ひとことで言うと、会社が投資してくれた株主に「贈り物」をする優待制度のことです。

現在、株主優待の制度を導入している国内上場企業は1400社ほどあります。その会社の株主になると、会社の商品を受け取ったり、無料もしくは割引料金でサービスを利用したりできます♪。

ちなみに、株式会社が株主に稼いだ利益を還元する方法として、株主優待と配当金の2つの方法があります。違いは何でしょうか。実は「税金」を考えるときに、大きな違いがあるのです。

株主優待は、会社が株主に対して感謝の意味を込めて自主的に提供するものであり、根拠となる法律はありません。受け取った株主優待は「雑所得」となります。雑所得は、もしあなたが給与所得者（サラリーマン）で、株主優待を含む雑所得の金額が20万円を超える場合には、確定申告が必要となります。20万円を超えなければ確定申告は不要です。

一方、配当金は会社法に基づく利益還元であり、受け取った配当金は「配当所得」となります。配当所得は源泉徴収されるので確定申告する必要はありませんが、申告すると得になる場合もあります。