QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース セブン銀行(8410) FCTI社が苦戦。増収増益が続き20/3期に増益が強まるとの見方は維持
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

セブン銀行(8410) FCTI社が苦戦。増収増益が続き20/3期に増益が強まるとの見方は維持

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2018/05/24)

・銀行単体は堅調だがFCTI社が赤字で足を引っ張る
 18/3期連結業績は前期比5%増収、経常4%増益。セブン銀行単体ではATM台数の増加、平均利用件数の減少幅縮小、経費抑制等で経常9%増益と堅調だったが、米国子会社FCTI社の業績は想定より悪化し、赤字が拡大した。会社は19/3期の経常利益を前期比4%増の398億円と計画。銀行単体で小幅増益を見込み、FCTI社は引き続き赤字となるが、赤字幅縮小を見込む。企業価値研究所は19/3期経常利益を400億円と予想。前回予想を維持する。経常収益は増加を見込むが、会社計画にはやや未達リスクがあるとみる。会社の経費計画にはバッファーがあり、利益計画は達成可能とみる。

・増収増益基調を予想。配当も増加を見込む
 当研究所は20/3期、21/3期も増収増益を予想。20/3期予想はFCTI社の業績回復の遅れも踏まえ減額するが、減価償却費の減少で増益が強まるとの見方は維持し、2桁増益を見込む。21/3期は第4世代ATMの償却負担などを見込むが、FCTI社が利益の足を引っ張る状況は解消するとみる。19/3期の配当は増額される余地があり、同社の配当は予想期間中、増加基調が続くとみる。

・リスクファクター ~利用件数の伸び悩みなど

・アナリストの投資判断 ~利益回復見通し等踏まえると割安感
 株価は今年1月24日に420円まで戻した後は調整。FCTI社の苦戦、キャッシュレス化進展やコンビニATM間の競争激化の報道等が影響した可能性がある。当研究所の19/3期予想に基づくPERは約15倍。同社の過去3年平均、関連する小売セクターの現状の平均などと比べ低い。20/3期に向けた利益回復、配当増加の見通し等を踏まえると割安感があり、今後は利益回復を確認しつつ、上値を試す展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4063
信越化
5,906
-6.37%
2
41,390
-0.36%
3
69,610
+7.78%
4
4185
JSR
4,331
-0.06%
5
46,010
-2.27%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,472
+25.59%
2
2,546
+24.43%
3
1,600
+23.07%
4
608
+19.68%
5
8155
三益半
3,235
+18.41%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
2,057
-19.55%
2
2216
カンロ
2,278
-16.55%
3
7646
PLANT
1,797
-16.37%
4
2,026
-14.51%
5
7241
フタバ
886
-12.88%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
34,080
+2.15%
2
46,010
-2.27%
3
4,307
+7.83%
4
34,230
+1.87%
5
27,110
+1.51%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる