QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース みずほフィナンシャルグループ(8411) 今期は大幅最終減益へ。当研究所の利益予想を減額
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

みずほフィナンシャルグループ(8411) 今期は大幅最終減益へ。当研究所の利益予想を減額

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2019/03/14)

・大規模な減損損失等を計上へ。今期利益予想を減額
 会社側は19/3期通期の連結純利益計画を5700億円から800億円へ下方修正した。固定資産の減損損失や外債の含み損処理で約6800億円の損失を計上する見込みとなった。年間配当予想1株当たり7.5円は安定配当方針も踏まえ維持した。企業価値研究所も19/3期連結純利益予想を減額する(5200億円→800億円)。すでに会社利益計画5700億円の達成は厳しいとみていたが、今回の大規模減損損失等の影響も考慮した。会社修正計画に関しては、依然不確定な要素も多いが、一段の下振れリスクは現段階では限定的とみている。

・来期、再来期の利益予想も減額。配当方針に注目
 当研究所の20/3期、21/3期の利益予想も減額。今回の減損で来期以降のシステム償却負担は減るとみるが、市場部門収益や株式売却益の水準低下等を見込んだ。来期以降の配当は1株当たり年間7.5円が維持されることをメインシナリオとして想定するが、基本方針も含め変更の可能性は一定程度あり、今後注目したい。

・リスクファクター ~相場変動、システム移行など

・アナリストの投資判断 ~今回の修正は概ねニュートラルだが株価は引き続き伸び悩む可能性
 株価は大幅な利益計画下方修正の割には、大きくは下げなかった。将来発生する可能性のある各種損失が前倒し計上されただけで、企業価値に大きな影響はないと評価された模様。会社が配当予想を維持したことも大きかったとみる。当研究所も計画修正の株価への影響は、概ねニュートラルとみる。一方で、来期以降は市場部門収益の減少等で利益水準低下の懸念があり、配当額が維持されない可能性も生じている。米国の長期金利停滞への懸念などバリュエーション改善に向けネックとなりかねない要因も引き続きあり、株価は当面伸び悩む可能性があるとみる。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4063
信越化
5,996
-4.94%
2
69,060
+6.93%
3
2,812
+0.91%
4
6702
富士通
2,406
-3.08%
5
4,217
+3.71%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,472
+25.59%
2
2,546
+24.43%
3
196
+21.73%
4
608
+19.68%
5
8155
三益半
3,235
+18.41%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
2,077
-18.77%
2
7646
PLANT
1,785
-16.93%
3
8918
ランド
7
-12.5%
4
3524
日東網
1,499
-12.23%
5
2,854
-10.81%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
34,060
+2.12%
2
46,790
-0.46%
3
34,580
+3%
4
4,215
+5.48%
5
27,310
+2.26%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる