2017/07/21 14:51:16

個人投資家ブロガーの好きな「形」は?人気銘柄のスコアを調査

アンケートにご協力ください

QUICK Money Worldをご利用いただいてる皆様へ、サービス拡充、改良のためのアンケートをお願いしております。
ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

アンケートに協力する

金融コラム

金融市場に関する様々な事象・話題を、独自視点のコラムやキーパーソンへのインタビューで解きほぐします。

個人投資家ブロガーの好きな「形」は?人気銘柄のスコアを調査 (2015/10/21)

  • 銘柄探しの参考にしてもらいたいQUICKスコア
  • 「割安さ」は意外と気にしない…「成長」と「収益性」重視
  • 人気のある銘柄が必ずしも上昇を続けるとは限らない
このエントリーをはてなブックマークに追加

投資を始めると、他の投資家が何に注目しているか気になるものです。どんな銘柄を探せば良いのか分からない初心者投資家、投資手法を模索している中堅投資家、市場心理の裏を突きたい上級者、様々な層の投資家が他の投資家の手の内に関心を抱いています。

色々と「こういう銘柄がいいのでは」というようなブログやメディアの記事を見かけますが、「同じような銘柄を見つける際にどういう基準で探せばいいの」「共通点は何だろう」という分析は、初心者にはなかなか難しいものです。

c450d01347c958d6008963e9b48d044b_s

銘柄探しの参考にできるQUICKスコア

そこで、QUICKが算出する企業評価システム「QUICKスコア」を使って、個人投資家が好む銘柄の特徴を掴んでみましょう。QUICKスコアは、上場企業の財務データをもとに11個のスコアを算出。それぞれ10段階で企業を評価したものです。

たとえば「割安度」のスコアは、株価の割安さを測る「予想PER(株価収益率)」、「実績PBR株価純資産倍率)」、「予想配当利回り」という3つの指標を合成し、スコア化しています。「収益性」のスコアは、ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)、売上高経常利益率を合成しています。

投資判断の基礎となる「規模」「割安度」「成長」「収益性」「安全性」のスコアで五角形チャートを描くことで、各企業を視覚的・直観的に把握できます。

今回、こちらのサイトで集計している、ファンダメンタルズを重視した投資家ブロガーの保有銘柄ランキングを参考に、どのような「形」の銘柄が人気かを探りました。

「割安さ」は意外と気にしない…「成長」と「収益性」重視

調査方法は、このサイトの7月末、8月末、9月末時点のポートフォリオランキングに登場した銘柄を対象に、QUICKスコア(9月末時点)の「規模」「割安度」「成長」「収益性」「安全性」についての平均を取りました。

結果は以下です。(※対象銘柄の一覧は記事の最後にあります)

スコア平均

スコア平均チャート

重視しているのは「収益性」と「成長」の要因でした。「収益性」、つまり利益率や資本効率の良い企業、そして業績が成長している企業を、投資家ブロガーは好んでいるようです。

一方、「安全性」(=自己資本比率)や「割安度」、「規模」に対しては特にこだわりないという感じでした。「割安度」に対するこだわりが見えないのは意外に感じるかもしれませんが、ガンホーやミクシィなど急成長を実現した銘柄のPER、PBRなどは、未来の成長を織り込む形で割高な水準で推移した時期もありました。

なお、この形の銘柄は、こちらから検索できます。

また、5月末、6月末の銘柄の平均もとったところ、若干「安全性」のスコアが低下、「収益性」「成長性」が上昇していますが、基本的な形に変化はありませんでした。8月の相場急落を受けて、やや慎重なポートフォリオに変化したと考えることもできます。

人気のある銘柄が必ずしも上昇を続けるとは限らない

さて、ここからは注意事項です。今回参考にしたポートフォリオランキングが投資家全体の人気銘柄を示しているわけではありません。もっとサンプル数を増やせば、また別の形になるでしょう。

今回調査した銘柄の割安スコアの平均値がそれほど高くなかったように、すでに人気化、つまり割高な水準に上昇してしまっている企業も含まれているかもしれません。

1960年代の米国株式市場では、ニフティ・フィフティ(人気の50銘柄)という上昇相場で集中的に人気を集めた優良銘柄群がありました。これらの銘柄機関投資家も含めた買いが集まり、割高な水準にも関わらず上昇を続ける、という相場展開を見せました。最終的には 73年のオイルショックと金融引き締めによって、ニフティ銘柄に売りが集中し上昇相場は終焉(しゅうえん)した経緯があります。

あくまで、今回の調査の結果は一つの参考として、相場に挑んでください。

※今回の調査データの詳細は以下です。

銘柄 コード 業種 取引所 規模 割安度 成長 収益性 安全性
エスクリ 2196 サービス業 東証1部 5 6 6 10 2
日本BS放送 9414 情報・通信業 東証1部 4 4 10 10 10
薬王堂 3385 小売業 東証1部 6 3 8 7 4
クリヤマホールディングス 3355 卸売業 東証2部 6 8 9 8 6
ディーブイエックス 3079 卸売業 東証1部 5 6 9 9 4
レントラックス 6045 サービス業 東証マザーズ 2 1 10 10 2
内外トランスライン 9384 倉庫運輸関連 東証1部 4 6 9 4 9
日本管理センター 3276 不動産業 東証1部 5 3 10 9 4
ニチリン 5184 ゴム製品 東証2部 6 9 9 9 4
オリックス 8591 その他金融業 東証1部 10 9 9 8 1
エー・ピーカンパニー 3175 小売業 東証1部 4 3 10 9 2
日本エス・エイチ・エル 4327 サービス業 東証JQスタンダード 2 6 6 10 10
エニグモ 3665 情報・通信業 東証マザーズ 3 1 10 10 8
アルプス物流 9055 陸運業 東証2部 7 9 6 6 7
グリーンクロス 7533 卸売業 福証 3 9 9 9 6
丸和運輸機関 9090 陸運業 東証1部 7 4 5 8 4
物語コーポレーション 3097 小売業 東証1部 6 2 10 7 6
ジーフット 2686 小売業 名証2部 8 5 7 8 3
アイ・ケイ・ケイ 2198 サービス業 東証1部 5 5 8 10 6
フジ・コーポレーション 7605 小売業 東証JQスタンダード 5 3 8 9 5
アメイズ 6076 サービス業 福証 4 5 8 10 2
コムチュア 3844 情報・通信業 東証1部 3 6 10 10 6
トレジャー・ファクトリー 3093 小売業 東証1部 4 1 9 10 7
日本フェンオール 6870 電気機器 東証JQスタンダード 4 9 8 9 6
Minoriソリューションズ 3822 情報・通信業 東証2部 4 7 4 9 8
アサンテ 6073 サービス業 東証1部 4 7 8 10 9
ブロンコビリー 3091 小売業 東証1部 5 2 10 10 10
コシダカホールディングス 2157 サービス業 東証JQスタンダード 6 2 9 10 5
ノジマ 7419 小売業 東証JQスタンダード 9 5 10 5 1
G-7ホールディングス 7508 小売業 東証1部 7 5 8 6 4
オカダアイヨン 6294 機械 東証2部 4 5 9 7 5
綿半ホールディングス 3199 小売業 東証2部 6 7 7 5 2
健康コーポレーション 2928 化学 札証アンビシャス 7 2 10 8 1
アルファポリス 9467 情報・通信業 東証マザーズ 3 1 8 10 9
ウィルグループ 6089 サービス業 東証1部 4 3 10 8 4
アジュバンコスメジャパン 4929 化学 東証1部 3 5 4 4 10
ユニバーサルエンターテインメント 6425 機械 東証JQスタンダード 9 5 6 7 9
インフォコム 4348 情報・通信業 東証JQスタンダード 6 3 6 9 9
オーエムツーネットワーク 7614 小売業 東証JQスタンダード 5 8 7 8 7
ジャストシステム 4686 情報・通信業 東証1部 6 3 9 10 10
地域新聞社 2164 サービス業 東証JQグロース 1 8 10 8 7
東邦システムサイエンス 4333 情報・通信業 東証1部 4 7 8 9 7
ビジネスブレイン太田昭和 9658 情報・通信業 東証1部 4 9 5 8 6
日本商業開発 3252 不動産業 東証1部 6 4 10 10 3
スクロール 8005 小売業 東証1部 6 6 7 1 6
シュッピン 3179 小売業 東証マザーズ 4 2 10 9 5
ヴィレッジヴァンガードコーポレーション 2769 小売業 東証JQスタンダード 6 3 1 2 3
オンリー 3376 小売業 東証2部 3 9 7 9 8
山田コンサルティンググループ 4792 サービス業 東証JQスタンダード 4 7 8 10 10
日本ライフライン 7575 卸売業 東証JQスタンダード 6 5 9 7 5
STUDIOUS 3415 小売業 東証マザーズ 2 2 9 10 5
KeePer技研 6036 サービス業 東証マザーズ 3 2 9 10 7

じぶん流”投資術を発見してみよう

このサイト、QUICK Money Worldでは、「スコアの形でさがす」以外にもさまざまなツールを用意しております。例えば、ネット上のニュースや株価動向に重要度をつけて配信している「コーポレートアラート」個人投資家や市場関係者が気にしているキーワードを集計した「トレンドワード」、会社が発表した予想と市場の期待値の差を可視化した決算サプライズメーター」など、QUICKオリジナルのツールを用意しました。

様々なツールを使いこなし”じぶん流”投資術を見つけてみてください。

読み込み中
紹介したツール

このエントリーをはてなブックマークに追加

トレンドワード 人気記事

注目銘柄ランキング

銘柄 株価