アフラック、東証上場廃止の「なぜ今」感 かんぽ問題で郵政と距離?

日経QUICKニュース(NQN)=長田善行 アフラック・インコーポレーテッド(AFLAC、8686)が10月3日付で上場廃止となる。流動性の低さから外国企業が東証での上場を廃止する例は相次いでいたが、かんぽ生命保険(7181)による不適切な保険販売問題が拡大するさなかでの決定。アフラックと日本郵政グループ(6178)との提携関係に隙間風が吹く、など様々な憶測が飛び交っている。 日本郵政とアフラックは資本提携で昨年12月に合意したばかりだ。合意に基づき、日本郵政がアフラックの発行済み株式総数の7%程度にあたる分の株式取得を2019年度中に完了させる予定。アフラック株を4年間保有し続けると議決権が10倍になる規定があり、日本郵政は将来的に同社を持ち分法適用会社とする計画だ。アフラックは郵便局の販売網を生かし、日本事業の強化につなげる構えだった。 かんぽ生命による不適切な保険販売問題が発覚したのは、提携発表からおよそ半年後の6月下旬。8月上旬には日本郵政傘下の日本郵便が日本法人のアフラック生命保険から委託され販売するがん保険で、保険料の二重払いの恐れが生じているなどと相次いで報じられた。 アフラックが東証の上場廃止の申請を決議したのは8月13日(米国時間)だ。アフラック生命は日本郵政の不適切販売問題と上場廃止の決議との関係は「全くない」(広報部)とするが、「タイミングとして日本郵政との提携関係を巡る臆測を呼びやすい」(三木証券の北沢淳投資情報部課長)のは確かだ。 アフラックの日本での保険料収入は全体の7割に上り、日本での新規契約のうち約4分の1が日本郵政グループを通じた販路だ。一連の問題を受け、同社は日本郵政経由での通年の販売が18年と比べて5割程度減る可能性があると発表した。長期的な提携計画などには影響がないとするが、市場参加者は額面通りには捉えていない。 SBI証券の雨宮京子シニア・マーケットアドバイザーは「上場廃止は一連の騒動が収まった後でもできたはず。あえてこのタイミングとなったのは、アフラック側の『怒り』のようなものが関係していたのではないか」と指摘する。そのうえで「ガバナンス(企業統治)に問題を抱える日本郵政から距離を置こうとしている姿勢のあらわれと受け止められる」と話す。 今回の不適切販売が引き金となり、アフラックの日本でのシェアが落ち込めば、日本郵政にとっては、将来の持ち分法利益が期待しているほどは得られない可能性がある。かつて買収したオーストラリアの物流大手トール・ホールディングスの例と同じように、かんぽ生命問題を発端にアフラックの株価が下落すれば再び減損損失の計上を余儀なくされるシナリオも浮上する。 「より有望な提携先があればアフラック株を手放すことはできるが、そう簡単には見つからないだろう」――。ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表取締役はこう話す。日本郵政の業績の先行きに対する市場の見方もまた、厳しさを増している。 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

ウーバー、リフトが乗せたくない「AB5」 運転手は請負でなく従業員に

QUICKコメントチーム=松下隆介 写真=Justin Sullivan/Getty Images 3日の米国株式市場でライドシェア大手2社が急落。日中取引の終値はウーバーテクノロジーズが6%安の30.70ドル、リフトは7%安の45.42ドルだった。海外メディアなどによると、カリフォルニア州の上院予算委員会が8月30日、企業が労働者を請負業者でなく従業員として位置づけること義務化する法案「AB5」を承認し、嫌気されたようだ。9月中にも上院で採決が行われるという。 ドライバーを従業員とすれば、賃金や有給休暇、労災保険などさまざまなコスト負担が発生する。ウーバー側も、この変更が業績悪化の要因になりうると認識。両社は様々な観点から反対を表明しているようだ。 ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】4日 黒田総裁が講演、米貿易収支、ベージュブック

4日は日銀の黒田東彦総裁がフィンテックの活用をテーマにしたイベント「フィンサム2019」であいさつする。片岡剛士審議委員は函館市の金融経済懇談会で記者会見に臨む。 海外では米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表が予定されている。   【4日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 9月の日銀当座預金増減要因見込み 9:50 黒田日銀総裁が「フィンサム2019」であいさつ 10:00 高島全銀協会長が「フィンサム2019」で講演 10:30 片岡日銀審議委員が函館市金融経済懇談会であいさつ(函館市) 14:30 片岡日銀審議委員が記者会見(函館市) 海外 時刻 予定 1:30 ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事があいさつ(5日) 1:50 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が討議に参加(5日) 3:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック、5日) 4:15 エバンズ米シカゴ連銀総裁があいさつ(5日) 6:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁が講演 10:30 4〜6月期の豪国内総生産(GDP) 10:45 8月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI) 18:00 7月のユーロ圏小売売上高 21:30 7月の米貿易収支 22:25 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が講演 23:00 カプラン米ダラス連銀総裁が質疑応答に参加 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 9887 松屋フーズ、増税後の店内持ち帰り価格統一 日経 +2.92% 9/3 8473 SBIの北尾吉孝社長、地銀と「第4のメガバンク」構想 日経 +1.74% 9/3 9501 東電HDと中部電が折半出資のJERA、バングラデシュで火力事業参画 日経 +1.58% 9/3 9502 +0.54% 9/3 7201 日生、日産自人事案に反対 総会議案の賛否を初公表 日経 +1.32% 9/3 4452 花王、目玉商品伸び悩み 消費増税前の駆け込み期待も 日経 +1.16% 9/3 6758 ソニー、手術映像を即座に配信 医療向けシステム 日経 +1.02% 9/3 6305 日立建機、中国で故障予知 テンセントと連携視野に 日経 +1.01% 9/3 5411 JFE、社債600億円 低金利下、設備投資に充当 日経 +0.84% 9/3 9064 ヤマトHD、宅配発送をスマホで完結 決済など利便性高く 日経 +0.80% 9/3 9202 ANAHD、物流新興企業と貨物輸送で提携 日経 +0.55% 9/3 4755 楽天傘下の楽天証券、ポイントで国内株投資 若年層取り込み 日経 +0.29% 9/3 9983 ファストリ、ユニクロ、2019年8月期の国内既存店売上高1%増 7年連続増収 日経 +0.25% 9/3 9020 鉄道利用にもポイント JR東日本のスイカ、運賃に応じて付与 各紙 +0.04% 9/3 7269 スズキ、カーシェア実験 丸紅などと需要探る 日経 0.00% 9/3 8002 +0.83% 9/3 9508 九州電、玄海2号機の廃炉計画提出 日経 0.00% 9/3 6701 在宅患者の遠隔医療 顔認証でなりすまし防止 NEC系、基盤を提供 日経 -0.11% 9/3 4543 テルモ、血液関連機器事業、利益率20%めざす 25年3月期メド 日経 -0.89% 9/3 3458 CRE、19年7月期の純利益68%減 減益幅が拡大 日経 -0.98% 9/3 6703 OKI系、電子機器評価の施設 日経 -1.01% 9/3 7532 パンパシHD、営業益3.5倍 GMS、「ドンキ」転換加速 24年6月期 日経 -1.82% 9/3 4506 大日本住友、迫る「特許の崖」 大型薬、猶予は3年半 新薬候補の治験、相次ぎ失敗 日経 -3.59% 9/3 9946 ミニストップ、無人レジの小型実験店 冷食PB充実 日経    

【朝イチ便利帳】3日 8月の国内ユニクロ売上高、米ISM製造業指数

3日は10年物利付国債の入札や8月のマネタリーベースの公表、ファーストリテイリングが8月のユニクロ売上高を発表する。海外では8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表が予定されている。 【3日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 8月のマネタリーベース(日銀) 10:30 10年物利付国債の入札(財務省) 13:30 桜田同友会代表幹事の記者会見 15:00 8月の財政資金対民間収支(財務省) 15:00過ぎ ファストリが8月の国内ユニクロ売上高を発表 その他 閣議   フィンテックの活用をテーマにした「フィンサム2019(金融庁と日本経済新聞社共催)」開幕(都内、6日まで) 海外 時刻 予定 6:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁が講演(4日) 10:30 7月の豪小売売上高 13:30 豪中銀理事会の結果発表 23:00 7月の米建設支出   8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 6740 Jディスプレ、追加借り入れ INCJから200億円、運転資金に 各紙 +3.12% 9/2 8795 T&D、仏運用大手に出資 年金向け商品を提供 日経 +1.15% 9/2 9433 映像を5G転送、AIで画像解析 KDDIが法人向け 日経 +0.59% 9/2 6971 京セラ宇部興産、5G部品展開 日経 -0.07% 9/2 4208 -0.54% 9/2 9531 茨城の火力建設、東ガスが断念 送電線の容量不足で 各紙 -0.37% 9/2 6752 パナソニック、電設資材の売上高2倍に 30年度、4000億円を目標 日経 -0.73% 9/2 7956 ピジョン、純利益19%減 2〜7月、訪日客需要減少 日経 -1.16% 9/2 2593 伊藤園、純利益7%増の36億円 5〜7月、飲料の値上げ寄与 日経 -1.33% 9/2 7494 コナカ、サマンサJP(マザーズ、7829)の筆頭株主に 日経 -1.44% 9/2 8842 楽天地、純利益3倍 2〜7月、リニューアル寄与 日経 -1.48% 9/2 6701 荷物サイズ瞬時に計測、NEC系が機器 宅配取り次ぎを効率化 日経 -1.75% 9/2 4543 テルモ、カテーテル中国攻勢 共同開発品、来年にも 日経 -1.97% 9/2

長期金利マイナス0.5%を見始めた市場 QUICK調査、強まる債券先高観

日経QUICKニュース(NQN)=川上宗馬 米中貿易摩擦への懸念が深まった8月、債券相場の先高観が劇的に広がっていたことがQUICKの月次調査で分かった。長期金利は9月までに2016年7月に付けた過去最低の水準であるマイナス0.300%に並ぶとの予想が増えた。米中の対立激化が世界経済の低迷と中央銀行による金融緩和政策の長期化を意識させ、国内でも長期金利の低下傾向が続くとの見方につながっている。 QUICKがまとめた8月の月次調査〈債券〉によると、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りの9月末時点での見通しを聞いたところ、マイナス0.300%を挙げる人が最も多かった。予想の中央値はマイナス0.275%で、最低ではマイナス0.350%もみられた。 ■QUICK月次調査<債券>8月調査 ※調査は8月27~29日に実施し、証券会社や銀行など債券市場関係者134人が回答した 前回調査(7月29日発表)では、2020年1月末時点での最低レベルとしてわずかにマイナス0.300%を予想する人がいただけだった。ただ今回は19年11月末にマイナス0.400%、20年1月にいたってはマイナス0.500%の予測も登場している。 みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは「8月以降の摩擦激化で一時休戦の可能性すら遠のいた」とアンケート結果の背景を解説する。欧米景気の失速が安全資産としての債券需要を高める構図はしばらく変わらない――。そんな空気は主要先進国の国債需給を引き締めるだけでなく、多少リスクをとってでも利回りを得られる債券にお金を向かわせた。8月28日にはイタリアの長期金利が一時、初めて節目の1%を下回った。 ただでさえ「ベーシススワップ」などを通じて円を安く調達できる海外勢にとって日本国債の魅力は大きい。自国国債の投資妙味がだいぶ薄れているだけに「過去最低を付けた16年7月当時よりも日本国債の利回りは高くみえているはずだ」(野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト)という。 長期金利は8月29日にマイナス0.290%を付け、過去最低に迫っているが、警戒する声はあまり聞こえてこない。既に、日銀がかねて示してきた「プラスマイナス0.1%から、その倍程度」という許容変動幅を大きく超え続けている。市場では「海外マネーの需要次第でマイナス0.300%はあっという間に下回る」とのムードが醸成されてきた。 20年2月末時点での長期金利の予想中央値はマイナス0.200%で、一本調子の金利低下は見込みにくいとの予想も出てはいる。だが、みずほの上野氏は「先進国の緩和政策が手詰まりな状況は変わらず、金利が上昇しにくい環境は20年も続くだろう」と話す。 日銀は2日、市場が想定していなかった10~25年ゾーンの超長期債の国債買い入れオペ(公開市場操作)減額に踏み切ったが、債券売りでの反応は極めて穏やかだった。米中対立に端を発する世界経済の減速懸念が払拭されない限り、長期金利が過去最低のマイナス0.300%を試す展開は持続しそうだ。 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

【朝イチ便利帳】2日、法人企業統計 8月の財新中国製造業PMI、米市場は休み

2日は財務省が4~6月期の法人企業統計を発表する。日本自動車販売協会連合会(自販連)が8月の新車販売台数を発表する。8月のQUICK月次調査<債券>の発表もある。 海外では中国メディアの財新とIHSマークイットが8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)を公表する。マレーシアやインドが休場となり、全米市場も休み。     【2日の予定】 国内 時刻 予定 8:30 QUICKコンセンサスDI(8月末時点) 8:50 4〜6月期、2018年度の法人企業統計(財務省) 11:00 8月のQUICK月次調査<債券> 14:00 8月の新車販売(自販連)   8月の軽自動車販売(全軽自協) その他 債券市場サーベイ(8月調査、日銀)   5〜7月期決算=伊藤園 海外 時刻 予定 10:45 8月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI) その他 レーバーデーの祝日で米全市場が休場   マレーシア、インド、ベトナム市場が休場 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 9627 アインHD、21%増益 5〜7月最終、積極出店が寄与 日経 +3.42% 8/30 6502 東芝の米LNG事業、仏トタルへ売却完了 16億円、損失リスク回避 日経 +2.64% 8/30 5020 JXTG、全国で家庭向け電力 日経 +2.47% 8/30 5401 亀裂台車生産の日本製鉄、鉄道と安全調査検討 日経 +1.74% 8/30 9143 東京港回避へ物流大手動く SGHDなど 配送遅れ対策で地方港活用 日経 +1.17% 8/30 7203 トヨタ、英工場一時停止へ 11月1日、EU離脱備え 日経 +1.01% 8/30 6752 パナソニック、執行役員数3分の1に 各紙 +0.97% 8/30 7181 かんぽ生命営業、自粛継続 再開は10月に 金融庁、来月立ち入り 各紙 +0.92% 8/30 8200 メニュー減らし人手不足克服 リンガハット、20種廃止 日経 +0.75% 8/30 9432 NTT、業務自動化従量制に(日経、以上2日) 日経 +0.69% 8/30 9201 日航、初のエアバス運航 大型機「A350」 日経 +0.48% 8/30 3250 ライツイシューで調達 ADワークス、14億円 日経 0.00% 8/30 7604 梅の花、前期最終赤字に 不正会計で修正 日経 -1.13% 8/30

浮かぶ「酒」、沈む「油」 上海株式市場の主役交代

NQN香港=桶本典子 中国・上海株式市場の一角で「石油より酒」の構図が繰り広げられている。白酒メーカーの貴州茅台酒が30日も上場来高値を更新。好業績と健全経営で知られる同社の人気ぶりは、安値圏に沈む国有石油最大手・中国石油天然気(ペトロチャイナ)の時価総額を上回るほどだ。ペトロチャイナの時価総額の約1兆1200億元に対し、貴州茅台酒は約1兆4300億元。世界有数の時価総額上位企業として知られてきたペトロチャイナにとって代わる存在感を示している。 ペトロチャイナは川上・川下分野を総合的に手がける中国の国有石油最大手。しかし、株価は26日に一時6.02元と、2007年の上場以来の安値を更新。年初から29日までの下落率は16%にのぼり、同期間に上海総合指数が16%上昇したのと対照的だ。悪材料としては、国際原油先物相場の低迷のほか、親会社の中国石油天然気集団(CNPC)が8月にベネズエラに対する米制裁の影響を警戒し、同国産油の積み出しを停止したことなどが挙げられる。3月には、CNPCの元幹部が中国政府に拘束される事件も起きた。 これに対し、貴州茅台酒は今や押しも押されもせぬ人気銘柄の1つ。17年から品薄を背景に製品が投機の対象にもなっているという。 株価は6月に節目の1000元を上回った。中国メディアによると、株価が1000元を超えた銘柄の出現は、中国の人民元建て市場では1992年以来27年ぶりで、史上3社目という。日本円にして21兆円規模の貴州茅台酒の時価総額は、本拠である貴州省の2018年の域内総生産(GDP、1兆4806億元)にほぼ肩を並べ、トヨタ自動車(約22兆7000億円)に迫る水準。世界ランキング(29日時点)では47位と、ファイザーやアンハイザー・ブッシュ・インベブ、ペプシコなどより上に位置する。 機関投資家の間では「ポートフォリオ組成に当たり、ペトロチャイナのような古くからの大型株ではなく、ハイテクや消費のような『新経済』関連が年々好まれやすくなっている」(海納資産管理の周梓霖シニア・インベストメント・マネジャー)との声が聞かれる。特に時価総額を目安に作成する場合は、貴州茅台酒のような躍進めざましい消費関連を取り込みたくなるのは自然だろう。 もっとも中国には「酒能成事、酒能敗事」(酒で事を成し遂げることもあるし、失敗することもある)との故事成語があるようだ。貴州茅台酒ブームがいつまで続くのか、悪酔いしないで済むかどうかも気になるところではある。 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

PIGSは昔々のお話 利回り低下、ギリシャ国債が米国並みに

QUICKコメントチーム=丹下智博 2010年前後の欧州債務危機で世界を怯えさせた「PIGS」も、すっかり丸くなってしまった。時の流れと世界の変化を感じてしまう金利水準だ。 29日の欧州債券市場では、ギリシャの10年国債利回りが過去最低を更新し1.54%をつけた。危機対応で15年6月に導入した大規模な資本規制の一部がまだ残っていたが、9月1日に全面解除されると26日に表明されたことが好感された。プラス金利が残っているギリシャ国債に利回り狩りの買いが向かっている形だ。米国債利回り(1.497%)とあまり変わらない。 ■ドイツ・イタリア・ギリシャ・ポルトガル・スペインの10年国債利回り 1%を割り込んでいたイタリア10年国債もさらに買い進まれ、一時0.93%をつけ過去最低を更新した。イタリア大統領がコンテ首相に組閣を命じたことで、解散総選挙の可能性が後退した。総選挙によるバラマキ(財政拡張)への警戒感からイタリア国債の買いに慎重な見方もあったが、イタリア政局のリスクが低下したと受け止められたようだ。 PIGSは当時、財政状態に不安があるとされた4ヵ国の頭文字だ。現在、ギリシャ、イタリア以外ではポルトガルの10年国債利回りが0.116%、スペインが0.093%にとどまる。危機時にギリシャ国債は10%超、イタリアとポルトガルが7%程度、スペインが5%台だった。 ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】30日 鉱工業生産指数など統計集中日、8月の月例経済報告 シカゴPMI

30日は総務省が8月の都区部消費者物価指数(CPI)や7月の完全失業率を発表するほか、経産省が7月の鉱工業生産指数、政府が8月の月例経済報告を公表する。 海外では8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)や米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、米消費者態度指数などが発表される。   【30日の予定】 国内 時刻 予定 8:30 8月の都区部消費者物価指数(CPI、総務省)   7月の完全失業率(総務省)   7月の有効求人倍率(厚労省) 8:50 7月の鉱工業生産指数(経産省)   7月の商業動態統計速報(経産省) 10:20 3カ月物国庫短期証券の入札(財務省) 13:00 7月の自動車輸出実績(自工会) 13:30 三村日商会頭の記者会見 その他 閣議   8月の月例経済報告 海外 時刻 予定 10:30 7月の豪住宅着工許可件数 18:00 7月のユーロ圏失業率   8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP、速報値) 21:30 7月の米個人所得個人消費支出(PCE) 22:45 8月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 23:00 8月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、確報値) その他 韓国中銀の金融通貨委員会の結果発表   4〜6月期のインド国内総生産(GDP)   トルコ市場が休場 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 7181 かんぽ生命 7〜8月の保険販売大幅減 毎日 +1.40% 8/29 5401 日本製鉄、投資1割減 米中摩擦余波 高炉改修を延期 日経 +1.00% 8/29 8601 大和、200億円AIファンド Dガレージと第2号 開発協力も 日経 +0.92% 8/29 4819 -0.44% 8/29 8591 オリックス、電力の産地証明 東大と共同開発へ 日経 +0.68% 8/29 8114 デサント社長、中国「将来1000店」 120店から拡大 日経 +0.56% 8/29 3612 ワールド、営業益2割増 23年3月期メド、200億円目標 日経 +0.44% 8/29 6861 キーエンスがソフト開発 高収益のノウハウ外販 営業を効率化 日経 +0.37% 8/29 6758 ソニー、オリンパスの全株売却 米ファンドが要求 日経 +0.25% 8/29 7733 -1.35% 8/29 8801 三井不、「水都」日本橋へ再開発 各紙 +0.19% 8/29 4631 DIC、顔料事業買収 独BASFから1162億円で 日経 +0.03% 8/29 3250 ADワークス、経常益7割減 4〜9月、不動産売却の反動 日経 0.00% 8/29 8001 伊藤忠、貸付型ファンドのサイトに出資 日経 -0.07% 8/29 4666 パーク24、11〜7月純利益14%減 海外不振 日経 -0.16% 8/29 9437 NTTドコモや清水建、AI画像解析に9億円出資 日経 -0.41% 8/29 1803 +1.72% 8/29 8628 松井、先物手数料、最低水準に 日経 -0.45% 8/29 4911 資生堂、新興3社と提携 美容、「化粧品以外」を開拓 日経 -0.57% 8/29 9501 東電HD、大型の洋上風力 銚子沖、最大37万キロワット計画 各紙 -0.59% 8/29 9433 5GとVRで災害救助 KDDI、防衛医大と実験 日経 -1.32% 8/29 6501 日立を格上げ、AAマイナスに R&I 日経 -1.34% 8/29

沈む金利 イタリア国債「魅惑」の1%割れ、米に超長期債の「誘惑」

QUICKデリバティブズコメント=池谷信久、片平正二 金利低下が止まらない。8日の欧州債市場でイタリアの10年債利回りが一時、節目の1%を割り込み、過去最低を更新した。リセッション入りが懸念されるドイツの10年債利回りも一時過去最低を更新している。ユーロ圏については、ベンチマークのドイツ国債との比較で相対的に信用力が高くないイタリア国債が注目されている。 景気低迷期では通常、クレジットスプレッドが拡大するが、イタリアとドイツの金利差は縮小傾向にある。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和再開への期待感に加え、独債利回りがマイナスに沈む中で、金利が高いイタリア国債が買われる需給要因が影響しているとみられる。イタリアの解散・総選挙が回避されるかもしれないとの期待も背景にあるようだ。 一報、ブルームバーグは米東部時間28日夕に、ムニューシン財務長官の発言として「超長期債の発行をとても真剣に検討している」と報道した。この日の米債市場で30年債利回りは1.907%まで下げ、史上最低水準を更新していた。超長期債の金利低下基調が強まる中、ムニューシン氏は「もし条件が正しければ、長期借入金を活用し、それを実行すると予想している」と述べつつ、関係者らが会合を開いて可能性を検討したことも明らかにしたという。 ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【Art Market Review】中西夏之の「非日常」、大胆で幅広い表現

今回は7月27日に開催されたSBIアートオークションで油彩作品3点の出品があった中西夏之(なかにし・なつゆき、1935~2016)に注目し、プロフィールとともにリポートする。 中西は、日常的な場所で非日常的な行為を行う「ハプニング」と呼ばれる芸術表現を行った作家のひとりで、1963年に高松次郎、赤瀬川原平らと前衛美術グループ「ハイレッド・センター」を結成し、多くのイベントを実施した経歴を持つ。初期の前衛的活動の後、60年代後半からは絵画制作を主体に活動している。フランスやニューヨークなどで開催された日本の前衛芸術を紹介する美術展に出品したり、リヨン・オペラ座の舞台装置を手掛けたりするなど幅広い表現形態で、国内外で活躍した作家である。 「作品 R.VER」は、落札予想価格300万~500万円のところ、落札価格は345万円(落札手数料を含む、以下同)。4点組作品の「1. 12Z1‘92 / 2. 10Z1’92 / 3. 10Z1’92 / 4. 12Z1’92」は、落札予想価格400万~800万円に対し、460万円で落札された。「K.T.像(金属粉末による)」は、落札予想価格200万~300万円に対して落札価格は230万円となった。 2014~18年の国内主要オークションに出品された油彩作品を抽出分析したACF美術品時価指数・パフォーマンス指標から、過去5年間の市場動向をみると、落札中央値300万円台からスタートし、没年の16年に510万円まで上昇。その後17~18年の中央値はともに437万円で好調に推移している。落札価格の平均は上下動しているものの、これも下限の平均を下回ることはなく堅調だ。今後の推移が気になるところである。 Modern and Contemporary Art 出品数479点、うち落札数422点 落札率=88.1%  落札総額=5億8478万6500円(落札手数料を含む) (7月27日 代官山ヒルサイドフォーラム) 今回のオークションでは、国内外作家216名(多作家・共作出品は1名でカウント)、479作品がセールにかけられ、その内訳は 絵画・版画・写真作品325点、立体・彫刻・その他(グッズ含む)154点となっている。落札総額は5億8478万6500円、 落札率は88.1%に達した。落札予想価格の上限を超えて落札された作品は、全体の40%を占め、総じて活況なセール結果となった。 最高額で落札されたのは、オークション中盤にセールにかけられた藤田嗣治の水彩画作品「狐を売る男」で、落札予想価格1500万~3000万円のところ5290万円で落札された。水彩画は油彩画と比較して高値がつきにくい、とされている中での高額落札は、藤田嗣治の根強い人気と評価の高さがうかがえる。次いで、キース・へリングのシルクスクリーン作品「Andy Mouse(Littmann p.65)」で、落札予想価格1500万~2500万円に対し、2242万5000円で落札された。キース・へリングの作品は3点出品されたが、うち2点が1000万円を超える高額落札となった。SBIオークションハウスでの14年以降のキース・へリングの落札結果からみると今回の結果は大幅な高値更新となり、今後の動向が注目される。 (月1回配信します) ※アート・コンサルティング・ファーム提供 ⇒リポート全文はこちら SBIオークションの次回開催予定は10月26日(HARAJUKU Auction)と11月2日(Modern and Contemporary Art)

【朝イチ便利帳】29日 日銀の鈴木委員が講演 8月の独CPI 米GDP改定値

 29日は日銀の鈴木人司審議委員が熊本市で金融経済懇談会に出席し、講演する。海外ではドイツの8月の失業率や消費者物価指数(CPI)が発表される。米国の4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値の発表もある。ブラジルの4~6月期のGDPも注目だ。   【29日の予定】 国内 時刻 予定 10:30 鈴木日銀審議委員が熊本県金融経済懇談会で講演(熊本市)   2年物利付国債(財務省) 12:00 7月の建機出荷額(建設機械工業会) 14:00 鈴木日銀審議委員が記者会見(熊本市)   8月の消費動向調査(内閣府) 海外 時刻 予定 16:55 8月の独失業率 21:30 米新規失業保険申請件数(週間)   4〜6月期の米実質国内総生産(GDP、改定値) 23:00 7月の米仮契約住宅販売指数 その他 8月の独消費者物価指数(CPI)速報値   4〜6月期のブラジル国内総生産(GDP) 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 9501 東電HDなど4社、原発提携で基本合意 「東通」の共同建設検討 日経 +2.43% 8/28 9437 ペイペイとNTTドコモ、不正利用時の補償明記 乗っ取りなど、被害拡大で 日経 +1.93% 8/28 8604 東証、情報漏洩問題で野村傘下の野村証券を処分 1000万円の過怠金 日経 +1.31% 8/28 2670 ABCマート、全店でPOS刷新 免税対応やQRコード 日経 +0.87% 8/28 6178 日本郵政傘下の日本郵便かんぽ生命、二重徴収回避、来月から がん保険で導入前倒し 日経 +0.73% 8/28 7181 -0.20% 8/28 6098 リクルート株、13社が売却 最大4000億円、持ち合い解消加速 各紙 +0.18% 8/28 3258 HIS「TOB応募は株価みて判断」 ユニゾHD株巡り 日経 -0.47% 8/28 3003 ヒューリック、銀座に12階建て木造ビル 高齢者施設も 日経 -0.48% 8/28 7203 トヨタとスズキ、資本提携 自動車「大変革」に備え 相互出資、トヨタ5% 各紙 -0.60% 8/28 7269 -0.43% 8/28 8114 デサント、中国事業強化 新中計、伊藤忠と連携 日経 -1.26% 8/28 3103 ユニチカ、品質検査データを改ざん 日経 -1.59% 8/28 9603 HIS、今期純利益13%減 訪日客旅行事業が悪化 日経 -2.00% 8/28

インドルピー下落、人民元と意外な関係 謎を解くカギは?

NQNシンガポール=村田菜々子  インドの通貨ルピーが軟調だ。26日の外国為替市場で一時1米ドル=72ルピー台に下落し、昨年12月以来8カ月ぶりの安値を付けた。8月の下落率は4%を超える。米中対立の激化を受けたリスク回避の売りや株式市場からの資金流出に加え、中国・人民元安の波及がルピーの下落につながったとの指摘が市場から出る。通貨安基調が続けばインド当局が大胆な財政・金融政策に動きにくくなりそうだ。  米中対立の激化などを背景に主要なアジア新興国通貨は軒並み軟調だが、なかでもルピーはここ1カ月間で最も下げた。原因の1つは、11年半ぶり安値圏に下落している人民元との連動だ。経済の内需依存度が高いインドは、一般的に中国経済の動向から受ける影響は相対的に小さい。しかし、ここ3カ月間の対ドル相場をみると、ルピーと人民元の相関係数は0.9台と極めて高い。中国と経済的なつながりが深いオーストラリアドルをも上回る。  人民元とインドルピーの奇妙な相関はどこからくるのか。謎を解くカギは両国の貿易にある。  JPモルガンは8月中旬に発行したリポートで「2014年以降のインドの貿易収支の悪化の半分が、対中赤字によるもの」と指摘。ルピーの対元での実質為替レートの上昇による輸出競争力の低下が原因の1つとみる。「(貿易赤字を抑制したい)インド当局は1元=10ルピーを超えるルピーの上昇を避けたいとみられる」と述べ、その上限に近づくと人民元の対主要通貨での下落にルピーも追随しやすいとの見解を示した。  インド政府は23日に追加の景気刺激策を明らかにし、一部海外投資家への課税免除も発表した。インド株式市場では7月発表の予算案への失望をきっかけに、7月から8月23日までの2カ月弱で2452億ルピー(約3600億円)の海外資金が流出していた。この流れに歯止めがかかれば、ルピー安要因の1つが解消されそうだ。ただ、経済対策の発表を受けた26日のインド市場では政策期待で株高が進んだ一方、ルピーは相変わらず安いままだった。  経済成長率が5年ぶりの低水準に落ち込むなか、インド当局は景気を全力で支える姿勢を鮮明にしている。インド準備銀行(中央銀行)は2月に世界的な「利下げドミノ」の先陣を切るなど今年4回すべての金融政策決定会合で利下げを決め、政策金利を合計1.1%引き下げた。なおも市場では「続く1~2会合で0.25~0.40%の利下げを決める」(インドのイエス銀行)など、追加利下げを予想する声が多い。  本来、利下げは通貨安要因だが、7月ごろまでは利下げを続けても対ドルのルピー相場は堅調だった。ただ、ここにきて元安につられやすくなっていることを考慮すれば、よりルピー安が加速しやすい地合いが整っているといえる。  ルピーの下落が続き、外貨建て債務の負担拡大やインフレのリスクが浮上してくれば、国内の経済・物価動向だけを考慮した大胆な景気刺激策のハードルは高くなる。米中対立の激化で人民元の先安観はいっそう強まっており、このままルピーが歩調を合わせれば、昨年10月に付けた過去最安値(1ドル=74ルピー台)も視野に入る。 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

【朝イチ便利帳】28日 アフリカ開発会議が開幕、HISの決算発表

28日は第7回アフリカ開発会議(TICAD)が横浜市で開幕する。HSI(9603)が2018年11月~19年7月期の決算を発表する。海外では米エネルギー省の石油在庫統計が発表される予定。   【28日の予定】 国内 時刻 予定 その他 18年11月〜19年7月期決算=HIS   第7回アフリカ開発会議(TICAD7、横浜市、30日まで)   輸出管理の優遇国から韓国を除外(経産省) 海外 時刻 予定 1:20 バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演(29日) 23:30 米エネルギー省の石油在庫統計(週間) 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 6740 Jディスプレ、中国側取締役の選任見送り 9月臨時総会で 日経 +5.08% 8/27 7269 スズキ、車の後付け安全装置 来夏にも商品化 トヨタは機能拡充計画 日経 +2.64% 8/27 8028 ユニファミマ、配送全車両を環境対応に 4500台切り替え 日経 +1.94% 8/27 7751 キヤノン、ロボの「目」進化 人と協働型で最大手と提携 日経 +1.79% 8/27 9433 KDDI、解約違約金1000円に 10月からの新ルールに対応 朝日 +1.48% 8/27 4188 CO2で素材燃料生産 三菱ケミHDなど、商用化へ16社連合 日経 +1.36% 8/27 9501 東電HD中部電、EV充電器の設置会社 10月めど設立 日経 +1.23% 8/27 9502 +0.13% 8/27 9437 NTTドコモ、個人情報提供を一目で確認 サイト設置、拒否機能も 日経 +0.92% 8/27 9202 ANAHD、ドローンで血液空輸 ザンビアで実験 日経 +0.89% 8/27 6594 日電産、買収事業の営業利益率15%へ 5年以内、家電部品のモジュール化徹底 日経 +0.40% 8/27 8306 三菱UFJがスマホ決済 来月 ポイント管理も一括で 日経 +0.30% 8/27 8303 新生銀、政府が筆頭株主に 米ファンドが株式売却 日経 -0.13% 8/27 2590 DyDo、純利益34%減 2〜7月、飲料事業が苦戦 日経 -0.24% 8/27 4755 楽天、物流へ出資検討 自社配送強化、コスト削減 日経 -1.48% 8/27 6752 パナソニック、電池育成 トヨタに賭ける 日経     7203     6326 クボタ、米新興に出資 自動収穫のノウハウ吸収 日経    

【朝イチ便利帳】27日 年金財政検証の結果公表、8月の米消費者信頼感指数

 27日は7月の企業向けサービス価格指数や1~7月の中国工業企業利益の発表が予定されている。本日の主なイベントや株価材料は以下の通り。   【27日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 7月の企業向けサービス価格指数(日銀) その他 2019年の年金財政検証の結果公表(厚労省)   閣議 海外 時刻 予定 10:30 1〜7月の中国工業企業利益 22:00 6月の米S&Pコアロジックケースシラー住宅価格指数 23:00 8月の米消費者信頼感指数 その他 5〜7月期決算=ヒューレットパッカードエンタープライズ(HPE) 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 7203 トヨタ、中国で公道実験 自動運転の新興と提携 日経 -0.67% 8/26 6591 西芝電、今期純利益6億1000万円に上方修正 日経 -0.75% 8/26 9006 京急、沿線物件を改装して転貸 日経 -0.92% 8/26 8031 三井物、EV充電器を月数千円で 日経 -1.04% 8/26 8053 仮想ロボ、エースの働き 定型作業を代行するRPA 住友商、年10万時間分手助け 日経 -1.37% 8/26 8053 住友商、ベトナムで石炭火力 環境負荷高い従来式 日経 -1.37% 8/26 9432 NTT系、8K超す高精細画像を高圧縮で高速転送 日経 -1.44% 8/26 8381 山陰合銀、野村と提携 金融商品仲介、証券口座を移管 日経 -1.72% 8/26 8604 0.00% 8/26 6752 半導体にパナソニックの新技術 日経 -1.83% 8/26 7238 ブレーキ社長に元日本電産の宮地氏 信元会長ら退任 各紙 -2.40% 8/26 9501 東電、柏崎刈羽の条件付き廃炉検討 朝日など    

人民元安とトランプ暴風 7.2~7.3元は通過点、厳しいカジ取り人民銀行

日経QUICKニュース(NQN)香港=安部健太郎 中国の人民元相場の下落が止まらない。26日は上海外国為替市場で一時7.15元と、2008年2月以来およそ11年半ぶりの元安水準まで下げた。前週末に米中が互いに制裁関税の引き上げを発表し、米中の対立は泥沼化の様相を強めている。中国経済の一段の減速への警戒感が強まっており、市場では1ドル=7.2~7.3元が次の下値のメドになるとの見方が出ている。 「26日朝に中国人民銀行(中央銀行)は対ドルでの取引の基準値を7.0570元と、前週末の基準値よりも元高方向に設定していた。それだけに26日は当局が人民元安を容認しているというより、米中対立の激化を受けてパニック的な売りに押された」。上海の銀行関係者はこう話す。26日午前は前週末の日中取引の終値(16時30分時点)より0.0675元ほど元安が進む場面があった。オフショア市場(中国本土以外の市場)では一時7.18元台まで下落した。   人民元相場が下げ幅を拡大したのは8月に入ってからだ。トランプ米大統領が、中国からの輸入品ほぼすべてに関税を課す制裁関税「第4弾」を9月に発動すると表明したのが急落のきっかけとなった。それまでは7元が中国当局の「防衛ライン」とみられていたが、5日の上海市場で約11年ぶりに7元台に下落。その後もじりじりと売りに押されていた。 23日夜には、中国国務院(政府)が9月と12月の2回に分けて約750億ドル分の米国製品に5%か10%の追加関税をかけると発表した。すると米通商代表部(USTR)はすかさず、対中制裁関税「第1~3弾」の約2500億ドル分の税率を5ポイント引き上げ30%に、「第4弾」の約2700億ドル分は当初予定より5ポイント高い15%にすると発表。市場の想定を上回る速さで米中対立がエスカレートし、26日の元売りにつながった。 次の下値のメドとしては、7.2~7.3元を見込む声が多い。「購買力平価からみてドルと元は6.8~6.9元程度が適正レートだとみている。現状はこれから5%ほど下げた水準で、目先は7.2元までの下落を当局が容認するかを見極める展開になる」と前出の銀行関係者は話す。 ある上海の金融関係者は「9月末までは7.2元、年末は7.3元程度が下値のメドとみている」という。中国の輸出に対する米制裁関税の悪影響をある程度相殺する一方で、中国からの急激な資本流出を避けたい当局にとって折り合えるのがこの水準との見立てだ。そのうえで「日本円が買われるなど、元相場にとどまらず世界的にリスク回避の地合いが強まっている」として、当面は元売り圧力は続くと指摘する。 野村国際(香港)の野木森稔エコノミストは「年末までに7.35元への下落を予想している」と話す。元安が進む局面で当局が元買いの為替介入をするにしても「外貨準備が3兆ドルを大きく下回るような事態となれば、中国からの資本流出が加速しかねない。当局は介入で元相場下落のペースを緩やかにするだろうが、元高にすることはない」とみる。 もっとも、「すべてはトランプ米大統領が次に何をしてくるか次第」(上海の金融関係者)。米国が一段と対中圧力をかけ、混迷の度合いが深まるようだと「7.5元程度への下落も意識されるようになる」(上海の銀行関係者)と身構える声も出ている。 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

【朝イチ便利帳】26日 8月の独Ifo企業景況感指数、7月の米耐久財受注

26日は内閣府が6月の景気動向指数改定値を発表する。海外では8月のドイツIfo企業景況感指数、7月の米耐久財受注額が発表される。フィリピン市場とロンドン市場は休場だ。   【26日の予定】 国内 時刻 予定 14:00 6月の景気動向指数改定値(内閣府)   7月の外食売上高(日本フードサービス協会) 海外 時刻 予定 21:30 7月の米耐久財受注額 その他 フィリピン市場が休場   ロンドン市場が休場   8月の独Ifo企業景況感指数 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 6740 Jディスプレに「10月まず500億円」、中国香港の企業連合CEOが発言 資金の調達なお不透明 日経 +5.00% 8/23 9603 HIS「株主応募ゼロ」、ユニゾHDへのTOB 株価、想定上回り推移(日経、以上25日) 日経 +3.75% 8/23 3258 +1.40% 8/23 6702 富士通「信用スコア」提供 AIで点数化 金融機関向け、10月に(日経、以上26日) 日経 +1.24% 8/23 3382 セブン&アイ傘下のセブン—イレブンジャパン、「日曜休業なら契約解除」 大阪で時短の加盟店に 日経 +0.70% 8/23 7269 スズキ研究施設、250億円投じ拡張 静岡牧之原で 日経 +0.68% 8/23 2914 JT、蘭子会社から配当851億円 日経 +0.54% 8/23 7752 3Dプリンター、細胞で人体組織 リコーやJSR 新薬を評価、血管硬膜も 日経 +0.41% 8/23 4185 +0.46% 8/23 3606 レナウン、150人の希望退職募集 日経 0.00% 8/23 8001 伊藤忠、西アフリカでパイン生産 ドール通じ50億円投資 日経 -0.02% 8/23 8016 オンワード、固定資産売却益27億円 3〜8月計上 日経 -0.39% 8/23 4699 ウチダエスコ、前期純利益59%増 日経 -0.56% 8/23 9501 東電HD、柏崎原発の一部廃炉検討 6.7号機再稼働前提に 日経 -1.22% 8/23 8089 すてきナイス前社長、取締役辞任 日経 -2.26% 8/23 4680 ラウンドワン、複合運動施設を米で展開 バスケやパターゴルフ 日経    

歴戦の貴金属ディーラーが選んだ次の舞台 ブルース池水氏「個人向け啓発に軸足」

日経QUICKニュース(NQN)=片岡奈美 国際商品市場で一人の大物貴金属ディーラーが一線を退く。住友商事を皮切りに大手商社や外資系金融機関を渡り歩き、米有名歌手にあやかったディーラー名「Bruce(ブルース)」で知られる池水雄一氏だ。在籍しているICBCスタンダードバンクを8月31日付で退社して新たに社団法人を立ち上げ、今後は個人を中心に投資家向けの情報配信や啓発活動に軸足を移す。 新たに発足するのは「日本貴金属マーケット協会(JBMA)」。池水氏は代表理事兼貴金属スペシャリストに就任する。「今後は金だけでなくパラジウムやプラチナ(白金)などこれまで足りなかった貴金属全般の情報を発信し、個人投資家の啓発活動に携わっていきたい」と意欲を見せる。 池水氏のキャリア開始は1980年代にさかのぼる。86年に上智大学外国語学部を卒業し、住友商事に入社。ロイターのようなトレーディング用のチャットツールを利用する際などに使うディーラー名「ブルース」は当時大人気だったロック・ミュージシャンのブルース・スプリングスティーンからとった。90年からクレディ・スイス銀行、92年から三井物産で貴金属チームリーダーを務めた。2006年に南アフリカのスタンダードバンク(現ICBCスタンダードバンク)東京支店副支店長に転じ、09年から支店長を務めている。 80年代半ばから一貫して貴金属のディーリングに従事し、収益を積みあげてきた。天性の相場勘で何年にもわたって好成績を収め、市場関係者の間で「ブルース池水」の知名度は極めて高い。これまで「Bruce Report」という顧客向けリポートの配信を25年近く続けているほか、近年はツイッターなどSNSを通じた情報発信も積極的に進めている。 座右の銘は「誰にでもできることを誰にもできないくらい続けること」。40歳代の後半から始めたランニングにすっかりはまり、いまでは国内外のウルトラマラソンやトライアスロンなどのレースにも参加する自他ともに認める「鉄人」だ。 参考記事:(4/22配信)平成・危機の目撃者⓫ 池水雄一が見た「有事の金」の復権(1999)  ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

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