東京証券取引所が4月4日発表した3月30日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は前の週に比べて2162億円多い1兆5484億円となった。前の週に1年4ヵ月ぶりの水準まで減少しただけにポジションそのものは軽かったと言える。相場自体も戻り歩調を強め裁定買いが入りやすかったようだ。
一方で売り残は17億円増の1兆962億円だった。増加は7週連続で1991年の統計開始以降で最高を再び更新した。ポジションを保有する投資家に裁定売りを解消するような目立った動きは見られない。
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