17日の米国市場でゴールドマン・サックスが反落し、1.64%安の253.63ドルで終えた。この日の寄り前に2018年1~3月期(1Q)決算を発表した。売上高にあたる営業収益は前年同期比25%増の100億4000万ドル、1株当たり利益(EPS)は6.95ドルとなった。市場予想(87億4000万ドル、5.58ドル)を上回る好決算だったが、株価が戻り歩調にあったせいか朝高後は好材料出尽くしで売りが優勢となった。
1Qの期間中は、株式市場など金融市場でボラティリティが高まる環境だった。債券・為替・商品のトレーディング関連の売上高にあたる営業収益は同22%増の20億7000万ドルと大きく増えたが、市場予想(21億3000万ドル)を下回ったことがやや売り材料視された。(片平正二)
ゴールドマン・サックスのNY市場終値推移(QUICK Qr1多機能チャートより)
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