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新種乱立、止まらぬ「オルト離れ」 Zaif問題で心理悪化に拍車

仮想通貨市場でビットコイン以外の「オルトコイン」の需給悪化が続いている。ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれる仮想通貨技術を使った資金調達に伴うオルトの乱立でただでさえ需給が緩みやすくなっているところに、相次ぐハッキングによる不正流出問題で投資家離れが進んだ。そんな中で20日、国内で仮想通貨の不正流出が発覚。相場の先安観が改めて強まった。 仮想通貨交換会社のテックビューロ(大阪市)は日本時間の20日2時15分ごろ、運営する「Zaif(ザイフ)」に外部からの不正アクセスがあり、管理していたビットコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュが流出したと発表した。 ザイフでの被害額は現時点で約67億円相当とみられ、1月にコインチェックで起きた仮想通貨ネム流出時の約580億円と比べると規模は小さいが、投資家は敏感に反応し多くの通貨が売り込まれた。 ビットコインなど市場規模の大きい通貨に打診的な買いが入り、ビットコインは下落前の水準である1ビットコイン=6300~6400ドル台のレンジに戻っている。半面、小規模オルトコインの下げはきつい。情報サイトのコインマーケットキャップを見ると、オルトには週間の下落率10%超えのコインがごろごろしている。 「国内外で頻発する不正流出を受け、交換会社はとりわけオルトコインの取り扱いに慎重にならざるを得なくなった」。そう危機感を抱く市場関係者は多い。 海外では悪意を持ったマイナー(採掘者)がマイナーの少ないオルトコインを狙ってブロックチェーン(分散型台帳)を書き換えてコインを盗み出した事例が増えている。セキュリティー面で脆弱なコインには上場廃止になったものも現れた。 日本国内での仮想通貨交換業には金融庁への登録が必要でコインチェック事件後は事実上、登録停止となっていた。最近になって登録再開の可能性も噂されていたが今回の問題を受け、「金融庁による交換所の登録再開は先送りされかねない」とアルトデザインの藤瀬秀平チーフアナリストは危惧する。 取り扱う交換所が増えなければオルトコインの流通市場の裾野拡大は見込めない。仮想通貨の時価総額全体に占めるオルトの比率は5月以降は下がるばかりで、その裏返しでビットコインの比率が上昇。足元では55~58%程度と昨年12月以来の水準まで高まっている。 ICOが盛んなロシアやスイス、エストニアなどでは現在も新たなオルトコインがどんどん立ち上がっている。その種類は2000近くまで膨れあがった。 アルトデザインの藤瀬氏によると、仮想通貨の市場全体の時価総額はピークだった年初比で4分の1だが、コイン増加により、1通貨あたりの時価総額は6分の1まで減っている。オルトコインの大部分がほとんど取引されていない状況のようだ。投資家の「オルト離れ」が止まる兆しはみえない。 【日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥】 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

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日経平均は乱高下 市場はこう見た安倍3選の「来し方行く末」

20日投開票の自民党総裁選では安倍晋三総理が553票で3選を果たした。一方で石破茂元幹事長も254票を獲得した。開票結果が伝わった数分後、それまで堅調に推移していた日経平均株価は急速に上げ幅を縮小し下げに転じた。だが売りも続かず値を戻すなど乱高下が目立った。株、債券、為替の各市場関係者は総裁選の結果をどう受け止めたのか。QUICKデリバティブズコメント、エクイティコメントの取材からは次のような声が聞こえてきた。(タイムスタンプは記事の配信時間) 14:16 「進次郎効果が50票程度ですかね。結果だけ見ると石破さんの善戦ですが、進次郎効果含めですから分かりにくいですね。もっと売られると思ったのですが、意外に売られない。。。あ、さすがに少し売られてきましたね。石破さん30%以上得票しましたから、安部さんは思い切った内閣改造とかできなくなりましたね」(外資系証券トレーダー) 「石破陣営では200票が目標ラインであったので、今回の結果は大健闘といえよう。まずは3選で材料出尽くしとなる。また、マーケットは安倍首相の大勝で株高・円安を織り込んでいたので、 石破陣営の検討は株安・円高の方向への揺り戻しを促すことになりそうだ」(三井住友銀行チーフストラテジスト宇野大介氏) 「参院選前に憲法改正して、衆参の同日選挙だねー。発議は参院選前、同日選に国民投票もセットにしちゃうとか。憲法改正後の脱力感で出口戦略がおざなりになると、あまり市場を考えずETFの残高を調整すると怖いですね株式相場にとっては」(外資系証券トレーダー) 日経平均は開票後に乱高下。大引けは上げ幅をほぼ消した。   14:17 「ようやく外人あたりにこの結果の意味が伝わったようです」(トレーダー) 「石破氏は200票程度を目標としていたので、今回の得票数は健闘したということになる。金利へ直接の影響としては、石破氏はハト派的で、安倍氏は先日の発言の通り、出口意識となる。ただ、すぐにという話ではない。ただ、株安のリスクはある。金利には低下圧力がかかろう」 「日経平均株価はこの数日間で1000円超も上昇した。早くから自民党総裁選で安倍首相の3選は確実視されており、来年度に向けて財政出動への期待もじわり高まっていた。海外勢はショートカバーを入れてきたが、いったんは財政出動期待はある程度織り込んだとみている。今後は実際どのような財政出動がどれほどの数字として出てくるかではないか。今夏は天災が相次いだために国土強じん化を進める必要があり、建設株には追い風が吹くとみている」(ネット証券) 「総裁選での安倍首相3選は想定通りでサプライズなし。消費増税後の落ち込みを避けるために本予算や補正予算は規模が大きくなるでしょうが、いまは大きくポートフォリオを変える気はありません。建設株はもう大量に持っているし。中曽根政権や小泉政権、安倍政権が長く続いているのは景気が良く株価も上がったから。消費増税後の景気の落ち込みが一時的にとどまって国民の生活が安定していれば、安倍政権は続くと思います。政権の長さをx軸、株価上昇率をy軸にプロットすると正の相関が示されるという分析をたまに見ますが、説明変数yが株価(景気)で従属変数xが任期の長さであるのが事実だと考えています。そのためには海外経済の安定も必要なんですけどね」(外資系投資顧問)   14:18 「石破さんのかなりの善戦で、ポスト安倍の地位をかなり固めた形ですね。金融正常化が早まる?」(ヘッジファンド)   14:19 「結果が出た直後は日経先物も為替も金利もそれほど反応してませんでしたが、石破さんが善戦したということなら短期的には期待後退なんでしょうね。しかし日経平均株価は前日まで4日続伸してましたから、短期的には過熱感を冷ますのにちょうど良いのでは? 国内の政治情勢も重要ですが、今後は日米の新貿易協議や日米首脳会談、米中の貿易紛争など海外の材料に関心が向かうでしょう。安倍首相圧勝で週内に2万4000円に行くと思ったのですが、目先は日柄調整ですね」(国内証券)   14:22 「安倍首相のほとんどダブルスコアということで、金融緩和が続くことを背景に少しは円安に振れると期待していたのだがほとんど動かなかった。株価が少し下げたようだが、マーケットの評価としてはこれまでとなんら変わりはないということだったのだろう」(ソニーフィナンシャルホールディングスの尾河眞樹氏) ドル円相場の反応は限定的だった   14:23 「安倍首相3選で、今後は安倍さんの任期中に日銀の出口政策がどうなるかが注目ですね。黒田さんは19日の記者会見で物価目標の2%や政府との共同文書を変更する可能性を否定していましたが、今後は日銀事務方の力が強まることが懸念されます。若田部副総裁らリフレ派がどう対処できるかどうか注目です」(エコノミスト)   14:25 「自民党総裁で安倍晋三首相の3選は確実視されていたため、波乱はないという受け止めです。ただし、足元までに日経平均株価は急ピッチで上昇してきたため、いったん出尽くしとという形でしょうか。財政出動への期待は海外勢が前のめりに織り込んできたとみています。実際、今後どのような内容でどれほどの規模を見極める必要はあるとみています」(国内証券)   14:26 「確実視されていた安倍首相の3選が決まり、得票数もほぼ想定どおりでしょうか。外国人投資家にはわかりやすいネタですが、日経平均株価は5日間で約1000円の上昇、21日にはFFRが控えていることもあり、一旦は上昇一服と考えています。ただ、ここから売られるというよりは月末までは現在の2万3000円台後半を維持と予想。年末にかけては、政治の安定感、円安から企業の中間決算での上方修正をうけてしっかりした展開になりそうですね。PER14倍の2万4300円までは妥当?」(国内シンクタンク)   14:27 「石破陣営の健闘なのですがマーケットの動きは鈍い。なにかインプリケーションがないのか考えているのですがまったく思いつきません。すみません」(ストラテジスト)   14:29 「石破氏の得票数は大健闘だろう。ただ、これで安倍政権がレームダック化する訳ではない。材料としては1~2日で消化されよう。今後の政策運営で支持率がどうなるかが重要であり、今回の結果自体の影響は限定的だろう」(アロケーター)   14:30 「地方は五分五分。今日のところは売りですかね。ただアベノミクス、黒田緩和継続で日本株にはプラスなはずだ」(信託銀行)   14:31 「自民党総裁選で安倍首相の党員票が伸びませんでしたが、地方の景気が良くないということなんでしょう。アベノミクスは都市部の票田対策ですから・・・。地方といえば、関西生コン業界で逮捕者が出た影響が気になります」(外国証券)   14:32 「実は、朝会でも話題にならなかったくらい海外からの関心は薄かった。総裁選の結果は石破氏の善戦であたことから、少しは株価が売られてしまうのかと心配したが、ほんのわずかだった。」(モルガンスタンレーMUFG証券の債券ストラテジスト、杉嵜 弘一氏) 国債先物は結果判明後、ほぼ横ばいで推移した。   14:37 「結果自体に意外感はない。ただ、これで安倍首相は改憲を目指すことになる。ハードルは高く、それまでに株が下がるようなことは避けるはずだ。先週の安倍氏の『出口』発言が話題になったが、日銀への緩和圧力は変わらないだろう。日銀としては、これまで通り、『市場機能の回復』という建前で、長期金利の引き上げを模索することになろう」(ストラテジスト)   14:39 「党員票で石破氏が予想以上に善戦したね。安倍晋三首相の求心力低下には警戒かな。一方で、憲法改正よりも経済政策を打ち出すという期待は上がったのでは?地方での人気回復をしないといけないからね。相次ぐ天災もあるのでなんらかの対策は打ち出すでしょう」(国内証券)   14:41 「安倍さんの党員票が55%でしたので、来年の参院選、統一地方選は大丈夫なのか~と初動は売られたのでしょうが、だから何?って感じの戻しですね。個人的には二階幹事長が続投するのか注目しています。国土強靱化の推進役であり、建設業界に顔が利く大御所で、積極的にばらまいて下さる心強い方です。建設業界で人手不足が続いたことで、若年層の賃金上昇、就業改善、金融緩和の影響によらない賃金インフレに寄与したと思います。実は国土強靱化がアベノミクスの要だと思っています」(国内証券)   14:42 「今回の総裁選で状況が大きく変わるとは思っていない。ただ、リスクシナリオとして、デフレ脱却宣言なども想定する必要が生じたのかもしれない。また、三期目の最後のチャンスとして、安倍首相の軸足が完全に憲法改正に向かうようだと、国民の不人気な政策である消費増税を先送りするという可能性もないわけではない。ますます、日銀は動きをとれなくなってしまうのかもしれない」(メリルリンチ日本証券の大﨑秀一氏)   14:50 「石破氏は意外と健闘した。ただ、安倍氏の政権基盤は揺るがない。任期満了まで憲法改正や外交など、自分がやりたかったことに向けて突き進むことになろう。また、首相官邸前でデモなどが起こりそうだが、与野党逆転など起こる状況にはなく、影響は小さい。経済政策に対する関心は、いままでよりは低下しそうだ」(証券会社)   14:51 「石破氏の健闘が目立った。日経平均株価が瞬間的に下げに転じたのが象徴的だ。売り一巡後は値を戻してはいるものの、安倍陣営の圧勝で株高・円安、海外資金が流入するとの強気相場を期待することは難しくなったのかもしれない。安倍政権のレームダック化が連想される。足元の株式相場はラリーとなりそうだが、短期的なものとなってしまいそうだ」(三井住友トラストアセットマネジメントの押久保直也氏)   「予想通りとはいえ、緊縮財政志向だった石破さんをおさえられたのなら、とりあえずは日本株にプラスかと。消費増税凍結があればもっといい。政権に訴えていた若手議員たちには頑張っていただきたいです」(国内証券)   14:55 「一応はアベノミクスの信任が得られた形。結果発表直後に手仕舞いが出ましたが、石破氏が予想以上に善戦したのでややネガティブという捉え方があったのだと思います。安倍晋三首相の圧勝でない点は憲法改正に邁進するリスクが低減し、経済重視の政策になると期待できます。来年には参院選や統一地方選も控えていますし。きょうは朝方からアップサイドのコールオプションの売買が膨らんでいます。上値を見る向きは増えているのでは?」(国内証券)   14:56 「安倍首相3選となったものの、石破氏は、分水嶺の一つとされた200票を超え、安倍首相サイドが懸念していた250票まで伸びました。3選には変わりないので、この結果自体は、あまり金利には影響ないかもしれませんが、株式としては、期待していた部分があるでしょうから、「安倍首相圧勝→株高→金利上昇」が消えたという意味では、金利は上がりにくくなったかもしれません。勿論、安倍首相が勝ったことには変わりないので、先週金曜に安倍首相がおっしゃったように、『安倍首相の任期中に日銀緩和解除』というコメントが改めて出れば、意識されれば、金利は上昇方向かと思います。その際は、日銀ETF買入減額も意識されるので、株価は下がる方向かと思います」(野村証券の中島武信氏)   ※QUICKデリバティブズコメント、エクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物・現物株を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。

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相場転換点の「サインはVI」 日経平均、上昇基調入りも

大和証券は、今週18日の株式相場で日経平均株価と日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が同時に大きく上昇したのを受けて「相場の転換点を示唆している可能性がある」と指摘したリポートを公表した。 この日の上昇率は日経平均が1.41%で日経VIが3.54%だった。鈴木政博シニアクォンツアナリストは「日経平均の1%超の上昇とVIの3.5%以上の上昇が同時に起きる現象が、アベノミクス初期段階の2012年10月~13年4月に頻繁にみられた」と説明。鈴木氏は「あくまで過去の傾向」と前置きしつつ、09年以降で日経平均とVIの大幅な同時上昇は38回あり、その日から20営業日後の日経平均をみると上昇が32回、下落が6回で、平均の上昇率は+3.8%に達すると解説している。単純に今の株価に当てはめると、おおむね1カ月後に2万4300円ぐらいの水準が期待できる計算だ。 ※赤ラインは日経平均の上昇率が1%超でかつ日経VIも3.5%超の上昇となった日 QUICK端末で日経平均が1%上昇かつVIが3.5%上昇した日を調べると、18日以前では2017年の11月1日が該当した。この日から20営業日後にあたる12月1日の日経平均は11月1日より1.7%高かった。(中山圭一)   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

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米高配当銘柄から資金流出 長期金利3%超で魅力低下

19日の米国債券市場では長期金利が一時3.09%まで上昇し、5月に着けた直近最高値の水準である3.1%台が視野に入り始めた。半面、株式市場で売りが目立ったのが高配当銘柄株だ。低金利下で債券代替投資として着目されてきた公益や通信株の魅力が低下した。 公益セクターでは、時価総額の大きいネクステラ・エナジーが前日比4.27ドル(2.5%)安の169.17ドルで取引を終えた。予想配当利回りが5%を超えるサザン・カンパニーの終値は1.09ドル(2.4%)安の43.7ドルだった。4%台の利回りがあるデューク・エナジーやドミニオン・エナジーも2%前後下げた。 通信株も軟調だ。AT&Tは0.35ドル(1.0%)安の33.37ドルで取引を終えた。配当利回りは6%近くある。9%台の利回りがあるセンチュリーリンクの終値は0.42ドル(1.8%)安の22.74ドルだった。(今田素直) ※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

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やはり始まった? 中国の米国債売り 貿易戦争は金融摩擦のステージへ

18日に米財務省が公表したデータによると、中国の7月の米国債保有残高は1兆1700億ドルだった。2カ月連続の減少となり、1月以来の低水準だ。2017年8月(グラフ内の線①)に「米、中国に通商法301条検討、不公正貿易なら制裁も」と報じられて以降、米国債保有残高(グラフ赤)は減少傾向にある。米10年債利回り(グラフ青、逆目盛り)の推移とほぼ連動している。一方、その間のベルギーの米国債保有残高は増加しており、「中国+ベルギー」の保有残高は直近まで増加基調にあった。 ベルギーにはユーロクリア(国際決済機関)とスイフト(国際決済インフラ)があり、中国の減少分がベルギーに移管されているとの観測も根強い。しかし、7月のベルギー保有残高は4カ月ぶりの減少となった。 米中貿易戦争の深刻化を背景として、「ついに中国が米国債を売り始めた」との思惑が生じる余地がありそうだ。3%を超えた米10年債に一段の金利上昇圧力が生じることになりかねない。(丹下智博)    ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

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【朝イチ便利帳】20日 自民党総裁選の投開票、東京ゲームショウ開幕

 20日は20年物国債の入札のほか、自民党総裁選の投開票が行われる。IPO関連ではアズーム(3496*J)が新規上場するほか、Delta-Fly Pharma(4598*J)の仮条件が決定する。    海外では9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数や8月の米景気先行指標総合指数などが発表される予定だ。   【20日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 4〜6月期の資金循環統計速報 10:30 20年物国債の入札(財務省) 13:00 自民党総裁選の投開票(自民党本部から) 16:00 8月の主要コンビニエンスストア売上高(日本フランチャイズチェーン協会) その他 ゲーム見本市「東京ゲームショウ」が開幕(幕張メッセ、23日まで)   豊田自工会会長会見   東証マザーズ上場=アズーム 海外 時刻 予定 7:45 4〜6月期のニュージーランド国内総生産 16:30 スイス中銀が政策金利発表 21:30 米新規失業保険申請件数(週間)   9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数 23:00 8月の米景気先行指標総合指数   8月の米中古住宅販売件数 その他 6〜8月期決算=マイクロンテクノロジー   中国生活関連サイト運営の美団点評が香港市場上場   インド市場が休場 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 3048 ビックカメラ系ソフマップ 前期単独営業黒字に転換 日経 +2.07% 9/19 2501 サッポロHD、中国再参入 縮む市場、高級ビール投入 日経 +1.78% 9/19 7701 がん早期発見、事業化競う 島津や日立、血液尿を分析 低価格、普及のカギ 日経 +1.67% 9/19 6501 +1.99% 9/19 2201 森永、北米で「ハイチュウ」強化 21年3月期営業黒字化狙う 日経 +1.58% 9/19 9746 TKCの今期、営業益横ばい クラウド好調 日経 +1.46% 9/19 9792 介護、老いる中国に的 ニチイ学館など巨大施設 2億人ケア、現地勢も台頭 日経 +1.38% 9/19 4997 日農薬TOB、米株主反発 売却機会巡り溝 取引ルール見直しに一石も 日経 +1.24% 9/19 7203 再生エネファンド立ち上げ トヨタ出資、300億円規模狙う 日経 +0.84% 9/19 6758 ソニー系、プレステも小型復刻 当時の外観再現 日経 +0.45% 9/19 3050 DCM、5年ぶり減益 3〜8月営業 北日本の天候不順で 園芸用品の販売不振 日経 +0.09% 9/19 8591 オリックス、中国駐車場運営に出資 現地で協業 日経 +0.02% 9/19 9399 ビート、経営権争い激化 香港仮想通貨企業の提案に対抗 豪金融の出資案も提示 日経 -9.21% 9/19

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安川電(6506)は2%高、日本ハム(2282)は3%安 19日の夜間PTS

20日の株式市場で、地域新聞(2164)やテクノマセマティ(3787)が注目されそうだ。いずれも前営業日夜間の私設取引システム(PTS)で20日の基準値を大きく上回る水準で約定した。地域新聞の約定価格は基準値に比べ24.10%高、テクノマセマティは同21.19%高だった。また、主要銘柄では安川電(6506)が基準値を2.57%上回る水準で約定した。 <夜間PTSで基準値対比の値上がり銘柄> <9月20日 0時00分時点> 順位 コード 銘柄名 基準値比 売買高 (千株) イベント 1 2164 地域新聞 +24.10% 0.4 (9/19)空売り規制対象 東証 2 3787 テクノマセマティ +21.19% 1.9 (9/19)ストップ高 東証 3 3793 ドリコム +16.50% 8.9 (9/19)適時開示:主要株主の異動(予定)に関するお知らせ 4 1711 省電舎HD +13.14% 22.3 (9/19)ストップ高 東証 5 1435 TATERU +13.00% 571.4 (9/19)ストップ高 東証 6 9318 アジア開発 +11.11% 685.6 (9/19)空売り規制対象 東証 7 2373 ケア21 +7.50% 0.3 (9/19)配当修正 32.5円(2018/10) 8 8944 ランビジネス +6.98% 11.1 (9/19)ストップ高 東証 9 1446 キャンディル +5.35% 0.7 (9/19)適時開示:包括的業務提携契約の締結に関するお知らせ 10 7701 島津製 +5.11% 0.3 (9/20)がん早期発見、事業化競う 島津や日立、血液・尿を分析 低価格、普及のカギ(日経) 11 3469 デュアルタプ +4.96% 0.1 (9/18)年初来安値更新 東証 12 6584 三桜工 +4.75% 14.1   13 9927 ワットマン +4.43% 2.0 (9/18)年初来安値更新 東証 14 5341 アサヒ陶 +3.88% 19.7 (9/19)ストップ高 東証 15 3386 コスモ・バイオ +3.87% 0.2 (9/19)適時開示:iBody株式会社との業務提携に関するお知らせ 16 3545 デファクト +2.72% 0.2 (9/19)配当修正 5円(2018/09) 17 6506 安川電 +2.57% 0.3 (9/19)安川電が大幅高 中国関連が軒並み上昇、空売りの買い戻し観測も(NQN) 18 8308 りそなHD +2.51% 0.7   19 2158 FRONTEO +2.46% 0.3   20 4390 ips +2.38% 0.5 (9/19)ストップ高 東証 そーせい(4565)やMV北海道(7465) も注目されそうだ。いずれも前営業日夜間のPTSで20日の基準値を下回る水準で約定した。そーせいの約定価格は基準値に比べ21.07%安、MV北海道は同16.36%安だった。また、主要銘柄では日本ハム(2282)が基準値を3.19%下回る水準で約定した。 <夜間PTSで基準値対比の値下がり銘柄> <9月20日 0時00分時点> 順位 コード 銘柄名 基準値比 売買高 (千株) イベント 1 4565 そーせい -21.07% 66.0 (9/19)そーせいストップ安気配 認知症薬の開発を中断(NQN) 2 7465 MV北海道 -16.36% 0.1 (9/11)適時開示:平成30年北海道胆振東部地震の影響に関するお知らせ 3 4923 コ タ -10.24% 0.1   4 3632 グリー -8.48% 10.4   5 8704 トレイダーズ -4.41% 0.5 (9/14)適時開示:外部調査委員会の調査報告書(最終)の受領に関するお知らせ 6 6696 トランザス -3.90% 0.1 (9/18)空売り規制対象 東証 7 7545 西松屋チェ -3.52% 1.5 (9/19)業績下方修正 半期純利益28.15億円→20.62億円 8 2282 日本ハム -3.19% 0.3 (9/14)食肉関連が小幅安 豚コレラで個人が連想売り(NQN) 9 3415 トウキョベース -3.01% 0.8   10 2929 ファーマフーズ -2.55% 4.7 (9/18)ストップ高 東証 11 1853 森 組 -2.53% 0.1   12 8789 フィンテック -2.30% 222.2 (9/19)適時開示:ムーミンバレーパークの固定資産の譲渡及びリースによる賃借に関するお知らせ 13 6192 HyAS&Co. -2.27% 0.2 (9/19)空売り規制対象 東証 14 6753 シャープ -2.23% 0.2 (9/13)目標株価下げ モルガン・スタンレーMUFG証券 3,200円 → 1,800円 15 6740 JDI -2.19% 0.1 (9/13)目標株価上げ クレディ・スイス証券 145円 → 150円 16 2693 YKT -1.94% 0.1   17 3782 DDS -1.91% 0.1 (9/13)年初来安値更新 東証 18 4287 ジャストプラ -1.91% 2.3 (9/19)ストップ高 東証 19 3758 アエリア -1.90% 0.4 (9/14)適時開示:主要株主の異動に関するお知らせ 20 8462 フューチャーVC -1.85% 0.1 (9/13)適時開示:連結子会社への一部事業譲渡に関するお知らせ ※「寄り前ランキング」は、QUICK AI速報としてQr1などQUICKの情報端末でニュース配信中。QUICK Knowledge特設サイトは、QUICKの情報端末でご覧いただけます。

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4日で1000円↗ 日経平均、年初来高値が視野に 海外勢と個人どう動いた

19日の日経平均株価は4日続伸し、前日比251円98銭高の2万3672円52銭で引けた。4日間の上げ幅は合計で1067円となった。一時は2万3842円まで上昇し、1月23日に付けた年初来高値(2万4124円)すら視野に入れかけた。気になるのは海外投資家の動きだ。また日本の個人投資家はどうしているのか。先行きの予想も交錯する中、QUICKデリバティブズコメント、エクイティコメントの取材では次のような指摘が聞かれた(タイムスタンプは記事の配信時間)。 08:26 「海外勢が日本株を買う理由はいくつかあると思います。1つは欧州との比較。主要国のファンダメンタルズはセンチメント系の指標などを見ると低下傾向にあります。米国との貿易摩擦の影響が出る前から既に景気の先行きに不透明感が漂い始めました。これに対し日本の方がまだマシ、という観点があると思います。加えて日本独自の材料もあります。夏場には自然災害が相次ぎました。これを目の当たりにした外国人は、国土強じん化を進める必要性を感じ取ったようです。実際の海外投資家ヒアリングでも強じん化をポジティブとする声は半数を超えてきました。さらに外国人労働者の拡大です。過去数年で増加が顕著ですが、外国人投資家からするとボトルネックの解消から日本の景気拡大シナリオが描けるようになりました。これに政治の要素も加わります。自民党総裁選後から安倍首相が経済対策の具体的な規模感を明らかにしていく可能性があります。それもかなりの規模になると見込まれます。オリンピックまで景気拡大を継続させるとの方針に強じん化も加わります。チャート上の節目を上抜けたというテクニカルな要因もあって日経平均株価はひとまず2万4000円を試す展開になると想定しています」(パルナッソス・インベストメント・ストラテジーズの宮島秀直氏) 09:26 続伸して始まった19日の日経平均株価。市場では「生保などの機関投資家が期末の決算対策で貸株返却を要請していて、空売りの買い戻しを誘発している」(投資会社)との見方があった。 10:05 「先物は手口から海外勢が買い戻しを進めている様子がわかるが、現物でもロングオンリーなどの資金が入っているとの声が多い。東証1部の売買代金が前日から大きく伸びており、海外勢が本格的に日本市場に舞い戻ってきたとみられる。5月以降4カ月間に米国株一強の構図で日本株は出遅れている。海外勢の資金のアンワインドが続き、しばらく日本株は上値を追うと想定している。一方、国内の機関投資家は急ピッチな相場上昇に出遅れているはずだ。1日2~3件は投資家訪問をするが、このところほぼ100%の割合で『9月はイベントがあるから動けない』という話ばかり。9月末に向けて2万3000円の壁を乗り越えられないと想定していた投資家も多かった。国内勢が海外勢に隙を突かれた形ですね」(国内証券) 10:14 「先物主導の感が強いですよね。あまり物色の広がりが見られない中、ファーストリテイ(9983)やソフトバンクG(9984)といった値がさ株が妙に強いため指数的にはバリュエーションが上がっている感があります。日本はあす20日の自民党総裁選を受けて一段高があるのか、米国は25~26日に米連邦公開市場委員会(FOMC)という一大イベントをこなしてナスダック指数が最高値を再び更新できるかがポイントになりそうですね。ドル円が112円台に乗せてきたので、外株の手数料が少し増えるのは好ましいですが、ネットフリックス(@NFLX/U)などの主力銘柄が戻し切れていないのが気がかりです」(国内証券) ※昨年末を起点にした日経平均、米S&P500、ユーロストックス600の推移。日経平均が急速にキャッチアップしている   12:38 通常は逆張り傾向のある個人投資家が一段の相場上昇を見込み始めた可能性がある。SBI証券が公表している店内売買動向で19日午前、日経レバ(1570)が買い越しとなった。きょうは売りが164億3451万円に対し、買いが168億7327万円と小幅ながら差し引き買い越しとなった。前日18日の同証券の売買動向では日経レバは350億4537万円の売りに対して買いが296億639万円にとどまり、差し引き売り越しとなっていた。 12:44 「昨日はコールの売りも結構、入っていたみたいだね。今朝はボラティリティのストラドルの買いがあったようですよ。ここまで上げてくると日本株を買わなくてはならない外国人投資家もいるみたいです。それにしてもサプライズ。強すぎ。最近、ベア転したばかりなのに。周囲ではあまり明るい話を聞きませんよ。特に不動産については急に売り需要が膨らんでいるとか。アジア系マネーがオリンピック前に売り抜けたいようです」(外資系証券トレーダー) 12:54 「ちょっと前場に外出して戻って来たら、後場一段高していて驚きました。2万4000円まではスカスカですから、一気に行けますかね?」(国内証券) 日経先物の年初来の価格帯別売買高を見ると2万2500円近辺が突出して多かった一方、2万3500~2万4000円の価格帯は他と比べて商いが少ない真空地帯となっているのが分かる。 12:56 「日経平均株価は節目の2万3000円を抜けましたが、個人投資家はまったくついていけません。安川電といった中国関連、三井金といった市況関連が上がらないから。これらの銘柄につかまったままです。基本的には流れがひっくり返っただけではないでしょうか。先月まで強かったインド株が下落基調にあるし、昨日はソフトバンクGやファストリが弱かった。ヘッジファンドがポジションを入れ替えているだけでしょう。それでも個人的には強気です。明確にトレンドが変わったと言い切るまでにはまだ材料が不足してますけどね。。。。きょうは引け後から若手の営業マンを引き連れてお客様のところへうかがう予定です。まずはお話を聞かないと・・・」(中小証券幹部) 13:02 「やはり少し雰囲気が変わったように感じる。業者間取引で先週末から10月限権利行使価格2万4000円コールにトータル1万枚の買い注文が入った。合計規模としては珍しいサイズではないが、複数の投資家が数千枚単位で買いを入れていた。アップサイドをみている投資家が増えてきたという証左でしょう。現物も商い増えてきましたね」(邦銀) 13:34 「個人的に相場の見通しは弱気だったんですが、ここまで一気に上げてきたのできょう401Kの日本株比率を5割ほどに落とす注文を出しました。約定までタイムラグがあるのですが、頭と尻尾はくれてやる、金持ちケンカせず(お金持ってませんけど)の精神で、いったん利食うところと判断しました。10月1日からタバコ増税が始まりますし、来年の消費増税に向けては様々なものが値上がりするんでしょうね。日銀の金融政策は現状維持でしたが、株も強いし、増税だし、インフレになるんでしょうか? 相場が強すぎてきょうはやる気が無くなったので、定時で帰ります」(国内証券) 13:45 日経平均株価は後場一段高となり、年初来高値(1月23日、2万4124円)の更新も視野に入った。オアンダのアジア太平洋地域トレーディング責任者、ステファン・イネス氏は「米中の関税の問題が想定ほど市場に悪影響を与えないとの見方から、世界でリスク・オンの流れになっている。円相場が下落したことも、日本の株価の押し上げ材料となっているのだろう。トランプ減税や米経済の強さなどを背景にした大きな資金還流があり、多くの海外投資家は米国市場に押し寄せているため、日本の投資家が日本株買いに動いているの面もあるのではないだろうか。しかし、日本経済は上向き始めており、米国の投資家はすぐにでも日本株に目を向けるだろう」と話した。   ※QUICKデリバティブズコメント、エクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物・現物株を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。

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株高の陰で進む波乱への備え 低リスク株選好、「ゆがみ」も増幅

「岩盤」にも思えた2万2300円の壁を何とか突き抜けた後、株高の勢いが増したように見える。19日午前の日経平均株価は前日比300円を超える上げ幅となった。前日の米国の主要3指数の上昇、円安ドル高、さらには政策期待を背景に、腰の据わった日本株買いは投資家の安心感を誘いやすく、目先の不安材料は見当たらない。ただ、少しずつ潮目の変化を感じさせる動きがあることにも注意は必要だろう。 大幅高の18日は、一般的に相場の上昇局面で上げやすい銘柄の出遅れが鮮明だった。電子部品、機械などの多くは値下がりし、マネーが向かっているのはリスクが小さい銘柄だ。KDDI(9433)やリンナイ(5947)、花王(4452)、小林製薬(4967)、テルモ(4543)といった、毎年増配を続けている銘柄の上昇が顕著だった。配当を継続的に増やす企業は、安定して業績が成長している、または株主還元に積極的な姿勢をとっている、のどちらかで、株価が大崩れしにくい。 こうした傾向は9月に入り続いている。株式相場とどの程度連動するかを測るベータ値という指標がある。相場全体が1%変動したときベータが1なら1%の値動きとなる。2なら2%、0.5であれば0.5%で、値が小さいほど相場の動きに左右されにくい。相場が大きく上昇する場面では追いついていけないが、下げ相場では損が小さくて済む特徴がある。時価総額1兆円以上の大型株を対象に、ベータと対TOPIXのパフォーマンスを比べたところ、ベータが低いほどTOPIXをアウトパフォームしやすく、ベータが高いほどアンダーパフォームしやすい、との結果になった。 野村証券が算出する、ベータが低い50銘柄で構成する指数「低ベータ50」をみると、前月末から18日までで3.6%上昇。ベータが高い30銘柄で構成する「高ベータ30」の0.6%高を大きく上回る。 ■高ベータ30(グラフ赤)と、低ベータ50(グラフ青)の推移 (8月末を100として指数化) この動きは、何も日本だけの特徴ではない。値動きが大きいハイテク株の影に隠れているものの、米国でも同様の傾向があるという。「世界で起きる低リスク株へのシフトは、金融引き締め局面から利上げ最終局面にみられる『いつものパターン』」(野村証券)。米国の利上げサイクルや過去の類似局面分析などをもとに判断すると、低リスク・クオリティ重視の局面が続く可能性がある、という。 ■S&P500指数の業種別株価騰落率(%、8月末と9月18日の終値を比較) 米国市場では、将来の大きな価格変動に備えるオプション取引が増えると上昇する「スキュー指数」がじわじわ上昇。現物株の値動きとあわせて見ると、少しずつ”万が一”に備える動きも広がっているように映る。 ■CBOEスキュー指数=グラフ青とVIX指数=グラフ赤 株高に沸く市場で、ひっそりと進む波乱への備え。大きな値動きで日々上げ下げを繰り返すハイテク株や指数への寄与度が大きい値がさ株の動きに一喜一憂しているだけでは、どこかのタイミングで足をすくわれるかもしれない。(松下隆介) ※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

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「日銀文学」と「日銀時間」 きょうの決定会合、無風との見方

2013年春に黒田東彦総裁が就任して以降、金融政策決定会合の結果公表時刻の平均は12時18分となっている(黒田総裁が国会出席のため中断した14年10月の会合を除く)。 16年9月の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」導入など、重要な政策変更があった時の終了時刻は遅い。 「現状維持で展望リポートの公表なし」「現状維持で展望リポートの公表あり」「政策変更あり」の平均は、それぞれ12時2分、12時23分、13時3分だった。19日の決定会合では「現状維持」がコンセンサス。「展望リポート」の公表もなく、昼前に終わる可能性もある。(池谷信久) 過去の決定会合結果公表時刻・決定内容  (◎は展望レポート、○は中間評価) ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

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【朝イチ便利帳】19日 日銀会合の結果公表、黒田総裁会見 8月の貿易統計

19日は日銀金融政策決定会合の結果が公表となり黒田総裁が会見を開くほか、財務省が8月の貿易統計を発表する。また、IPO関連ではCRGホールディングス(7041*J)の仮条件が決定する。 海外では、8月の米住宅着工件数、4~6月期の米経常収支が発表予定だ。 【19日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 8月の貿易統計(財務省) 14:30 鈴木日証協会長の記者会見 15:00 三村日商会頭の記者会見 15:00ごろ 9月のESPフォーキャスト調査(日本経済研究センター) 15:30 黒田日銀総裁が記者会見 16:00 8月の訪日外国人客数(日本政府観光局) その他 日銀金融政策決定会合の結果公表 海外 時刻 予定 17:30 8月の英消費者物価指数(CPI) 21:30 8月の米住宅着工件数   4〜6月期の米経常収支 23:30 米エネルギー省の石油在庫統計(週間) その他 タイ中銀が政策金利を発表   ブラジル中銀が政策金利を発表 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 9432 NTTなど16社連合、モデル開発 サイバー損害、事前算定 日経 +3.60% 9/18 7205 日野自VW、電動技術で連携 EVトラックで巻き返し急ぐ 日経 +3.58% 9/18 2296 伊藤米久HD、一転減益 今期最終、物流費高騰響く 日経 +1.97% 9/18 7201 ルノー日産自三菱自、グーグルと提携 車に「アンドロイド」搭載、21年以降の新型車に 日経 +1.32% 9/18 7211 +1.57% 9/18 9503 関西電、今期純利益8%減 日経 +1.09% 9/18 9843 ニトリHD、営業益最高 3〜8月、2年ぶり 冷感寝具が寄与 日経 +0.66% 9/18 3391 ツルハHD、純利益3%増 6〜8月期最高、初の2000店超え 日経 +0.66% 9/18 9064 ヤマトHD傘下のヤマト、週3日勤務可能に 育児介護と両立しやすく 日経 +0.63% 9/18 3382 セブン&アイ、アプリ500万人超 配信3カ月、クーポン配布 日経 +0.40% 9/18 8473 SBI 個人向けFX、海外でも開始 日経 +0.31% 9/18  

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リクルートHD(6098)は2%高、三菱ケミHD(4188)は1%安 18日の夜間PTS

19日の株式市場で、アサヒ陶(5341)やTATERU(1435)が注目されそうだ。いずれも前営業日夜間の私設取引システム(PTS)で19日の基準値を大きく上回る水準で約定した。アサヒ陶の約定価格は基準値に比べ21.01%高、TATERUは同14.00%高だった。また、主要銘柄ではリクルートHD(6098)が基準値を2.02%上回る水準で約定した。 <夜間PTSで基準値対比の値上がり銘柄> <9月19日 0時00分時点> 順位 コード 銘柄名 基準値比 売買高 (千株) イベント 1 5341 アサヒ陶 +21.01% 1.6 (9/18)ストップ高 東証 2 1435 TATERU +14.00% 379.6 (9/18)TATERUが買い気配 融資資料改ざんで再発防止策(NQN) 3 4833 ぱ ど +9.23% 0.7 (9/18)株式交換(親会社) 発表日 4 3580 小松精 +8.19% 9.3   5 8944 ランビジネス +8.00% 0.1 (9/18)自社株買い(枠設定) 発表日 6 4356 応用技術 +7.89% 4.5 (9/18)ストップ高 東証 7 6904 原田工業 +7.72% 5.9 (9/18)東証、2部の原田工業を1部に指定 25日付(NQN) 8 3486 グロバルリン +6.48% 1.4 (9/18)配当修正 12.5円(2018/12) 9 2820 やまみ +6.09% 0.3 (9/19)所属部変更(他) 変更日 東証 10 1711 省電舎HD +5.98% 4.0 (9/18)適時開示:再発防止策のお知らせ 11 9842 アークランド +5.12% 0.3 (9/18)2Q決算 経常利益 5.2%増 12 4591 リボミック +4.91% 1.5 (9/18)適時開示:『人工知能技術を用いた革新的アプタマー創薬システムの開発』のCREST採択のお知らせ 13 3677 システム情報 +3.61% 1.8 (9/18)東証、ジャスダックのシステム情報を市場2部に変更 9月25日付(NQN) 14 4308 Jストリーム +3.60% 0.7   15 3048 ビックカメラ +3.41% 0.1   16 2315 カイカ +3.41% 4.5 (9/13)業績下方修正 通期営業損益10.4億円→-3.6億円 17 7719 東京衡機 +2.86% 1.6 (9/14)ストップ高 東証 18 6387 サムコ +2.71% 2.3 (9/10)通期決算 経常利益 5.0倍 19 6628 オンキヨー +2.62% 4.6 (9/19)第三者増資(単独) 払込日 20 3652 DMP +2.39% 0.3   そーせい(4565)やサムティ(3244) も注目されそうだ。いずれも前営業日夜間のPTSで19日の基準値を下回る水準で約定した。そーせいの約定価格は基準値に比べ21.93%安、サムティは同17.50%安だった。また、主要銘柄では三菱ケミHD(4188)が基準値を1.72%下回る水準で約定した。 <夜間PTSで基準値対比の値下がり銘柄> <9月19日 0時00分時点> 順位 コード 銘柄名 基準値比 売買高 (千株) イベント 1 4565 そーせい -21.93% 8.6 (9/18)適時開示:ムスカリンM1作動薬HTL0018318に関するお知らせ 2 3244 サムティ -17.50% 30.6 (9/19)現引き停止 開始日 東証 3 8927 明豊エンター -14.57% 134.0 (9/18)明豊エンターが売り気配 減益見通しを懸念、19年7月期(NQN) 4 8905 イオンモール -12.56% 0.1   5 2453 JBR -10.53% 0.4 (9/18)配当修正 11円(2018/09) 6 6551 ツナグS -9.96% 1.1 (9/18)業績下方修正 通期純利益1.59億円→9,000万円 7 4923 コ タ -9.96% 0.1   8 4686 ジャストシステ -8.36% 18.8 (9/18)ストップ高 東証 9 7748 ホロン -7.20% 0.1 (9/18)空売り規制対象 東証 10 8202 ラオックス -6.58% 0.1   11 3205 ダイドリミ -5.76% 0.1 (9/13)年初来安値更新 東証 12 6069 トレンダーズ -5.61% 12.1 (9/18)ストップ安 東証 13 6977 抵抗器 -3.36% 0.1   14 4588 オンコリス -3.23% 0.3   15 4585 UMNファーマ -3.17% 0.4   16 3053 ペッパー -3.05% 0.1   17 5856 東理HD -2.67% 1.0   18 4579 ラクオリア -2.61% 2.2   19 2134 サンキャピタル -2.55% 0.4   20 9425 日本テレホン -2.50% 0.2 (9/18)空売り規制対象 東証 ※「寄り前ランキング」は、QUICK AI速報としてQr1などQUICKの情報端末でニュース配信中。QUICK Knowledge特設サイトは、QUICKの情報端末でご覧いただけます。

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「鉄の天井」突破してなお疑心暗鬼の声  日経平均2万3000円台は本物か

  18日の日経平均株価は3日続伸。上げ幅は前週末比325円と大きく、長らく上値の節目とされていた2万3000円を一気に突破し2万3420円54銭で引けた。ただ、取引時間中から主体の見えない買いに市場は疑心暗鬼。QUICKデリバティブズコメント、エクイティコメントの取材で、こんな指摘が聞こえてきた(タイムスタンプは記事の配信時間)。 10:48 「日本時間朝方に米国が中国に対する制裁関税第3弾を発表し、米株先物のみならずアジア株全般も小安く推移しているが、日本の株式相場だけ反応が異なっている。基本はポジションのアンワインドでは? 前週末には海外勢が先物買いを進めた様子が手口で確認できていた。年初からの累計で海外勢は先物を大幅に売り越しているため、依然買い戻しを進めているということではないでしょうか。いつまで続くかというのは判然としませんが……」(国内証券)   10:52 「強い理由はよくわからないね。示唆するようなフローが見えてないから。9月末の中間決算企業の配当を再投資に回す需給を考えると、売り方が見送り姿勢なのかもしれない。それにしたって強い。腰の入った買いにも見える。国内機関投資家がこのように買いを入れてくるとも思えないし。外国人かなー。自民党総裁選で安倍総裁の圧勝を織り込み始めたのだろうか。海外勢はこういうテーマ、好きだからね。年初に大量に売った後、ポジションを穴埋めしてないよね。このまま年末を迎えるとも考え難い。買いの入り方を見ていると短期筋ではない。CTAではないよね」(外資系証券トレーダー)   11:05 「ブローカー各社の動向を聞くとオーバーナイトオーダーがそれなりに多いとの話。ロングオンリーが売りを出したという話もある一方でパッシブの買いが入っている様子。個別でも売り買いともに規模の大きいオーダーがあるようで、半導体の一角には売りが出ている一方で医薬品には買いが入っているもよう。全般的にはショートカバー中心ではないかとみられますが、海外勢が戻ってきた形でしょうか」(投資顧問)   11:17 「強いですね。国内の地銀などはやはりETFの売りが多い。ただし、個別で下げを拾うような買いオーダーもありますね。売り一辺倒という形ではない形ですが、基本は静かです。指数の上昇に比べると体感温度は低い状況です」(トレーダー) 11:28 「株価指数先物はショートポジションがややあきらめの買い戻しを入れていると聞きました」(投資会社)。日経平均株価が2月上旬に開けた窓を埋めるなど上昇基調が強いものの市場関係者は困惑を深めるばかり。アジア市場では上海総合とジャカルタが上げているが台湾や香港は下落するなどまちまち。「変な動きですね」との声が増えている。 日経平均は節目の2万3000円を突破   12:06 「可能性は高いよね」(外国証券)。日経先物は東証昼休み時間中に310円高の2万3280円まで上昇し、上げ幅を300円以上に広げて堅調な展開となっている。日経平均株価が273円上昇した前週末14日の先物手口では、G.サックス証とクレディスイスが両先物を大きく買い越していた。きょうも強い展開となっているが、市場の見立て通り、海外勢とみられる買い方が引け後の手口で確認される可能性は高いのだろうか?   13:11 「上昇相場のマグマはたまっていましたよね。何度となく2万3000円をトライして突き返されていたから。ただ、ファンダメンタルズに依拠するロングオンリーの投資家などはまだ動いていないと思います。むしろいまだにリスクを落としたいと考えているくらいだから。足元では、短期筋が一堂に会してショートカバー、そして新規のロングに入っているのだと思います。相場の景色が変わったかって? ちょろっと変わった程度じゃないですか。ファンダメンタルズ系の人たちが入ってくるのは1月の高値、2.4万円突破の局面。そこまではまだ。気を付けたいのは11月の米中間選挙。意外に選挙後もトランプさんは中国などに強硬姿勢を示す可能性もゼロではない。こうなると投資の前提が崩れます。米株からダレますね」(外資系証券トレーダー)   13:20 「上げ方が尋常じゃない。誰が買っているか、噂も出ていません。先物のショートカバーであれば買い戻して終了、となるが、売りを吸収して淡々と買い上げている印象。ここまで相場が上がるといったん売りを出したいが、何も材料がない中で上がり続けており、売り崩すのも怖い」(外資系証券セールス)   13:37 「今月は25日が配当権利付き最終売買日、翌26日が配当落ち日。25日の大引け値、もしくは26日寄り近辺では、日経平均型で1000億円強、TOPIX型で3300億円程度、JPX日経400型で400億円ほどの配当の再投資需要が想定される。合計では約4700億円となるが、MSCI型も含めればさらに膨らむ。7000億円程度まで膨らむ可能性もある」(トレーダー)   13:38 CMCマーケッツのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏(在シドニー)は18日、日経平均株価の大幅上昇について「14日に上値メドだった2万3000円を上回り、強い『買い』のサインが出た。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことも、株価を押し上げた。(25%でなく10%にとどまった)トランプ関税も、中国や米国で事業展開する日本企業への買い材料になったのだろう」などと語った。   13:58 「2012年のアベノミクス当初や17年の衆院選前のような買われ方をしている印象を受けます。短期マネーではなく、欧州年金などリアルマネーの買いが積水ハウス(1928)やテルモ(4543)、キヤノン(7751)、住友商事(8053)などに入っているようです。安倍晋三首相の3選がほぼ確実となり、消費増税の延期を含めた政策期待があるようです」(市場関係者)   14:20 「強いですね……朝からの切返しにはびっくりしました。先週前半にモルガン・スタンレーが、GAFA調整でその資金が日本株に向かうとのNoteを出して、その通りになってますね……」(ヘッジファンド)   ※QUICKデリバティブズコメント、エクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物・現物株を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。

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ランド、レアルへの警戒感強く 広がる新興国不安 月次調査<外為>その2

新興国通貨の先安観が強まっている。QUICKがまとめた9月の月次調査<外為>によると、南アフリカのランドやロシアルーブル、ブラジルレアルが対円で下落すると予想している市場関係者(金融機関の外為担当者)が目立つ。米国発の世界的な貿易摩擦が経済基盤の脆弱な新興国通貨を狙い撃ちし、米利上げ路線による資金流出に拍車がかかるとの見方が広がっている。 中でもランドについては、半年先に下落しているとの予想が70%台後半と、2011年の調査開始以来の最高となった。「上昇する」から「下落する」の比率を差し引いたDIはマイナス67。ランドについては「南アの対外赤字、対外債務が大きく、経済成長ペースは低水準。米国との政治的な対立もあり、下落懸念が根強く残る」(証券会社)という。 ブラジルレアルの下落予想も61%と、上昇予想の10%を大きく上回った。国際通貨研究所の武田紀久子主任研究員は、「10月7日に迫る大統領選は『ブラジルのトランプ』と呼ばれ、過激な発言で知られる右派のボルソナロ下院議員が刺傷されるなど混迷化している。加えて輸出相手国第3位のアルゼンチンが国際通貨基金(IMF)の融資を受けるなど通貨不安のきっかけになりうる要素が多い」と指摘。レアルの先行きについて、タービュラントな(値動きの荒い)展開を覚悟する必要があるという。   米国との貿易戦争まっただ中の中国の人民元はDIがマイナス50と、人民元の切り下げを機に中国株安が進んだ「人民元ショック」の16年以来のマイナス幅に拡大した。「トルコリラ、南アランドなどの下落は、国内個人投資家の外為証拠金取引(FX)がボラティリティを拡大している」との見方も出ていた。(QUICKナレッジ開発本部)   ※QUICKでは株式や債券、外為部門などの市場関係者を対象に毎月、足元の景気や相場動向についてアンケートを実施。結果を「QUICK月次調査」として各部門ごとに公表しています。Qr1などQUICKの情報端末では月次調査の詳細とヒストリカルデータをご覧いただけます。

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新興国不安の深まり次第で「米利上げ見直し」4割 月次調査<外為>その1

乱高下するトルコリラをはじめ新興国の通貨不安がなかなか収まらない。QUICKと日経ヴェリタスが共同で実施した外国為替市場関係者への調査によると、通貨不安が一段と深刻になった場合、米国は金融政策を見直し、利上げペースにブレーキがかかるとの見方が4割超に上った。 月次調査は10~12日に実施し、金融機関や事業会社の外為担当者98人が回答した。 米連邦準備理事会(FRB)は好調な経済を受けて金融正常化のプロセスを進行中。金融市場では、今月と12月を含めて今年は最大4回、来年も数回の利上げが見込まれている。 新興国通貨不安が一段と深刻になった場合の米金融政策運営の見直しの有無を尋ねたところ、最も多い回答は「見直しはない」(54%)だった。その一方で「利上げ回数を減らす」(33%)と「利上げ打ち止め」(10%)、「利下げに動く」(1%)と見直し予想が目立った。 調査はその前段で、新興国不安のそもそもの要因は何かを聞いており、回答者が最も影響が大きいとみるのが「米の利上げ」(49%、複数回答)だった。 みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストは「米の利上げが止まらない限り新興国通貨の苦境が続くだろう。米経済の好調が持続するほど、新興国が通貨安に陥る皮肉な状況」と指摘する。米国が進める金融正常化が自縄自縛に陥り、成り行き次第では挫折しかねない可能性を市場関係者が意識し始めたとみることができる。 そのほか調査では、トルコリラ、アルゼンチンペソに続く「危機候補」を挙げてもらった。ブラジルレアル(31%)と南アフリカランド(25%)が突出。国際通貨研究所の武田紀久子主任研究員は10月のブラジルの大統領選など国内政治の混迷ぶりを懸念する。レアルは13日に対ドルで最安値を更新し、年初からの下落率が2割に達した。 新興国通貨安・ドル高の構図は円高要因にも円安要因にもなる。新興国通貨不安が一段と深刻になった場合の今年末のドル円相場については「1ドル=105~110円」と、今よりやや円高方向の予想が4割だった。(QUICKナレッジ開発本部)   ※日経ヴェリタスの16日付記事を掲載。QUICKでは株式や債券、外為部門などの市場関係者を対象に毎月、足元の景気や相場動向についてアンケートを実施。結果を「QUICK月次調査」として各部門ごとに公表しています。Qr1などQUICKの情報端末では月次調査の詳細とヒストリカルデータをご覧いただけます。

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米長期金利3%の攻防 今度の滞空時間は 【US Dashboard】

米10年物国債利回りが「節目」の攻防を繰り広げている。先週14日のニューヨーク債券市場で一時、8月初旬以来ほぼ1ヵ月半ぶりの3%台に上昇。17日も取引時間中に3%台に乗せ、終値は2.98%だった。 25~26日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で今年3回目の利上げが確実視されており、これを織り込む動きと言えそうだ。ただ、6月、8月の上昇局面では3%台の滞留時間は短かった。「3%乗せでは押し目買いが入りやすい」(ストラテジスト)といい、今回も同様の展開を見込む市場参加者が多そうだ。(丹下智博 ) ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

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パイオニア(6773)は1%高、アジアGTHD(1783)は19%安 14日の夜間PTS

18日の株式市場で、プロレド(7034)やジャストシステ(4686)が注目されそうだ。いずれも前営業日夜間の私設取引システム(PTS)で18日の基準値を大きく上回る水準で約定した。プロレドの約定価格は基準値に比べ26.79%高、ジャストシステは同20.34%高だった。また、主要銘柄ではパイオニア(6773)が基準値を1.59%上回る水準で約定した。 <夜間PTSで基準値対比の値上がり銘柄> <9月18日 0時00分時点> 順位 コード 銘柄名 基準値比 売買高 (千株) イベント 1 7034 プロレド +26.79% 6.7 (9/14)ストップ高 東証 2 4686 ジャストシステ +20.34% 5.2 (9/14)1Q決算 経常利益 47.5%増 3 4556 カイノス +14.46% 0.1   4 6573 アジャイル +13.92% 0.1   5 7719 東京衡機 +12.06% 40.3 (9/14)ストップ高 東証 6 3156 UKCHD +11.89% 0.7 (9/14)UKCHDとバイテックHが経営統合 バイテックは上場廃止に(NQN) 7 5218 オハラ +11.45% 5.6 (9/14)業績上方修正 通期純利益24億円→32億円 8 3359 タイセイ +11.34% 0.5   9 2497 UNITED +10.24% 0.1 (9/7)適時開示:(訂正)『エキサイト株式会社(証券コード3754)の公開買付けを行う、XTech HP株式会社に対する出資に関するお知らせ』の一部訂正について 10 9957 バイテックHD +9.28% 0.2 (9/14)合併(被合併会社) 発表日 11 3990 UUUM +8.26% 2.5 (9/14)株式分割 発表日 12 1435 TATERU +7.99% 97.1 (9/18)融資資料改ざんで再発防止策(日経) 13 2345 アイスタディ +7.99% 0.1 (9/14)配当修正 3.5円(2018/12) 14 2796 ファーマライズ +6.79% 0.5 (9/14)適時開示:組織変更及び子会社の代表取締役異動に関するお知らせ 15 2743 ピクセル +6.50% 0.2 (9/13)年初来安値更新 東証 16 8946 エイシアンスター +6.38% 0.1   17 9274 国際紙パ +5.32% 0.3 (9/14)適時開示:バイオマス発電所運転支援システムの開発決定に関するお知らせ 18 6927 ヘリオステクノH +5.14% 17.4 (9/18)日々公表開始 開始日 東証 19 3139 ラクトJPN +4.55% 1.1   20 7610 テイツー +4.55% 0.4 (9/13)空売り規制対象 東証 アジアGTHD(1783)や明豊エンター(8927) も注目されそうだ。いずれも前営業日夜間のPTSで18日の基準値を下回る水準で約定した。アジアGTHDの約定価格は基準値に比べ19.18%安、明豊エンターは同18.08%安だった。 <夜間PTSで基準値対比の値下がり銘柄> <9月18日 0時00分時点> 順位 コード 銘柄名 基準値比 売買高 (千株) イベント 1 1783 アジアGTHD -19.18% 0.2 (9/14)適時開示:当社連結子会社における債権放棄等に関するお知らせ 2 8927 明豊エンター -18.08% 20.4 (9/14)通期決算 経常利益 4.9倍 3 8105 堀田丸正 -14.81% 0.1   4 6069 トレンダーズ -13.94% 3.7 (9/14)適時開示:第三者割当による第7回新株予約権の発行に関するお知らせ(行使価額修正条項付新株予約権(行使指定・停止指定条項付)の発行) 5 3441 山 王 -13.47% 8.5 (9/14)通期決算 経常利益 3.7倍 6 6192 HyAS&Co. -13.46% 8.4 (9/14)1Q決算 経常利益 87.3%減 7 4287 ジャストプラ -12.10% 12.0 (9/14)業績下方修正 通期営業利益4.7億円→3.7億円 8 3168 黒 谷 -11.88% 3.1 (9/14)業績下方修正 通期経常利益15.13億円→6.2億円 9 2405 FUJIKOH -11.18% 0.1 (9/14)月次売上高 2018/08 連結売上高 285百万円 10 2678 アスクル -10.30% 0.7 (9/18)営業赤字転落 6〜8月1.1億円、配送費膨らむ(日経) 11 1844 大盛工業 -9.25% 10.2 (9/14)通期決算 経常利益 307.0倍 12 6721 ウインテスト -7.69% 1.3 (9/14)通期決算 13 7033 MSOL -7.39% 0.5 (9/14)3Q決算 14 7827 オービス -6.46% 0.4 (9/14)3Q決算 経常利益 -2.7倍 15 6858 小野測 -6.14% 0.1   16 4380 Mマート -5.30% 0.2 (9/14)2Q決算 17 1840 土屋HD -5.02% 5.3 (9/14)3Q決算 経常利益 29.9%減 18 4355 ロングライフ -4.76% 0.7 (9/14)3Q決算 経常利益 -2.1倍 19 7810 クロスフォー -4.40% 1.1 (9/14)通期決算 経常利益 72.3%減 20 3647 ジースリーHD -4.08% 15.6 (9/14)業績下方修正 通期売上高75.57億円→36.22億円 ※「寄り前ランキング」は、QUICK AI速報としてQr1などQUICKの情報端末でニュース配信中。QUICK Knowledge特設サイトは、QUICKの情報端末でご覧いただけます。

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【朝イチ便利帳】18日 日銀決定会合、基準地価、QUICK月次調査<外為>

【18日の予定】 国内 時刻 予定 8:00 9月のQUICK月次調査<外為> 10:20 1年物国庫短期証券の入札(財務省) 16:50 基準地価(国交省) その他 閣議   日銀金融政策決定会合(19日まで) 海外 時刻 予定 5:00 7月の対米証券投資(19日) 10:30 豪中銀理事会の議事録(4日開催分) 23:00 9月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 4539 後発薬、難路の創薬に挑む ケミファや富士製薬、市場頭打ちに危機感 日経 +2.33% 9/14 4554 +1.47% 9/14 9062 日通認可受けず 「信書」配達委託(各紙、以上18日) 各紙 +1.97% 9/14 3401 帝人、中国に部品工場 EV需要に対応、軽量素材製造 日経 +1.92% 9/14 7205 独VWと日野自、電動トラックを相互供給 調達合弁も設立 日経電子版 +1.86% 9/14 8002 丸紅、石炭火力の開発撤退 既存権益も半減へ、再生エネにシフト 各紙 +1.60% 9/14 7201 日産自、高級EV量産 栃木工場で、21年にも発売 日経 +1.38% 9/14 8424 芙蓉リースと政投銀、事務代行会社を買収160億円、働き方改革で需要 日経 +1.38% 9/14 7203 燃料電池車で貨物輸送 トヨタ、米で実験参加へ(各紙、以上16日) 各紙 +0.95% 9/14 4502 武田のシャイアー買収、中国で承認 日経 +0.70% 9/14 7011 三菱重子会社の三菱航空機2000億円増資、債務超過解消へ 各紙 +0.37% 9/14 2931 スタートアップが「目利き」 ユーグレナなどVCを主導 さらに若い企業発掘(日経、以上17日) 日経 +0.24% 9/14 1435 TATERU、融資資料改ざんで再発防止策 日経 -0.27% 9/14 2678 アスクル、営業赤字転落 6〜8月1.1億円、配送費膨らむ(日経、以上15日) 日経 -0.60% 9/14 9502 「安全経済性を向上」、中部電社長 原発4社提携に言及 日経 -0.69% 9/14 9022 世界最大の鉄道見本市、JR東海が初参加 海外開拓へ技術PR 日経 -1.63% 9/14 9064 ヤマトHD、純利益を下方修正 4〜6月26億円に、過大請求問題で 各紙 -1.88% 9/14  

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