29日の米国市場で恐怖指数のVIXが3日ぶりに大幅反落し、12.68%安の19.97で終えた。終値ベースで21日以来、6営業日ぶりに20の大台を割り込んだ。主要な株価指数が大幅反発する中で市場心理の落ち着きを反映する展開だった。
一方、3月の月間でVIXは0.60%高となり、3カ月連続で上昇。2018年1-3月期では80.88%上昇した。四半期ベースの上昇率としてはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)マーケットデータによれば2011年7-9月期(160.04%高)以来の大きさだという。1-3月期は米長期金利上昇や米中の貿易紛争懸念で大荒れとなり、VIXの急騰につながった。
※QUICKデリバティブズコメントでは2月19日から、QUICK端末上のナレッジ特設サイトで「US Dashboard」のサービスを始めました。米国の長・短期金利スプレッド、期待インフレ率、VIXなど投資家・市場参加者が日々チェックするデータをチャート形式で一覧できます。米経済・市場の変化を見極めるツールとしてご利用いただけます。