QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2018/10/09)
・中国や国内で販売が好調。アジア、北米でも成長
企業価値研究所は業績予想銘柄として同社のカバーを開始する。同社は主力の哺乳器・乳首、各種スキンケア商品などの販売を国内外で拡大し、業績を伸ばしている。現状業績の牽引役は中国事業。収益性の高いディズニーの商品群に加え、高いブランド力も背景に自社製品の販売も好調。ECチャネルでの販売拡大なども背景に、中国事業は当面業績を牽引する見通し。国内販売もインバウンド需要が強く好調。アジアのシンガポール事業、北米中心のランシノ事業の成長も続く。子育て支援事業やヘルスケア・介護事業の緩やかな成長もあり、同社全体の業績は当面比較的高い成長が続くと予想する。
・今期会社業績計画には上振れ余地。当面業績続伸へ
19/1期上期は営業17%増益。会社は期初の通期計画(営業5%増益)を据え置いたが、上振れ余地があるとみる。当研究所では業績の成長が続くとみており、決算期変更で期間が短くなる19/12期も19/1期をやや上回る業績を予想。20/12期も業績続伸を見込む。財務は改善傾向。配当性向は高めだが予想配当利回りは低め。
・リスクファクター ~為替、中国の出生数等
・アナリストの投資判断 ~大幅に上昇したが当面堅調さを保つと予想
株価は8月後半から大幅に上昇。直近で上場来高値6650円を付けた。現状当研究所の19/1期予想に基づくPERは46倍程度。同社の過去の平均や、同業他社比で高い。株価は短期間に急ピッチで上昇したため、一旦は調整する可能性があるとみる。ただし、今期会社計画の上振れ期待や、中期的に成長確度が高い利益・配当の見通しなどは、株価の下支え要因となろう。株価は当面堅調さを保つとみている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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