【朝イチ便利帳】10日 4月の国際収支、5月の街角景気 中国貿易統計

10日は4月の国際収支、1~3月期の国内総生産改定値、4月の特定サービス産業動態統計、5月の景気ウオッチャー調査などが発表される予定。IPO関連ではリビン・テクノロジーズ(4445)、あさくま(7678)の仮条件が決定する。 海外では5月の中国貿易統計などが発表される予定だ。   【10日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 対外対内証券売買契約(月間、財務省)   4月の国際収支(財務省)   1〜3月期の国内総生産(GDP)改定値(内閣府)   5月の貸出預金動向(日銀) 11:00 6月のQUICK月次調査<株式> 13:30 4月の特定サービス産業動態統計(経産省)   5月の企業倒産(民間調査会社) 14:00 5月の景気ウオッチャー調査(内閣府) 海外 時刻 予定 その他 オーストラリアとフランクフルト市場が休場   5月の中国貿易統計   米国で日米物品交渉の実務者協議(〜11日) 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 8848 レオパレス入居率低迷 5月、10カ月連続前年割れ 日経 +16.48% 6/7 7004 日立造など、2枚羽根で風力実験 浮体式洋上、コストの壁   日経 +2.24% 6/7 6758 ソニー、仮想化技術企業を買収 日経 +1.90% 6/7 7201 仏経済相「ルノー株保有減らせる」 日産自と連合強化で   日経 +1.48% 6/7 7012 川重の「発電船」設計が承認取得 日経 +1.28% 6/7 9603 HIS、純利益38%増 11〜4月、10連休で遠距離旅行が好調   日経 +0.92% 6/7 7269 スズキ、過去最大の過料も 検査不正で 国交省、地裁に適用要請   日経 +0.60% 6/7 3193 鳥貴族、純利益66%減 8〜4月単独、値上げ響く 日経 +0.56% 6/7 9072 自社株取得枠設定 ニッコンHD 38万5000株、10億円   日経 +0.35% 6/7 8219 青山商、カジュアル衣料撤退へ 日経 +0.33% 6/7 1928 積ハウス、純利益6%増 2〜4月、戸建て事業が好調 日経 +0.11% 6/7 9107 川崎汽、大型船に凧で燃費改善 日経 0.00% 6/7 3003 ヒューリック、日本ビューホを買収 事業加速へ 日経 -0.11% 6/7 6097 +0.44% 6/7 5801 古河電、アルミ合金溶接2倍速 日経 -0.23% 6/7 7463 自社株取得枠設定 アドヴァン 20万株、2億円 日経 -0.28% 6/7 3402 血液1滴でがん検査 東レ、年内申請 日経 -0.66% 6/7 2695 くら寿司、純利益36%減の17億円 11〜4月 日経 -0.82% 6/7 4506 製薬、医療機器で体質強化 新興勢とタッグで収益源探る 大日本住友、リハビリ向け開発   日経 -1.66% 6/7

防御も備えたグロース株はどこだ SDGsを買い始めたマネー

やや意気消沈の東京市場。強まる不透明感や買い材料不足の中で、ESG(環境・社会・ガバナンス)が目を引く。 これまでの明確なアルファ(投資収益)が見込めなかった環境とは状況が異なる。背景にあるのは、世界的なサステナブル投資への機運の高まりだ。長期投資を前提とする年金基金が積極的にESGや「持続可能な開発目標(SDGs)」の考えを導入している。グロース株でもESGなどで高い評価を得ることができれば、安定株主を確保することが可能だ。外部環境が悪化する場面においても、グロース(成長)とディフェンシブ(安定)の両輪を備える銘柄群が見え始めた。 MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数の構成268銘柄をESG格付け(2018年12月末時点)別にバスケット化し、昨年末を基準(100)にして指数の推移を示した。 ■AAA格はパフォーマンスも良好(AAAは9銘柄、AAは61銘柄、Aは116銘柄、BBBは64銘柄、BBは18銘柄) 5月末までで最もパフォーマンスがよかったポートフォリオはESG格付けトリプルAのバスケット。次いでダブルAで、日経平均株価が続いた。最も株価パフォーマンスが悪かったのはダブルBだった。トリプルAとダブルBのパフォーマンスには約13ポイントの乖離(かいり)が生じている。また、MSCIのESG格付けと株価推移には、順相関が確認できた。 高評価オムロンの取り組みは ESG格付けトリプルAは、FA(ファクトリーオートメーション)製品を手掛けるオムロン(6645)や次世代通信規格「5G」関連のイビデン(4062)を含む。5月に入り米中貿易摩擦が激化する中で売りが出たものの、相対的に見れば印象ほど株価は底割れしなかった。 ニュース報道を人工知能(AI)で分析し、ESG評価に活用する英アラベスク・アセット・マネジメントもオムロンに対して高いESG評価をしている。ESGスコア65.44は、日本企業566社のうち上位5%に入る。オムロンが幅広いリサーチ機関からESGに関して高い評価を受けている背景には、17年から始めたESG説明会が一役買っている可能性がある。決算説明会とは別の日程で開催し、今年の2月開催で2回目となった。   また、オムロンは主要ESGデータとして二酸化炭素(CO2)の排出量や女性管理職比率などの計数を過去5年にわたりホームページ上で公表している。ESGに対して企業側が積極的に情報開示する姿勢をマネーが評価している側面もありそうだ。 低格付けのダブルBには山崎製パン(2212)や高島屋(8233)が該当する。山崎パンはアラベスクのESG評価で47.87と下位30%に位置。一方の高島屋は持続可能な消費・サービスモデルの構築を目指し4月9日、「髙島屋グループ SDGs 原則」を新たに策定した。今後のESG評価の改善が企業価値の向上につながっていくのか。1つのサンプルとして注目してもいいかもしれない。 関連運用、世界で資産30兆ドル超 ESGの評価の違いが株価動向を左右する背景には、サステナブル投資への機運の高まりが考えられる。世界持続的投資連合(GSIA)によると、投資機関が運用するサステナビリティ資産残高は2018年に株式、債券、プライベート・エクイティなどを合わせて30.7兆ドルに達した。16年から約34%増加している。日本だけでみると4倍超、2兆ドル規模まで急拡大した。 また最近では企業側のSDGsへの取り組みも拡大している。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が1~2月に東証一部上場の604社から回答を得たアンケートによると、SDGsについて「取り組みを始めている」と回答した企業は44.7%と前年同時期の24%から大きく増加した。 年金などの大規模な資金運用をする投資家にとって長期運用は欠かせない視点だ。GPIFは、長期の投資リターンを追求するうえで「環境問題や社会問題の影響から逃れられない」とし、運用を受託する金融機関に対してESGを考慮した投資を求めている。ある運用担当者はESGについて、「今後、運用する上では無視できない」と指摘していた。 米中対立を受けて世界経済への見通しが混とんとしている。緩和マネーが行き場を模索する中、ESGやSDGsへの積極的な取り組みが、安定株主の確保につながる局面が到来していると言えそうだ。(大野弘貴) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】7日 4月の景気動向指数、家計調査、5月の米雇用統計

7日は4月の家計調査、毎月勤労統計速報値、5月上中旬の貿易統計、4月の景気動向指数速報値などが発表される予定。IPO関連では新日本製薬(4931*J)の仮条件、日本グランデ(2976*J)、Sansan(4443*J)の公募・売り出し(公開)価格が決定する。 海外では5月の米雇用統計などが発表される予定だ。   【7日の予定】 国内 時刻 予定 8:30 4月の家計調査(総務省)   4月の毎月勤労統計速報値(厚労省) 8:50 5月上中旬の貿易統計(財務省) 10:20 3カ月物国庫短期証券の入札(財務省) 12:50 黒田日銀総裁がGPFI(金融包摂のためのグローバルパートナーシップ)フォーラムで講演 14:00 4月の景気動向指数速報値(内閣府) 16:00 5月の債券市場サーベイ(日銀) その他 閣議   国際金融協会(IIF)春季総会   2〜4月期決算=積ハウス 海外 時刻 予定 1:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演(8日) 4:00 4月の米消費者信用残高(8日) 13:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が講演 21:30 5月の米雇用統計 その他 中国(上海、深セン)、香港、台湾、インドネシア市場が休場 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 4578 大塚HD、植物由来のチーズアイスを米国で拡販 乳代替品 日経 +1.30% 6/6 2802 味の素、ブラジルに新工場 サトウキビ原料の洗浄剤 日経 +0.67% 6/6 6501 日立、日立ハイテクを完全子会社化へ 日経ビジネス電子版 +0.29% 6/6 8036 -2.46% 6/6 7203 トヨタ、中国電池大手と提携 電動化計画5年前倒し EV、2025年に100万台 日経 +0.26% 6/6 8309 三井住友トラ、UBSと運用新会社 富裕層向け拡大 日経 -0.51% 6/6 4188 三菱ケミHD三井化学、100%植物由来のバイオプラ実用化へ 日経 -0.64% 6/6 4183 +0.51% 6/6 3861 段ボール需給、市場警戒 王子HD日本紙、年初来安値圏 各社、事業利益は拡大見込む 日経 -0.68% 6/6 3863 -1.55% 6/6 4523 ロシュやエーザイ、アルツハイマーの新薬開発 原因タンパク質「タウ」に力 日経 -0.77% 6/6 6301 コマツ、今期の純現金収支の黒字13倍に 借入金返済を優先 日経 -1.50% 6/6 1803 清水建、500億円投資し研究所新設へ IT導入を加速 日経 -1.61% 6/6 6471 日精工、ステアリングを独VWと共同開発 日経 -2.08% 6/6 6703 OKI、ブラジルのATM子会社売却 日経 -2.30% 6/6

トランプが仕掛ける貿易戦争 CDSは米国ひとり勝ち 中墨は保証料率⤴

激化する貿易戦争の当事国である米国と中国、メキシコとの間で、国の信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の明暗が分かれている。摩擦が経済に悪影響を及ぼすとの懸念から、中国やメキシコは国債のCDS保証料率が上昇している。一方で米国は低位で安定しており、CDSからみた信用力では戦いを仕掛ける側の米国の一人勝ちとなっている。 CDSは国や企業などの貸し倒れリスクを取引する金融派生商品(デリバティブ)。買い手は債権の元本の一定割合にあたる保証料を支払えば、債務不履行(デフォルト)が発生した際の損失分の保証を受けられる。このため国債の保証料率の上昇は、その国の景気や財政悪化への警戒感の高まりを示すとされる。 リスクに敏感な「炭鉱のカナリア」 QUICKによると、中国の5年物国債の保証料率(気配値ベース)は3日に0.6%まで上昇し、およそ5カ月ぶりの高さとなった。トランプ米大統領は5月5日に中国製品への追加関税引き上げの方針を表明した。貿易戦争が激しくなるにつれて、中国の保証料率は上昇傾向を強めている。 トランプ米政権が10日からすべての製品に5%の関税を課す方針を示しているメキシコも上昇している。「輸出減速で景気が悪化し、財政支出が膨らむとの連想が働いている」(国内証券のエコノミスト)という。米国が貿易戦争を仕掛ける相手国の保証料率の上昇を促しやすくなっている。 三井住友銀行の宇野大介チーフストラテジストは「貿易戦争が現実的に世界経済の減速を招くとの見方が大勢になれば、米国の保証料率も上昇してくる」と予想する。仮に米景気が大幅に落ち込めば、財政拡大の観測が浮上するとみられるからだ。 ニューヨーク原油先物相場はすでに高値から2割超下げ、「弱気相場」入りしている。運用リスク回避の動きは着実に広がっている。だが、米株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動くとの見方からダウ工業株30種平均は反発の兆しが出ている。金融緩和が貿易戦争による悪影響を吸収するとの見方は株価の支えになっている。 CDSはリスクに敏感なため「炭鉱のカナリア」とも呼ばれている。米国債の保証料率の安定は、金融・資本市場全般がまだ悲観一色に染まっていない現れといえそうだ。 【日経QUICKニュース(NQN ) 矢内純一】   ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

【朝イチ便利帳】6日 ECB理事会と総裁会見、4月の米貿易収支

6日は5月の車名別新車販売、輸入車販売、オフィス空室率などが発表される予定のほか、黒田日銀総裁がIIFの春季総会で講演を行う。IPO関連ではヤシマキザイ(7677)の仮条件が決定する。 海外では日本時間3時00分に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されたほか、4月の米貿易収支などが発表される予定だ。   【6日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 対外及び対内証券売買契約(財務省) 10:20 6カ月物国庫短期証券の入札(財務省) 10:30 5月の輸入車販売(輸入組合) 11:00 5月の車名別新車販売(自販連)   5月のオフィス空室率(三鬼商事) 17:25 黒田日銀総裁がIIFの春季総会で講演 その他 国際金融協会(IIF)春季総会(7日まで) 海外 時刻 予定 2:00 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が講演(7日) 10:30 4月の豪貿易収支 20:45 欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表 21:30 ドラギECB総裁の定例記者会見   米新規失業保険申請件数(週間)   4月の米貿易収支 21:40 カプラン米ダラス連銀総裁があいさつ その他 インド中銀が政策金利を発表   韓国、マレーシア、インドネシア市場が休場 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 8604 野村の野村証、25店舗統合で14億円コスト減 8〜9月に 日経 +3.82% 6/5 3382 セブン&アイと日本コカ、100%再生ペット容器 緑茶飲料で 日経 +3.17% 6/5 6753 シャープ、米関税にらみ生産移管 パソコンの一部、中国から 日経 +2.93% 6/5 3088 マツキヨHD、ココカラFと統合も検討 スギHDに対抗 各紙 +2.69% 6/5 3098 +2.53% 6/5 7649 +1.23% 6/5 4901 富士フイルム、プリンター基幹部品外販 少量印刷ニーズ狙う 日経 +2.57% 6/5 5938 社外取締役候補から暫定CEOを LIXILグの会社側 各紙 +2.25% 6/5 5363 自社株取得枠設定 オリコン(ジャスダック、4800)30万株、TYK100万株   +2.09% 6/5 6309 巴工業の純利益 11〜4月29%増 遠心分離機が好調 日経 +1.87% 6/5 7011 三菱重、加ボンバルと買収交渉 小型旅客機の保守事業 各紙 +1.57% 6/5 9681 東京ドーム、営業益2割減 2〜4月、販促費膨らむ 日経 +1.52% 6/5 4502 取締役の報酬返還 クローバック条項 武田への提案、注目呼ぶ 米製造業、9割導入 日経 +1.27% 6/5 9503 関西電、AIで省エネ空調 小売店向け、サービスコストを2割減 日経 +0.95% 6/5 5401 日本製鉄出資のウジミナス、財務改善で高炉改修 340億円投資 日経 +0.87% 6/5 4755 スマホ決済、サービス競う 普及度、楽天の楽天Edy首位 機能性1位はヤフーとソフトバンク(SB、9434)共同出資のペイペイ 日経 -0.17% 6/5 4689 +0.98% 6/5 9501 電力市場、変わらぬ寡占 東電HD系、新電力販売量初の首位 自由化3年、競争環境整備に課題 日経 -0.34% 6/5

視界に入った米利下げ、どうなる国内勢の米債投資 焦点はヘッジコスト

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が4日の講演で「景気拡大を持続させるために適切な措置をとる」と述べたのをきっかけに早期の米利下げ観測が一段と高まっている。国内で米国債運用を手掛ける機関投資家のスタンスにも影響を及ぼす公算が大きい。焦点は為替差損回避(ヘッジ)のコスト。米利下げによりヘッジコストが大きく下がればヘッジ付き米国債の比率が上がり、外国為替市場では円売り・ドル買いが出にくくなる。 日米の短期金利差を反映するヘッジコストは現在、1カ月物で3.1%程度、3カ月物で2.8%程度と米10年物国債の4日終値である2.13%よりもはるかに高い。もし利下げ実施となればその幅に応じて米短期金利に低下圧力がかかり、ヘッジコストは改善するはず。日本の超低金利環境は当分続くと予想されているため、国内勢によるヘッジ付き米債の復活が現実味を帯びる。 問題は米利下げによる景気の刺激効果を見込む動きがどの程度持続するかだ。株高や将来の物価上昇を織り込んで米長期債相場が下落(利回りは上昇)し、利回り曲線(イールドカーブ)の傾きが強まれば「逆ざや」解消がさらに進み、円安を阻む。 一方で米中などの貿易摩擦の影響は予測が難しい。FRBが利下げをしても米経済が長期の停滞局面入りするといった懸念が再び生じれば安全資産としての米長期国債の需要は戻り、イールドカーブはまた平たん化に向かうかもしれない。そうなると生命保険会社などは今までと同様に為替リスクをとった「オープン外債」を続けざるを得なくなるだろう。 外為市場の関係者の話を総合すると、国内生保などヘッジを駆使する投資家には現時点では「戻りを待って円の売り持ちを増やしたい」との声が多いという。ヘッジコスト改善への期待はあるものの、日本でも金利低下が進んでいる。5日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは一時マイナス0.120%と2016年8月初め以来の低水準を付けた。 運用難で待ったなし、FRBの政策対応を待ってはいられない――。米利下げ効果への懐疑論も加わり、とりあえずはオープン外債を併用したいとのムードが濃いようだ。 〔日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 今 晶〕 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

買い推奨で一斉乗車の株式市場 ウーバー株、どこまで乗れるか

巨額の赤字決算や「顧客選別」の方針表明など、何かと話題のウーバーテクノロジーズだが、株式市場の期待は相変わらず高い。4日の株価は大幅続伸し、前日比3.6%高の42.75ドルで取引を終えた。 ドイツ銀行では、ウーバーをフェイスブック以来最も魅力的なインターネットIPOと評価した。ウーバーの収益見通しに関連する懸念は、フェイスブックの携帯電話への移行よりもリスクが少ないとして、投資評価を新規「バイ」でカバレッジを開始し、目標株価を58ドルに設定した。 また、カナダの独立系投資銀行カナコードは、世界規模で輸送市場が混乱の危機に瀕するなか、ウーバーが革命の主役と評価。投資評価「バイ」でカバレッジを開始し、目標株価を55ドルに設定した。 ■ウーバーをカバレッジ対象とする調査機関が増加 ウーバーが上場して1カ月足らず経過したが、足元でカバレッジ対象とする調査機関が増えている。27社がカバレッジ対象とし、強気評価の「バイ」および「オーバーウエイト」設定が21社、中立評価が6社で、売り評価はゼロだった。 目標株価の平均は54.36ドルとなっており、これは公開価格45ドルを大きく上回る水準となっている。4日終値(42.75ドル)からは27%のアップサイドが見込まれている。 慎重な見方も一部ではある。SIGでは、ウーバーの1Q(1~3月期)決算が約10億ドルの最終赤字を計上したことに関して、特に驚くべきことではないと指摘。輸送・物流に革命を起こす機会を持つ会社と評価するが、事業の複雑さや将来収益の可視性の欠如、不安定な競争環境が株価の重荷になる可能性があるとして、投資評価「中立」・目標株価42ドルに設定している。(本吉亮) ■「バイ」「オーバーウエイト」の判断がズラリ ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

懸念、入念、観念のパウエルプット 利下げは7月?それとも9月?

米連邦準備理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が4日にシカゴで講演し、「適切な行動をとる」と述べた事で利下げ観測が台頭した。CMEグループのFedウォッチツールによれば、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ織り込み度は92.2%となり、前日(76.9%)から急上昇して9割台に乗せた。 エバコアISIは4日付のリポートで「パウエル議長は必要に応じて利下げに門戸を開くと表明した。緩和の意図や期待を明確に示すものではなかったが、その言葉は前向きで、市場の反応も利下げの可能性が高いとみていることがうかがえた」と指摘。その上で「我々は最初の利下げが早ければ7月に行われる可能性が高いと予想する」と指摘した。 またリポートでは「パウエル議長は『貿易問題がどのように解決されるのか知らないが、米国経済の見通しに対するこれらの動向の影響を注意深く監視する。経済拡大を持続するために適切に行動する』と述べた。このフレーズは6月FOMCの声明文で盛り込まれる文言のプレビューのように思われ、その6月FOMCでは利下げが行われることは無さそうだ」と見込んだ。 一方、バンクオブアメリカ・メリルリンチは4日付のリポートで、パウエル議長の講演では、貿易戦争の激化を受けて、急遽、先行きへの警戒をにじませる文言を追加したようだと指摘。バンカメは米国内総生産(GDP)成長率予想を下方修正した。また、政策金利見通しを改定し、今年9月の利下げを見込むと予想した。 パウエル発言は株式相場には強い追い風となった。ダウ工業株30種平均は前日比512ドル高と、今年2番目の上げ幅を記録した。(片平正二、大野弘貴) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】5日 財新中国PMI、ISM非製造業指数、ベージュブック

5日は、5月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)のほか、5月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数や米地区連銀経済報告(ベージュブック)などが発表される予定だ。   【5日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 6月の日銀当座預金増減要因見込み(日銀) 海外 時刻 予定 3:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック、6日) 10:30 1〜3月期の豪GDP 10:45 5月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI) 18:00 4月のユーロ圏小売売上高 21:15 5月のオートマチックデータプロセッシング(ADP)全米雇用リポート 23:00 5月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数 23:30 米エネルギー省の石油在庫統計(週間) その他 インド、フィリピン、シンガポール、マレーシア、インドネシア市場が休場   ポーランド中銀が政策金利発表   クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長があいさつ   ボスティック米アトランタ連銀総裁がフォーラムに参加   ローゼングレン米ボストン連銀総裁がパネル討議に参加 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 9824 泉州電、11〜4月純利益13%増 日経 +3.06% 6/4 5301 東海カ、値下げへ 黒鉛電極、7〜12月1割強 日経 +2.28% 6/4 9946 ミニストップ、韓国で追加出資 日経 +1.68% 6/4 6418 日金銭、紙幣識別機の生産 一部を中国外に 日経 +1.59% 6/4 4755 楽天とNEC、5G基地局整備 国産技術で低価格インフラ   日経 +0.44% 6/4 6701 -2.52% 6/4 8279 ヤオコー、150億円調達 海外でCB 出店改装などに充当   日経 0.00% 6/4 9627 アインHD、15%減益 前期最終、調剤振るわず 日経 -0.48% 6/4 3382 揚げ物設備 清掃容易に セブン&アイ、6000店で切り替え   日経 -0.77% 6/4 4452 花王、皮脂で肌の状態分析 顧客ごとに商品提供 日経 -1.38% 6/4 9062 受託物流も自動化急ぐ 日通など、人手不足受け 日経 -1.72% 6/4 9433 KDDI、MaaSに参入 日経 -2.15% 6/4

米国で英国で中国で、製造業の景況感悪化 米利下げ催促モード強まる

世界の製造業の景況感悪化が鮮明になってきた。3日発表の5月の米ISM製造業景況感指数は52.1と、4月から0.7ポイント低下し、2016年10月以来2年7カ月ぶりの低水準となった(グラフ緑)。この日発表された米PMI確報値は50.5と好不況の分かれ目とされる50目前。英PMIは49.8と前月比0.6ポイント低下し50を下回った。5月31日に公表された中国PMI(グラフ青)も3カ月ぶりに50を下回っており、米中摩擦の先行き不透明感の強まりが実体経済をじわじわ冷やしている格好だ。 こうした中で、セントルイス連銀のブラード総裁は3日の講演で、利下げは「近く是認されるかもしれない」と述べた。市場ではFRBの利下げの織り込みが一段と進み、米10年金利は一時2.06%と2017年9月以来ほぼ1年9カ月ぶりの低水準を付けた。 CMEの「Fedウオッチ」によると、2019年中に1回以上利下げする確率は98%、2回以上は85%、3回以上は55%、4回以上は21%となっている。(池谷信久) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

反トラスト疑惑の代償=14兆円なり GAFA株に売り広がる

3日の米国株式市場で「GAFA」と呼ばれるアマゾンやアルファベット、アップル、フェイスブックのネット大手4社の株価が急落した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が「米司法当局が反トラスト法(日本の独占禁止法に相当)違反の可能性を視野に調査を検討している」などと報じ、売りが広がった。 フェイスブックは7%安、アルファベット(グーグル)は6%安、アマゾンは4%、アップルは1%安。4社の時価総額は前日比1336億ドル減の2兆8195億ドルと、日本円に換算(1ドル=108円)すると1日で約14兆円が吹き飛んだ計算だ。(松下隆介) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】4日 5月のマネタリーベース、国内ユニクロ売上高

4日は5月のマネタリーベース、財政資金対民間収支などが発表される予定のほか、10年利付国債の入札が行われる。IPO関連では大英産業(2974)が新規上場するほか、ピアズ(7066)の仮条件が決定する。 海外では4月のユーロ圏失業率、5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値、4月の米製造業受注などが発表される予定だ。 【4日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 5月のマネタリーベース(日銀) 10:30 10年利付国債の入札(財務省) 13:30 桜田同友会代表幹事の記者会見 15:00 5月の財政資金対民間収支(財務省) 15:00過ぎ ファストリが5月の国内ユニクロ売上高を発表 その他 閣議   福証上場=大英産業 海外 時刻 予定 10:30 4月の豪小売売上高 13:30 豪中銀理事会の結果発表 18:00 4月のユーロ圏失業率   5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値 21:30 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が会合であいさつ 23:00 4月の米製造業受注 その他 インドネシア市場が休場   マレーシア市場が半日取引   1〜3月期の南ア国内総生産(GDP)   エバンス米シカゴ連銀総裁が会合であいさつ   パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会合であいさつ   ブレイナードFRB理事がパネル討議に参加   カプラン米ダラス連銀総裁があいさつ 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 7201 今後の契約関係、分析検討進める 日産自が声明 各紙 +1.38% 6/3 6501 外国人や女性の執行役員理事 日立、各1割超へ 20年度までに 日経 +0.62% 6/3 1925 大和ハウス、取締役賞与減額 不適切住宅巡り 各紙 +0.21% 6/3 2593 伊藤園、前期純利益15%増 運送費の抑制寄与 日経 +0.19% 6/3 4653 ダイオーズ、今期記念配2円 株主優待も拡充 日経 +0.15% 6/3 4689 個人の信用スコア ヤフー、外部提供へ 支払い滞納など数値化 各紙 0.00% 6/3 4519 がんの遺伝子検査 中外薬が提供開始 日経 -0.82% 6/3 5938 LIXILグ、会社指名取締役4候補 瀬戸氏「適格性に疑問」 朝日 -0.86% 6/3 1873 日本ハウス最終赤字幅が縮小 11〜4月 日経 -0.98% 6/3 8411 みずほFG坂井社長「収益改善、批評家は不要」 日経 -1.36% 6/3 6758 ソニー、長崎に新棟 イメージセンサー増産 21年めど稼働 日刊工 -1.69% 6/3 3916 DIT、営業益2倍に 24年6月期目標20億円 日経 -4.43% 6/3 8848 レオパレス新社長「新規の営業、今期は停止」 日経 -4.70% 6/3

CTAのドル売り拡大、対円で顕著に 米景気懸念で作戦変更

外国為替市場でシカゴに拠点を置く商品投資顧問(CTA)などの投機筋の姿勢が変化している。CTAは従来、世界経済の減速懸念から基軸通貨の米ドルと低リスク通貨の円を同時に買う戦略に傾いてきたが、トランプ米大統領による対メキシコ関税の表明などを受けて米景気の減速のほうをより意識し始めた。対ユーロなどでドルの買い持ち高を減らす一方、対円ではドル売りへの傾きを強めたようだ。 米商品先物取引委員会(CFTC)が5月31日に発表した28日時点のシカゴ通貨先物市場の建玉報告によると、投機筋をあらわす非商業部門の円の買い持ち高は21日時点よりも1700枚程度縮小していた。だがトランプ氏が31日、市場の意表をついてメキシコに追加関税を課す方針を示して以降、円が1ドル=108円台前半まで上昇する過程で円買いを急速に積みあげたとみられる。 ■5月28日時点では円買い持ち高は縮小していたが…… (CFTCの円の対ドルポジション) CTAによる米ドル買い意欲の後退は世界株安に対する新興国通貨の底堅さを演出し、対円のドル売りをアシストしている――。市場ではそんな指摘もあった。ドル安で新興国の高金利通貨の魅力が相対的に高まった結果、対円での新興国通貨の売りが鈍り、ドル売り・円買いが出やすくなっているというのだ。 例えばトルコリラの対円相場は5月30日に1リラ=18円台後半とほぼ1カ月ぶりの高値水準を付けた後、足元では18円台半ばとさほど崩れていない。相場の流れに逆らう「逆張り」で知られる日本の外為証拠金(FX)投資家も、リラに限れば利息収益狙いの長期保有のスタンスが目立つ。 CFTC統計によれば、シカゴ勢が5月28日時点で保有する円の売り持ち高は8万1380枚残っている。新規にドル売りを膨らませる戦略とあいまって円の買い戻しが進む展開になれば、円買いのエネルギーは一段と増すかもしれない。 【日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 今 晶】 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

目指せデータの達人⑧GDPと株価 低成長で日本市場の魅力薄れる

国の経済規模をはかるモノサシとして使われる国内総生産(GDP)。世界全体に占める日本のGDPのシェアと東証株価指数(TOPIX)はおおむね連動して動いてきた。だが、ここ最近、TOPIXが上昇する一方、シェアは伸び悩んでおり、日本株の先行きに暗い影を落としている。 ■「バフェット指標」なら日本株は割高 国際通貨基金(IMF)の統計によれば、2018年時点の世界全体に占める日本のシェアはおよそ5.9%。1994年に17.7%まで拡大して以降は減少傾向が続いている。日本のGDP自体は15年以降は増加基調だが、中国など新興国が日本を上回るペースで成長しているため、シェアは高まっていない。 24年までの見通しでも、IMFは日本のGDPは増える予測をたてているが、世界全体に占めるシェアは6%前後で横ばいとなる。 GDPを用いた株式の投資指標で有名なのが、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が参考にするとされる「バフェット指標」だ。株式市場の時価総額を、その国の名目GDPで割って求める。直近1~3月の日本の名目GDP(年率換算)は554兆円で、東証1部時価総額(598兆円、3月末時点)を割ると、割高とされる1を上回っている。 GDPが大きく上昇しない限り「『バフェット指標』でみた日本株の割高さが引き続き意識される」(第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミスト)。加えて、他国が日本を上回るペースで成長するとなれば、国際分散投資の観点で、日本株の相対的な魅力は薄れていくことが避けられない。 【日経QUICKニュース(NQN) 矢内純一】 ※日経QUICKニュース(NQN)が配信した注目記事を一部再編集しました。QUICKの情報端末ではすべてのNQN記事をリアルタイムでご覧いただけます。

メキシコ関税「勝車」なし? 日本勢は最大15%減益要因、GMも急落

5月31日の米国市場で米ゼネラル・モーターズが大幅反落し、4.25%安の33.34ドルで終えた。一時は1月4日以来、約5カ月ぶりの安値水準まで下げた。 トランプ大統領が30日にツイッターで、不法移民の問題が解決されなければ6月10日からメキシコに対して5%の関税をかける方針を表明した。メキシコは米国にとって最大の貿易相手国の一つであるにも関わらず強硬策が示された格好で、新しい米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の議会承認を巡って不透明感が強まる中でメキシコで自動車を生産するGMの業績に対する警戒感から売りが優勢となった。 同業のフォードが2.25%安、カナダの自動車部品大手マグナが2.23%安となり、自動車関連銘柄は軒並み軟調。iシェアーズMSCIメキシコETFは3.63%安で終えた。 ゴールドマン・サックスは31日付のリポートで、5%の関税引き上げによる企業業績全体への影響は軽微としながらも、自動車や自動車部品ではダメージが相対的に大きく、日系自動車メーカー4社の2020年3月期の営業利益にはいずれも下押し要因になると指摘した。「トヨタが1%減、ホンダが2%減、日産が15%減、マツダが10%減」と推定している。(片平正二、大野弘貴) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

Dr.カッパーの警告 米中問題、追加関税で銅が5ヵ月ぶり安値

5月31日のロンドン金属取引所(LME)で銅の3カ月先物は、一時1トン5816.0ドルと1月上旬以来、約5カ月ぶりの安値をつけた。足元の銅価格下落は5日にトランプ米大統領が中国製品の全てに追加関税を課す姿勢を示したことが起点になっている。 銅は加工性や導電性などの優れた特性を持ち、送電線から自動車まで幅広く使われている。景気に先行して価格が変動すると言われており、世界最大の銅の消費国である中国経済の影響を受けやすい。こうしたことから銅相場は「Dr.カッパー」とも呼ばれる。 米中摩擦の先行き不透明感は強い。銅価格の下落は中国景気のさらなる減速を示唆している可能性がある。(池谷信久) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】3日 法人企業統計、中国PMI ISM製造業景況感指数

3日は1~3月期の法人企業統計、5月の新車・軽自動車販売などが発表される予定。IPO関連ではユーピーアール(7065)の公募・売り出し(公開)価格が決定する。 海外では5月の財新中国製造業購買担当者景気指数、米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数などが発表される予定だ。   【3日の予定】 国内 時刻 予定 8:30 QUICKコンセンサスDI(5月末時点) 8:50 1〜3月期の法人企業統計(財務省) 11:00 5月のQUICK月次調査<債券> 14:00 5月の新車販売(自販連)   5月の軽自動車販売(全軽自協) その他 4月期決算=伊藤園 海外 時刻 予定 10:45 5月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI) 23:00 5月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数   4月の米建設支出 その他 ニュージーランド、タイ、インドネシア市場が休場   バーキンリッチモンド連銀総裁が講演 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 2695 くら寿司、新卒年収1000万円 幹部候補生募集 日経 +1.93% 5/31 2651 ローソン、クレジットカード払いのポイント増 日経 +0.39% 5/31 6701 NEC、搭乗手続き 「顔パス」で 国際線で来春運用 日経 -0.24% 5/31 9039 サカイ引越、料金、日にち時間帯ごと 単身者向け、見積もり不要 日経 -0.31% 5/31 9418 USENHD、無料Wi−Fi提供 訪日客需要に対応 日経 -0.66% 5/31 6502 東芝、LNG事業、仏トタルに スピード合意 再建急ぐ(各紙、以上2日) 各紙 -0.71% 5/31 3098 ココカラF、スギHDと統合検討 実現なら業界首位 マツキヨHDとも協議継続 各紙 -0.94% 5/31 7649 -1.69% 5/31 3088 -1.98% 5/31 6178 日本郵政株売り出し、野村が落選 情報漏洩問題響く 日経 -1.47% 5/31 8604 -3.19% 5/31 6758 ソニー、デジタル人材の初任給優遇 最大2割増、730万円 横並び崩す契機に 日経 -1.48% 5/31 8306 三菱UFJ、英で人員削減 欧州拠点、収益悪化で 日経 -1.57% 5/31 9277 総合メデHD、中国でクリニック支援 日本から医師派遣 日経 -1.69% 5/31 1925 大和ハウス、不適切建築「設計者、違法性を認識」 調査委が指摘 日経 -1.96% 5/31 8002 丸紅、アフリカ辺境で市場開拓 電力軸に日用品販売 日経 -2.03% 5/31 9501 東電HD、出力制御ありきに批判 千葉の再エネ発電で検討 日経 -2.10% 5/31 6753 つながる家電、異業種が連携 経産省事業に参加 シャープKDDIセコムなど、自宅見守り 日経 -2.66% 5/31 9433 -0.55% 5/31 9735 -2.19% 5/31 7202 いすゞ、次世代エンジンを米社と開発 日経 -4.91% 5/31 7201 日産自、四駆のEVを発売へ 来年に新SUV、車種増やし拡販(朝日、以上3日) 朝日 -5.31% 5/31

リスクオフ加速、米金利も原油も⤵ 「利下げ2回以上」織り込む動き

米国の金利低下が加速している。10年物国債利回りは時間外で2.2%を割り込み一時2.18%台へ低下。2017年9月以来の低水準を付けた。金融政策の影響を受けやすい短めのゾーン主導の金利低下であり、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを織り込む形になっている。CMEの「Fedウオッチ」では2019年中の利下げ1回以上の確率は9割弱、2回以上の確率は57%まで上昇している。 金利低下とともに原油価格の下落も目立っている。30日の米国市場ではWTIが前日比2.22ドル(3.8%)安の1バレル56.59ドルへ大幅下落となり、ほぼ2カ月半ぶりの安値を付けた。WTIは時間外取引で一段安となり、一時55.80ドルまで下落している。(池谷信久) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

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