QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース トヨタ自動車(7203) 当研究所予想を再度増額 「TNGA」推進で収益力改善へ
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

トヨタ自動車(7203) 当研究所予想を再度増額 「TNGA」推進で収益力改善へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2018/02/16)

・品質関連費用の減少や新興国の収益力向上を評価
 18/3期通期の連結営業利益計画について会社側は、3Q決算発表時に、2兆円→2兆2000億円(前期比10%増)へ再度上方修正した。品質関連費用の減少と、為替の円安効果を織り込んだ。純利益は、米国の税制改正を踏まえ、1兆9500億円→2兆4000億円(同31%増)へ大きく引き上げた。もともと強めだった企業価値研究所の営業利益予想も、2兆1000億円→2兆3000億円(同15%増)へ再度増額。品質関連費用の減少のほか、アジアでの収益力向上と中南米での販売好調を評価した。4Q以降の為替レートの前提を1ドル=113円(会社想定は110円と会社想定より円安水準に設定、原価改善効果も強めに見込み、引き続き会社計画を上回る予想とした。

・「TNGA」の推進による利益回復を引き続き予想
 続く19/3期以降の営業利益予想も増額する。日米を主力とする同社は、販売台数の大幅な伸びは期待できず、自動車の動力源の電動化や、自動運転の開発強化に伴う先行費用の増加が懸念される。ただ、市場が回復する東南アジアでの増販や、「TNGA」推進による原価改善の進展、品質関連費用の減少などを背景に、利益の回復が続くとの見方に変更はない。

・リスクファクター ~為替や米国の乗用車の競争激化

・アナリストの投資判断 ~「TNGA」の推進を映し株価も緩やかに持ち直すと予想
 直近の株価に基づく19/3期の当研究所予想PERは9倍。過去60カ月の平均PER11倍との比較では、やや割安感がある。今後は、販売台数の大幅な伸びは期待できないものの、「TNGA」の推進による収益力向上などを映して、株価も緩やかに持ち直す展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4063
信越化
5,906
-6.37%
2
41,390
-0.36%
3
69,610
+7.78%
4
4185
JSR
4,331
-0.06%
5
46,010
-2.27%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,472
+25.59%
2
2,546
+24.43%
3
1,600
+23.07%
4
608
+19.68%
5
8155
三益半
3,235
+18.41%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
2,057
-19.55%
2
2216
カンロ
2,278
-16.55%
3
7646
PLANT
1,797
-16.37%
4
2,026
-14.51%
5
7241
フタバ
886
-12.88%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
34,080
+2.15%
2
46,010
-2.27%
3
4,307
+7.83%
4
34,230
+1.87%
5
27,110
+1.51%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる