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国際石油開発帝石(1605) イクシスの生産・出荷は順調も軟調な原油価格を懸念

QUICK企業価値研究所アナリスト 佐久間聰(2019/09/09)

・当研究所の今期純利益予想を900億円→870億円
 企業価値研究所では、今19/12期通期(変則9カ月決算)の連結純利益は870億円を予想。前回(900億円)から小幅引き下げる。1Qの原油価格は想定を上回ったが、2Q以降の為替の円高、販管費や探鉱費などの増加、さらにプロジェクト全体の税負担が前回予想を上回ることなどから小幅減額した。大型案件イクシスLNGプロジェクトの生産・出荷は引き続き順調。1Qのイクシスからの出荷LNGカーゴ数は会社側の想定通り。当研究所は円高による収入の目減りの影響を反映し、会社側の予想(900億円)よりも弱めを見込む。だが、足元の原油価格は当研究所の想定を下回っているため、このまま推移した場合、予想に届かない公算が大きい。

・20/12期純利益1250億円、21/12期1350億円を予想
 当研究所では、20/12期(12カ月決算)の純利益は1250億円、21/12期は前期比8%増の1350億円を予想。前回予想(20/12期1400億円、21/12期1500億円)から引き下げる。為替の円高による収入の目減りの影響を織り込んだため。全体の生産・販売数量の見通しは変えていない。イクシスの生産増などで全体の生産数量は日量ベースで伸びる見通し。足元の原油価格が当研究所の前提を下回っていることは懸念材料。

・リスクファクター ~原油と為替、開発・生産動向など

・アナリストの投資判断 ~株価指標面で底値圏だが、原油安で割安感が強いと言えず
 変則決算の影響を補正した後の今期予想PER、実績PBRともに底値圏。だが、足元の原油価格は当研究所の前提を下回っている。イクシスの生産・出荷が順調であることは評価しているが、株価に割安感が強いとは言えない状況だ。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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