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ヤマトホールディングス(9064) 引越料金の過大請求の影響はあるが、宅急便の好調もあり、営業利益予想を小幅増額

QUICK企業価値研究所アナリスト 唐木健至(2018/09/19)

・今期は値上げの効果で大幅な営業増益を見込む
 会社は、引越事業子会社で料金を過大に請求していた問題が決算に与える影響を見極めるため19/3期1Qの四半期報告書の提出を延期していたが、9月14日に報告書を提出。これに伴い7月末に発表した1Q決算短信を訂正し、41億円としていた1Qの連結純利益を26億円とした。引越事業の保有資産の回収可能性を見直し、訂正を行ったという。
 決算訂正を踏まえ企業価値研究所は今19/3期の連結業績予想を修正。営業利益を580億円→610億円(前期比71%増)とした。引越料金の過大請求の発覚に伴う収支悪化はあるが、生産性の向上で宅急便の取り扱いが想定を上回っていることもあり予想を引き上げた。前期との比較では、会社が進める宅急便の値上げの効果で増益を見込む。

・来期は取り扱いの増加で26%営業増益を予想
 来20/3期の連結業績予想も、宅急便の取り扱いの想定を引き上げ、営業利益を730億円→770億円(前期比26%増)に増額した。前期との比較では、インターネット通販関連貨物の取り込みなどで宅急便の取り扱いが増えるとみて、増益の予想としている。

・リスクファクター ~景気、競争激化など

・アナリストの投資判断 ~足元で特段の割高感はなく、中長期的観点から水準を切り上げる展開を予想
 直近株価での今期当研究所予想PERは36倍程度と、過去3年の平均(26倍台半ば)を上回る。当研究所では、引越事業子会社で料金を過大に請求していた問題が発覚したことに伴う収支の悪化はあるものの、主力の宅急便の料金引き上げが順調に進んでいることもあり、株価も過去3年を上回る評価が妥当と考えている。足元の株価に特段の割高感はなく、今後は中長期的観点から、宅急便の取り扱いの増加をにらみながら、徐々に水準を切り上げる展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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