8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日比1032ドル89セント(4.1%)安の2万3860ドル46セントで終えた。恐怖指数と呼ばれるVIX指数が3日ぶりに急反発。一時は34.54まで上昇して、上昇率が24%を超えた。ダウ平均は24000ドルの節目を割り込み、主要指数も軒並み急落。ボラティリティが再び高まる展開だった。
ナスダック指数とS&P500指数が6日安値を下回って大幅安となるなか、ナスダック版VIXのVXNは33.89に上昇。MSCIエマージング版のVIXも35.72で終え、2016年2月以来、2年ぶりの高水準を付けた。
★世界のVIXが再び上昇傾向(QUICK FactSet Workstationより)
VIXショート型のETFは大幅に5日続落し、ベロシティシェアーズ・インバースVIX短期ETNは18%超下げて5.10ドルで安値引け。6日に92.57%安で急落した時の安値(5.50ドル)を下回って終えた。
(QUICKデリバティブズコメント)
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