QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2019/06/04)
・抗HIV薬ロイヤリティーの拡大見込む
企業価値研究所予想の20/3期の連結営業利益は前期比13%増の1560億円。ロイヤリティー収入は前期並み(抗HIV薬のロイヤリティーは拡大を見込むが、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」に関する収入は19/3期は米国承認に伴うマイルストン等を計上した反動で減少)にとどまるが、研究開発費の減少等から増益を予想する。
続く21/3期と22/3期の連結営業利益予想は抗HIV薬に加えて、「ゾフルーザ」の販売ロイヤリティーの貢献を見込み増益基調が続くと予想する。
・19/3期の各利益は過去最高を更新
19/3期の連結業績は、売上高が前期比6%増の3637億円、営業利益が同20%増の1385億円、純利益は同22%増の1328億円。ロイヤリティー収入およびマイルストン収入の拡大等から研究開発費等の増加を吸収、各段階の利益とも過去最高を更新。
・リスクファクター ~抗HIV薬の販売動向
・アナリストの投資判断 ~株主還元策等を評価
株価は18年11月26日に上場来高値となる7796円をつけたが、株式相場全般の調整もあり足元は6000円前後で推移。抗HIV薬が順調に推移していることに加えて、抗インフルエンザウイルス薬の貢献により増益基調が続くと予想。現在進行中の中期計画で打ち出した株主還元策なども評価、堅調な株価推移を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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