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中部電力(9502) 燃料高の影響で今期減益へ 来期以降は増益基調を見込む

QUICK企業価値研究所アナリスト 佐久間聰(2017/12/18)

・当研究所の今期経常利益予想は3%増→9%減
 企業価値研究所では、今期通期の連結経常利益は前期比9%減の1100億円を予想。前回(前期比3%増の1250億円)から引き下げる。燃料高で燃料費調整制度に基づく料金単価が前回予想の想定に比べ上昇、営業収益を増額したが、燃料高による燃料費の負担増が上回るとみているため。前期比では、前回の想定以上に燃料高の影響は大きくなる見通し。前回予想では、燃料高の影響を補えるとみていたが、今回は補えない見込み。会社側は燃料費の削減などにより期初予想1000億円→1100億円(前期比9%減)へ引き上げた。当研究所は会社側の修正後予想を妥当と考え、今回は同額を見込む。

・19/3期経常利益は23%増、20/3期は7%増を予想
 19/3期の連結経常利益は前期比23%増の1350億円、20/3期は同7%増の1450億円を予想。ともに前回予想を据え置いた。燃料高で燃料費調整制度に基づく電気料金単価の上昇を見込むため19/3期および20/3期の営業収益を増額するが、燃料費負担増で相殺される見通し。前期比では、19/3期、20/3期とも販売電力量の増加を主因に増収増益が続く見通し。JERAの業績への貢献は現時点では軽微だが、動向を注目したい。

・リスクファクター ~原発再稼働の遅れなど

・アナリストの投資判断 ~前回と同様、株価は横ばい圏で推移するとの見方を維持
 直近の株価での実績PBRは0.6倍台。過去10年間のレンジに比べ割安な水準だが、原発停止の契機となった東日本大震災(11年3月)以降のレンジとの比較では概ね同等の水準。当研究所では、浜岡原発の再稼働を想定していないため、高い利益水準を予想していない。前回と同様、株価は横ばい圏で推移するとの見方を維持する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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