの余地がある」と述べたが、十分な購入余地を確保するには、銘柄や発行体ごとの買い入れ制限(国債の場合は発行額の33%まで)を緩めなければならない。流動性が高く買いやすい国債など、銘柄によっては既に現行基準の上限近くまで保有しているからだ。制限緩和でも欧州条約に違反しないかどうか、法的根拠を詰める時間を要するため、再開に踏み切るにはしばらくかかるだろう。 地ならしもそこそこに7月に利下げを決める可能性はゼロではないとして、市場ではユーロの売りやドイツ国債の買いに傾く投資家もいる。決定が9月に持ち越されればユーロ高・ドル安などでの反応がみられるかもしれない。ただ、フォワードガイダンスや総裁会見を通じて将来の緩和が意識される限り、ユーロ高や欧州国債の利回り上昇が持続する展開にはなりそうにない ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

世界の中銀ハトだらけ 強まる緩和期待、御指名ラガルド氏どう出る

世界の金融市場で中央銀行による緩和期待が一段と広がっている。 2日に豪州準備銀行(RBA)が開いた定例理事会で、政策金利を0.25%引き下げて年1.00%にすると決めた。2年11カ月ぶりに利下げした6月に続き、2会合連続で政策金利を過去最低水準に引き下げたことになる。一部では0.5%までの追加利下げがあるのではないかとの指摘もある。市場からは「みんなRBAのようにハト派になっていくのかな」(国内証券)と、FRBや欧州中央銀行(ECB)も金融緩和路線を強めるのではないかと期待する見方が出ていた。 マジックの後は?(Thierry Monasse/Getty Images) 欧州連合(EU)は2日、ブリュッセルで開いた臨時首脳会議で欧州中央銀行(ECB)総裁にフランスのクリスティーヌ・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事、EUトップの欧州委員長にドイツのウルズラ・フォンデアライエン国防相を指名した。これまで、ECBのマリオ・ドラギ総裁の後任にはタカ派のイェンス・バイトマン独連銀総裁が候補として取り沙汰されていたが、EUの政治力学によってトリシェ総裁以来となるフランス出身のECB総裁が誕生する可能性が出てきた。女性初のECB総裁誕生となる可能性もある。 エバコアISIは2日付のリポートで「ラガルド氏が総裁になれば、ユーロ圏の成長を促す上でより積極的な役割を果たすよう促す一方、金融政策は幅広くハト派に傾くだろう」と指摘した。その上で、9月のECB理事会は「ドラギ総裁による最後のハト派プレーとなりそうだ。10~15bpの利下げ、毎月300億ユーロの新規量的緩和(QE)プログラムの両方が行われる可能性があり、金融政策のフォワードガイダンスは過去のものと異なる措置が取られる可能性がある」と指摘した。ドラギ総裁が6月に追加緩和を示唆したのはECB総裁の後任人事を踏まえ、ハト派路線を継続させたい狙いがあったとされる。 一方、JPモルガンは2日付のリポートで「金融政策に関するラガルド氏の見解は余り知られていないが、我々は彼女は非常に安全な選択だと思っている」と指摘。正式な経済学の経歴を持たず、中央銀行勤務の経験もないわけだが、「フランスの財務大臣を務め、IMFでユーロ圏の危機、ギリシャ救済の対応にも深く関わってきた」と実績を評価。ドラギ総裁ほどハト派的かは不明としながら、IMFがECBの量的緩和(QE)や目標を絞った長期資金供給オペ(TLTRO)、マイナス金利などの政策を支持してきたことを踏まえれば、「考えが近いと思うのは安全で、方向に大きな変化はないだろう」ともみていた。米連邦準備理事会(FRB)だけでなくECBも緩和路線を強めるようだと、日銀としても何らかの緩和策を検討して円安・日本株高を促す施策に迫られるかもしれない。(片平正二) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】10日 ECB理事会、FOMC議事要旨、イオンなど決算

10日は内閣府が2月の機械受注統計を発表するほか、日銀が3月の企業物価指数を発表する。 欧州中央銀行(ECB)が理事会を開催する。米連邦準備理事会(FRB)は3月19~20日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表する。経済統計は、3月の米消費者物価指数(CPI)などが発表される予定だ。 【10日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 2月の機械受注統計(内閣府)   3月の企業物価指数(日銀)   3月の貸出預金動向(日銀) 15:15ごろ 黒田日銀総裁が信託大会であいさつ(都内) その他 2月期決算=ABCマート、ウエルシア、良品計画、ユニファミマ、イオン 海外 時刻 予定 0:50 クオールズFRB副議長が議論に参加(11日) 3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月19〜20日開催分、11日)   3月の米財政収支(11日) 7:45 クラリダFRB副議長が講演 20:45 欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表 21:30 ドラギECB総裁が記者会見   3月の米消費者物価指数(CPI) 23:30 米エネルギー省の石油在庫統計(週間) 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 3625 テックファム最高益 今期純利益2.6倍の6億円 日経 +6.39% 4/9 4902 AIがX線診断 コニカミノルなど開発へ 日経 +1.06% 4/9 6432 竹内製作所、前期純利益が19%増 欧米で建機好調 日経 +0.85% 4/9 6113 取引先も丸ごとIoT アマダHDと日立協業 日経 +0.33% 4/9 6501 +0.29% 4/9 7701 高血圧症の解析システム 島津など開発 日経 +0.30% 4/9 7270 SUBARU、「レガシィB4」国内生産終了 米国継続 日刊工 +0.16% 4/9 7201 日産自のゴーン元会長「陰謀」と主張 現経営陣に矛先 各紙 +0.13% 4/9 8411 みずほFG傘下のみずほ銀、AIで中小に無担保融資 日経 -0.28% 4/9 6178 日本郵政株追加売却へ 政府、民営化へ出資下げ完了 各紙 -0.46% 4/9 9437 NTTドコモ、IoT通信の新サービス 料金6割安 日経 -0.53% 4/9 9035 ウーバー、広島で配車開始 タクシー、第一交通などと提携 日経 -0.67% 4/9 9202 国交省、ANAHD傘下の全日空に業務改善勧告 日経 -1.03% 4/9 3086 Jフロント、今期純利益2%増 訪日客取り込む 関西など改装 日経 -1.25% 4/9 7013 IHI不正、供給網に影響も 航空部品、一部自主回収へ 各紙 -1.69% 4/9 8273 イズミ、前期純利益13%減 豪雨や改装費響く 日経 -1.73% 4/9 5938 LIXILグトップ人事問題 「取締役、創業家に遠慮」 各紙 -2.02% 4/9 8905 イオンモール、今期経常益3%増 新店が寄与 日経 -2.07% 4/9 8028 ユニファミマ傘下のファミマ、24時間見直し試行 各紙 -2.08% 4/9 8358 スルガ銀支援、4陣営交渉 ノジマは4.98%取得 各紙 -3.90% 4/9 7419 -0.74% 4/9

日独、マイナス長期金利つばぜり合い ドラギ総裁「利上げ先送りも」

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は27日の講演で、物価が上がらない状況が続くなら、利上げ時期を再び先送りする考えを示した。これにより独10年債利回りが低下し、マイナス0.82%となった。27日の日本の10年債利回りマイナス0.70%を下回り、2016年10月以来、およそ2年半ぶりに日独の長期金利が逆転した。 相対的に魅力が高まったことで日本の長期金利にはさらに低下圧力がかかりそう。28日の東京市場で日本の10年金利はマイナス0.90%をつけた。(池谷信久) ■日独の10年国債利回りのチャート ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

ドラギもヒヨった 年内利上げ断念で金利急低下、独は2年半ぶり低水準

欧州中央銀行(ECB)が利上げの先送りと銀行への新たな資金供給策(TLTRO3)を発表したことで欧州圏の国債利回りが急低下した。独10年債利回りは0.07%と2016年10月以来の低水準、仏10年債も同16年末以来の低水準となった。 ECBはこれまでの「少なくとも2019年夏まで」としていたフォワードガイダンスを「少なくとも今年の末まで」と19年中の利上げを断念、先送りするとした。また、20年6月に償還を迎えるTLTROⅡ(期間4年)を意識して、今年9月から期間2年のTLTROⅢの導入を発表した。これを好感して南欧国債の利回りも大きく低下した。 ■長期金利は急低下した(ドイツ=グラフ赤、フランス=黒) (薄いグリーンはECBのバランスシート) ECB理事会の結果を受け、金利低下により利ざやが縮小するとの見方からドイツ銀行が5%超の下落となった。スペイン銀行大手のサンタンデール銀行が3.51%安となったほか、BNPパリバやクレディ・アグリコルの下落率は3%を超えた。(丹下智博、中山桂一) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】13日 レオスの公開価格決定 ECB理事会 EU首脳会議 

13日は11月のオフィス空室率などが発表される予定のほか、5年物国債の入札が行われる。IPO関連ではFUJIジャパン(1449*J)、オーウエル(7670*J)が新規上場するほか、EduLab(4427*J)、リンク(4428*J)、ポート(7047*J)、ベルトラ(7048*J)、レオス・キャピタルワークス(7330*J)の公募・売り出し(公開)価格が決定する。 海外では欧州中央銀行(ECB)理事会の結果、11月の米輸出入物価指数などが発表される予定だ。   【13日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 対外対内証券売買契約(週間、財務省) 10:30 5年物国債の入札(財務省) 11:00 11月のオフィス空室率(国交省) 15:00 11月の投信概況   全銀協会長の記者会見 その他 東証2部上場=オーウエル   札証アンビシャス上場=FUJIジャパン 海外 時刻 予定 17:30 スイス中銀が政策金利を発表 20:00 トルコ中銀が金融政策決定会合の結果発表 21:45 欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表 22:30 ドラギECB総裁の定例記者会見   11月の米輸出入物価指数   米新規失業保険申請件数(週間) その他 フィリピン中銀が政策金利を発表   欧州連合(EU)首脳会議(〜14日) 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 6752 パナソニック、家電定額利用 視聴データなど収集 日経 +3.18% 12/12 6501 日立、送配電8000億円買収 スイスABBの部門 日経 +3.12% 12/12 9843 ニトリHD、営業益1割増 3〜11月、生活雑貨や家具好調 日経 +2.23% 12/12 2593 伊藤園、初の海外一貫生産 緑茶ブーム、豪にティーバッグ工場 産経 +1.79% 12/12 9007 小田急、最適移動手段検索アプリ 日経 +1.57% 12/12 7011 三菱重のボーイング機生産、MRJ製造と統合検討 宮永社長 各紙 +1.36% 12/12 2001 日本粉、アジアで唐揚げ粉増産 日経 +1.28% 12/12 9681 東京ドーム、18%減益 2〜10月最終、不動産収入が減少 日経 0.00% 12/12  

ECB理事会、焦点は緩和拡大の文言削除 米保護主義が様子見促す?

欧州中央銀行(ECB)は8日に開く定例理事会で、金融政策の現状維持を決める公算が大きい。焦点は声明で、量的な金融緩和の拡大を示す文言を削るかだ。 ドイツでは大連立協議がまとまった。イタリア総選挙は政治的な安定とはほど遠い結果になったにもかかわらず、今のところ金融・資本市場に混乱は見られない。ECBは経済・物価見通しの改善に沿ってゆっくりと緩和縮小にかじを切り、慎重に市場との対話を進めていくとの観測が増えている。 ■役割終えた「激変緩和措置」 今回削除が予想されているのは、量的緩和に関するフォワードガイダンス(金融政策の先行き方針)の下りだ。現在は条件付きながら「理事会は規模や継続期間の面で資産買い入れ計画を拡大する用意がある」と記している。毎月の購入額を800億ユーロから600億ユーロへ減らすことを決めた2016年12月、減額ショックを抑える目的で加わって以降、声明文に残ったままになっている。 この文言については既に1月、一部のメンバーから撤回を求める意見が出ていた。登場してから1年超がたち、激変緩和措置としての役割は終えたと考えられる。 市場参加者の多くも「買い入れ資産が慢性的に不足している状況を踏まえれば、どのみち緩和拡大は現実味に欠ける」(バンクオブアメリカ・メリルリンチ)と冷静だ。ECBがユーロ圏の見通しに自信を強め、市場で「もう要らない」との認識が広がっているのにあえて残す必要性は薄い。 ECBのクーレ専務理事が最近講演で語った内容も削除予想の根拠の1つだ。 クーレ氏は「タームプレミアム(期間が延びるほど高まる金利や相場の変動リスクに対して求められる上乗せ利益)の不当な拡大を招かず、資産購入から撤退できる」などと発言。そのうえで「ストック効果(中銀の保有資産の増加に伴う金融緩和効果)が分岐点を超えると、購入の量(フロー)を減らしてもタームプレミアムは抑えられる」と述べた。量的緩和政策と市場操作の現場責任者を務めるクーレ理事からのコメントだけに、ECBは緩和終了に明確に傾いたとマーケットでは受け止めた。 ■米通商政策やユーロ高が様子見促す? 一方、市場では「3月の理事会ではフォワードガイダンスを変更すべきかどうか話し合うにとどめ、決定は4月以降に先送りされる」との声も根強い。ドラギ総裁は1月の記者会見で「(フォワードガイダンスに関して)唯一議論したのは議論する必要性だ」などと答え、踏み込んでは議論していないと話していた。 ECBの腰が重いのは、中期的な景気やインフレ見通しに不確実性が高まってきたためだ。足元のユーロ圏経済指標は勢いが一服している。「(ECBの緩和縮小を前提にした)外国為替市場でのユーロ高が成長を妨げているのではないか」(CMCマーケッツのデイビッド・マデン氏)との指摘もあった。 ユーロ高が一段と進めば、輸入品価格の下落を通じて物価上昇を阻みかねない。米国の保護主義的な通商政策が欧米や米中との貿易摩擦に発展するようだと、ユーロ高との「ダブルパンチ」でユーロ圏の輸出に悪影響を及ぼすだろう。ソシエテ・ジェネラルのアナトーリ・アネンコフ氏は「市場はここにきて神経質になっている。資産買い入れ計画の方針変更の検討は時期尚早だ」とみる。 それでも市場では、ECBが4月までに量的緩和に関するフォワードガイダンスを何らかの形で変えてくると想定している。「リスクは、金融環境の不当な引き締まりを恐れて、小さな一歩ですらさらに遅れてしまうことだ」(ピクテのフレデリック・ドゥクロゼ氏)との声もあがっていた。タイミングを逸してインフレ対応などが後手に回る可能性も意識しておかなければならないというわけだ。進むにせよ止まるにせよ、ECBのさじ加減は難しい局面に入った。 ※8日のECB理事会後の声明発表は日本時間同日21:45の予定。同日22:30からドラギECB総裁が記者会見する。 【ユーロの対円、対ドルの値動き】 【日経QUICKニュース(NQN)ロンドン=菊池亜矢】 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

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