三菱UFJ国際投信、「eMAXIS Slim」の信託報酬引き下げ 業界最安に

三菱UFJ国際投信は3日、指数連動型(インデックス型)の投資信託「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」シリーズ10本のうち3ファンドの信託報酬を7月25日に引き下げると発表した。3本はいずれも業界最安と並ぶ水準になる。 今回引き下げるのは「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」(03319172)と「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」(0331C177)、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」(03312175)の3本。 同シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」という方針がある。ニッセイアセットマネジメントが6月29日にインデックスファンドシリーズ12本のうち6ファンドの信託報酬を業界最安水準まで引き下げると発表しており、これに追随したとみられる。 ◇三菱UFJ国際投信の発表資料はこちら (QUICK資産運用研究所)

ニッセイアセット、インデックスシリーズの信託報酬を引き下げ 業界最安に

ニッセイアセットマネジメントは29日、指数連動型(インデックス型)の投資信託「購入・換金手数料なし」シリーズ12本うち6ファンドの信託報酬を引き下げると発表した。7月13日に2本、8月21日に4本を引き下げ、いずれも業界最安となる。 このうち、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド」(2931517A)は税込みで0.36612%から0.20412%に引き下げ、同じタイプのインデックス型としては業界最安値を更新する。シリーズの中で残高が最も大きい「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」(2931113C)も0.20412%から業界最安の0.11772%に下げる。   「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」(2931316B)は業界最安に並ぶ0.17172%とするほか、複数の指数に連動する4資産均等型、6資産均等型、8資産均等型もそれぞれ最安値を更新する。 ◇ニッセイアセットマネジメントの発表資料はこちら (QUICK資産運用研究所)

投信の積立、「国内株式型」「バランス型」が人気 選択は「コスト」重視【個人意識調査(10)】

QUICK資産運用研究所は2017年12月、全国の20~60代の個人を対象に「個人の資産形成に関する意識調査」を実施した。個人に資産形成の取り組み状況などを聞く調査は、16年12月に続いて2回目。日経リサーチを通じてインターネット経由でアンケート調査を実施し、5132人から回答を得た。 調査結果はQUICK Money Worldに2月6日から順次掲載し、本日が最終回となる。 ◯調査概要はこちら ■投信積立、「国内株式型」と「バランス型」が人気 投信積立をしている人にどのようなタイプの商品で積み立てをしているか聞いたところ、運用対象の資産別のトップは国内株式で運用する投信、2位は複数の資産に分散投資するバランス型だった。 また、運用方針別でみると、市場平均並みの運用成績を目指すインデックス型が30.6%と、市場平均よりも高いリターンを目指すアクティブ型の13.7%を大幅に上回った。 年代別にどの資産で運用する投信を積み立てているかをランキングにしたところ、20代は1位が「海外株式型」、30~40代は「国内株式型」、50~60代は「バランス型」だった。 ■投信積立の投信選びは「コスト」重視 投信積立をしている人に商品選びで何を重視したかを聞いたところ、最も多かった回答は、「手数料や信託報酬の水準」だった。僅差で「過去の運用実績」と「長期投資に向くかどうか」が続いた。 長期投資を前提とした投信積立では、コストの低さや過去の運用実績を重視して商品を選んだ人が多いようだ。 一方、「口コミやネットでの評判」や「人気ランキングの上位」などを重視した人は少なかった。運用期間の長さや分配金の支払い実績も下位に並んだ。 (QUICK資産運用研究所) =おわり

インデックス型投信の断捨離進む? ブラックロックが「i-mizuho」刷新

株価指数などに連動するインデックス型の投資信託で、信託報酬の引き下げ競争が一段と激化している。一方で、純資産総額(残高)の小さい投信を繰上償還する動きが出てきた。残高が伸びない低コストの投信は、運用会社の収益性の観点から存続が難しくなっているからだ。 ブラックロック・ジャパンは2日、同社が運用する「i-mizuhoインデックスシリーズ」を刷新すると発表した。「i-mizuho」は指数に連動するインデックス型21本で構成される低コストの投資信託シリーズ。このうち10本を繰上償還し、一部の信託報酬を引き下げる。 4月27日付で繰上償還する10本は、前週末2日時点で残高の平均が5億円を下回る。残高が少ないファンドは為替ヘッジなどにかかるコスト負担が相対的に重くなりがちで、ブラックロックは「インデックスに連動するという運用目標を中長期的に達成することがより困難になることが想定される」としている。 21本のうち10本を繰上償還する一方で、金価格を連動対象とする為替ヘッジ付きのファンド1本を新たに設定する予定。シリーズの名前も「i-mizuho」から「iシェアーズ」に変更し、2月3日から一部ファンドの信託報酬を引き下げた。 PGIMジャパンは1日、同社が運用するファンドの繰上償還を発表した。東証株価指数(TOPIX)連動型の「PRU国内株式マーケット・パフォーマー」(54311013)と、代表的な国内債券インデックスの野村BPI(総合)の動きへ追随することを目指す「PRU国内債券マーケット・パフォーマー」(54312013)を含む4本を3月15日に繰上償還する。 一方で、三菱UFJ国際投信は「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」(03312175)の信託報酬を今月27日に引き下げる。同社は「eMAXIS Slim」シリーズを「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」と明言している。 ここ数年はインデックス型ファンドを中心に信託報酬の引き下げ競争が過熱。今年1月に始まった積み立て型少額投資非課税制度「つみたてNISA」に向けた新商品の投入も加わり、コストの安いファンドが乱立している。 しかし、極端にコストを下げたファンドは運用会社にとって採算性が低い。ブラックロックやPGIMジャパンのように残高の少ないインデックスファンドを繰上償還して「断捨離」する動きも出始めた。長期の資産形成に適した商品を選ぶときにはコストの安さだけでなく、安定して長く運用が続く商品かどうかにも注意する必要がありそうだ。 ※各社の発表資料はこちら↓ 〇ブラックロック・ジャパン <i-mizuho インデックスシリーズの戦略的な見直しについて> 〇PGIMジャパン <信託終了(繰上償還)決定のお知らせ> 〇三菱UFJ国際投信 <業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施> (QUICK資産運用研究所)

投信の信託報酬低下 インデックス型の平均0.5%台に

 国内公募の追加型株式投資信託で、投資家にとっての保有コストにあたる信託報酬が低下している。指数連動を目指すインデックス型の追加型株式投信(ETF・ラップ口座専用・マネープールなどを除く)について、QUICK資産運用研究所が2017年11月末時点の信託報酬を調べたところ、平均値は0.56%(税込み・年率)だった。前年同月末の0.60%と比べ、0.04ポイント低下した。  来年1月に始まる積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)に向けて、信託報酬を引き下げたり、コストの安い投信を投入したりする運用会社が増えたことなどが背景にある。つみたてNISAの対象商品は、信託報酬が一定水準を下回る低コストの投信に限定される。  一方、市場平均を上回る運用成績を目指すアクティブ型の平均は2017年11月末時点で1.54%。前年同月末(1.56%)から0.02ポイントの低下にとどまり、信託報酬の高止まりが続いている。 ———————————————————————– <信託報酬引き下げを巡る最近の動き一覧> ■2017年 7/31 三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」シリーズに新興国株式型を追加、業界最低に並ぶ信託報酬 8/16 三菱UFJ国際投信、「つみたて」シリーズ7本投入 8/29 りそなアセットマネジメントが「Smart-i」シリーズ9本投入、TOPIX連動型などで業界最低更新 9/21 三井住友アセットマネジメント、TOPIX連動型を業界最低に引き下げ 9/29 楽天投信投資顧問、「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ2本投入 10/02 大和投信の「iFree」と三菱UFJ国際投信の「eMAXIS」「eMAXIS Slim」、一部の信託報酬が業界最低に 11/10 三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」、TOPIX連動型などを業界最低に引き下げ 11/17 楽天投信投資顧問、「楽天・バンガード・ファンド」シリーズに新興国株式型を投入 11/21 ニッセイアセットマネジメントの「購入・換金手数料なし」シリーズ、先進国株式型など一部の信託報酬を引き下げ 11/24 三井住友トラスト・アセットマネジメント、「i-SMT」シリーズ2本投入 11/28 三井住友トラスト・アセットマネジメント、「SMT」シリーズに3本追加 12/13 三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」の新興国株式型の信託報酬を引き下げ 12/30 アセットマネジメントOneが「たわらノーロード」の信託報酬下げ ■2018年 2/16 ニッセイアセットマネジメントが「購入・換金手数料なし」シリーズの日経平均連動型の信託報酬を引き下げ 2/21 ニッセイアセットマネジメントが「購入・換金手数料なし」シリーズのTOPIX連動型の信託報酬を引き下げ ※運用各社の発表資料をもとに作成。2017年12月下旬以降は予定。 ———————————————————————–   <運用会社のインデックスシリーズ比較>  運用各社の主なインデックスシリーズについて、2017年12月20日時点の信託報酬を一覧にまとめた(今後の引き下げ予定分も反映)。  投資対象の運用資産別に見ると、信託報酬が最低なのは国内債券で運用するタイプ。三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズと、ニッセイアセットマネジメントの「購入・換金手数料なし」シリーズが0.15012%(税込み・年率)で最も安い。この2つのシリーズは、国内債券以外の運用資産でも業界最安が多い。   <つみたてNISA向けバランス型投信比較>  来年から始まる積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)向けの対象商品は、指数に連動するインデックス型の投資信託が中心だ。12月18日時点で金融庁に届け出されたインデックス型は117本で、このうち複数の資産に分散投資するバランス型が51本を占める。  この51本のファンドの信託報酬と投資対象資産を一覧にした。投資対象の地域別に見ると、国内の資産に絞ったバランス型の信託報酬が比較的安い。海外の資産に投資するタイプでは、新興国の資産を含めたものより先進国に投資先を限定したファンドの信託報酬が安い傾向にある。   (QUICK資産運用研究所 西田玲子)

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