ご意見番フィンク氏の予言「米株にメルトアップリスク」 経済成長に強気

ウォール街のご意見番として知られる、ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)が16日に米経済専門チャンネルのCNBCに出演し、「我々は株式市場にメルトダウン(崩壊)ではなく、メルトアップ(急騰)するリスクがあると思っている」との見解を示した。その上で「多くの人が、私たちは利上げの時代に入ると思っていたが、実際はそうではなかった。人々は債券の投資に駆け込んだが、まだ株式市場ではそれを見ていない」とも発言。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを一時休止する中で債券高が進む一方、株式市場では投資家が買い遅れた状態にあるとみて米株に強気の見方を示した格好だ。 ブラックロックがこの日に発表した2019年1~3月期(1Q)決算では、売上高にあたる営業収益や1株当たり利益(EPS)は前年同期から減って減収減益となったが、運用資産は6兆ドルを超えて株価は3%高で堅調に終えた。 先週12日のJPモルガン・チェースの決算発表では、ジェイミー・ダイモンCEOが資料の中で「いくつかの世界的な地政学の不確実性があるにも関わらず、米国経済は成長を続けている」との見解を示した。米金融大手のトップが相次いで口にする「イケイケ発言」だが、市場はどこまで乗っかっていくのだろうか。(片平正ニ) ※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

【朝イチ便利帳】12日 SQ算出 高島屋など決算 中国貿易統計 JPモルガン決算

12日は日銀が9月のマネーストックを発表するほか、経産省が8月の第3次産業活動指数などを発表する予定だ。株式市場は株価指数オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出を迎える。また、高島屋(8233)や東宝(9602)など90社以上が決算発表を予定している。IPO関連ではイーソル(4420)とDELTA-P(4598)が新規上場する。 海外では、9月の中国貿易統計や8月のユーロ圏鉱工業生産、9月の米輸出入物価指数などが発表される予定。このほか、JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴなどの決算発表を予定している。   【12日の予定】 国内 時刻 予定 8:50 対外対内証券売買契約(週間、財務省)   9月のマネーストック(日銀) 10:20 3カ月物国庫短期証券の入札(財務省) 13:30 8月の第3次産業活動指数(経産省) 15:00 9月の投信概況(投資信託協会) その他 閣議   株価指数オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出   3〜8月期決算=高島屋、東宝   東証マザーズ上場=Delta−Fly Pharma、イーソル 海外 時刻 予定 0:45 ボスティック米アトランタ連銀総裁が講演(13日) 18:00 8月のユーロ圏鉱工業生産 21:30 9月の米輸出入物価指数 22:30 エバンス米シカゴ連銀総裁が討議に参加 23:00 10月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ) その他 9月の中国貿易統計   7〜9月期のシンガポール国内総生産(GDP)速報値   シンガポール金融通貨庁が金融政策を発表   国際通貨基金(IMF)世銀年次総会(インドネシアバリ、14日まで)   7〜9月期決算=JPモルガンチェース、ウェルズファーゴ   ブラジル市場が休場 【今日の株価材料】 コード 材料 (NQN「今日の株価材料」より) News 比較 2651 ローソン、新型店にICタグ活用 25年メド、店運営1人でも 日経 -0.13% 10/11 3048 ビックカメラ、前期配当8円増配 日経 -1.39% 10/11 9508 九州電、再エネ業者にあす稼働停止要請も 日経 -1.53% 10/11 7003 三井E&S、中国造船大手と合弁 日経 -1.71% 10/11 9501 経産省、東電の小売子会社に改善勧告 日経 -2.21% 10/11 3593 ホギメデ、今期純利益を下方修正 日経 -2.69% 10/11 3382 セブン&アイの3〜8月期13%増益、ローソンは減益 日経 -2.73% 10/11 2651 -0.13% 10/11 3402 東レ、炭素繊維事業の営業益目標を3年先送り 日経 -2.78% 10/11 7270 SUBARU、ブレーキ検査不正で6100台リコール 各紙 -2.93% 10/11 8283 PALTAC、レジなし決済システムを販売 日経 -3.39% 10/11 9076 セイノーHDなど、配送ロボ自律走行の公道実験 日経 -3.42% 10/11 2378 ルネサンス、4〜9月期営業益3%増 日経 -3.59% 10/11 9064 ヤマトHD、「空飛ぶトラック」商用化 20年代半ばに 日経 -3.59% 10/11 8058 三菱商、カタールの鉄道車両を受注 近畿車と、200億円 日経 -3.68% 10/11 7122 -4.10% 10/11 7267 ホンダ、欧州で次世代通信網の運営に参加 EVに蓄電 日経 -3.80% 10/11 8309 三井住友トラ新運用会社の社長、北米進出の早期実現に意欲 日経 -3.97% 10/11 7730 マニー、前期純利益最高 5期連続で更新 日経 -4.12% 10/11 9983 ファストリ、前期2期連続の最高益 柳井氏の長男次男が取締役に昇格へ 日経 -4.24% 10/11 4063 信越化、半導体製造材を増産 日経 -4.30% 10/11 2337 いちご、3〜8月期純利益37%減 日経 -4.41% 10/11 6723 ルネサス、7280億円のローン契約 日経 -5.41% 10/11 8028 ユニファミマとドンキHD、「共同運営100店舗に」 日経 -5.58% 10/11 7532 +10.41% 10/11  

好調な市場、難しい相場 さえない米金融株、トレーディング収益振るわず

13日の米国株式市場で、金融株がさえない。JPモルガン・チェース)は一時、前日比0.41ドル(0.4%)安の112.67ドルまで下げた。終値は小幅に上昇し、0.44ドル(0.4%)高の113.52ドル。シティグループは0.36ドル(0.5%)安の70.15ドルで取引を終えた。 ■JPモルガン・チェース ■シティグループ JPモルガン・チェースのマリアン・レイク最高財務責任者(CFO)は同日の投資家向けカンファレンスで「7~9月期のトレーディング収益が減っている」と話した。米メディアが伝えた。減収率は一桁台半ばになる見通しだという。シティのジョン・ガーズパックCFOも前日のバークレイズのカンファレンスで「7~9月期のトレーディング収益は横ばいか小幅に増えている」と発言しており、米金融機関はマーケットでの収益確保に苦しんでいるもようだ。(今田素直) ※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

米企業決算キックオフ 2割増益の見方、貿易摩擦どこまで影響

米国企業の2018年4~6月期(2Q)決算発表が今週13日のJPモルガン・チェースら金融大手から実質的にスタートする。米中の関税戦争が6日に発動(Kick in)された後はいったん出尽くしの動きで株式相場は堅調。ゴールドマン・サックスは9日付のリポートで「米中の貿易紛争がここ数週間マーケットで関心を集めていたが、我々の分析によればマクロレベルでは影響は穏やかなものにとどまりそうだ」と指摘した。追加関税によって輸出入が共に同じ量で減少することが見込まれるため、国内総生産(GDP)や雇用への直接的な影響は限られるという。決算シーズンの開始(Kick off)を受けて業績相場に移行できるかどうかが、7月相場のトレンドをみるポイントになる。 ファクトセットの6日付のリポートによれば、S&P500種株価指数ベースの2Qの1株当たり利益(EPS)は前年同期比20%増と見込まれているという。3四半期連続の増益となるが、1~3月期(1Q)の実績値(24.8%増)は下回ると見込まれている。もっとも近年では、S&P500ベースのEPSは実績が市場予想を上回る傾向にある。 内訳では11業種すべてがプラス成長と見込まれ、7つのセクターでは2桁成長が見込まれる。エネルギー、マテリアル、通信サービス、情報技術がEPSのけん引役になるという。売上高も11業種すべてがプラスとなり、エネルギー、マテリアル、情報通信が2桁成長になるという。注目の情報通信では、アドバンスト・マイクロ・デバイスやツイッターが10%超の大きな伸びとなる一方、EPSの指数ウエイトが高いマイクロソフト(1.00→1.08ドル)も大きな伸びとなる見込みだ。 現在、S&P500の予想株価収益率(PER、1年先)は16.2倍ほどで、5年間の平均値(16.2倍)並み。過去10年の平均(14.4倍)を上回り、各国市場と比べて相対的な高さは否めないが、S&P500が史上最高値圏で推移している割にバリュエーションの割高感は年初と比べて薄れている。今回の決算シーズンに先立ち、109社が2Qの業績見通しを発表したが、市場予想の平均値を下回るEPS見通しを出したのは62社(全体の57%)で過去5年の平均(72%)を大幅に下回っているという。トランプ政権の貿易紛争懸念が相場の重しとなっているが、ガイダンス・リスクが低下していることも含め、大規模減税などを受けて企業業績は2Qも好調とみられている。 <S&P500(青・左軸)と予想PER(赤・右軸)の2年チャート> (注)週足、QUICK FactSet Workstationより ゴールドマンの6日付のリポートによれば、好業績を受けて米企業による自社株買いは前年同期比で30%増えることが見込まれるという。配当は同8%増える見込みといい、税制改革の好影響による増益を踏まえて米企業は配当よりも一時的な自社株買いを好むとみられる。今年の米株式市場の下支え役となっていた自社株買いが引き続き入れば、需給的には安心感が出てくる。(片平正ニ)  <今週(10~13日)の主な米決算発表銘柄>   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。 QUICKでは米国株の決算結果の速報ニュースのほか、FANGプラスの銘柄を中心に決算発表前に注目ポイントをまとめた「米決算プレビュー」を配信しています。投資に役立つ独自コンテンツをまとめたQUICK端末の「ナレッジ特設サイト」では、米決算プレビューに加えて決算発表の日程も公表しています。

米金利低下・金融株売りに透ける薄気味悪さ 強まる貿易紛争の横風

27日の米国市場でJPモルガン・チェースが反落し、1.54%安の103.24ドルで終えた。終値ベースで2017年11月28日以来、7カ月ぶりの安値水準となった。この日のダウ工業株30種平均を10ドルほど押し下げた。 貿易紛争懸念で米主要指数が弱い動きとなる中、質への逃避から米債が買われ、金利低下が進む中で金融株が弱い展開だった。ゴールドマン・サックスが0.63%安となったほか、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティ・グループがそれぞれ1%以上下げて主力の金融株は売りが優勢。金融株ETFで純資産が最大の金融株スパイダーETF(XLF)は13日続落し、同ETFとしての続落記録を連日で更新した。(片平正ニ) <金融株スパイダーETF(XLF)のファンドフロー> ※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

米金融株ETFが12日続落 長期金利低下で金融株に逆風

26日の米国市場で金融株ETFとしては純資産が最大の金融株スパイダーETF(XLF)が12日続落し、0.33%安の26.69ドルで終えた。一時は26.52ドルまで下げて5月3日以来、約2カ月ぶりの安値水準に沈んだ。貿易紛争懸念による株安が一服したものの、この日の米債券相場が堅調で長期金利が低下基調となる中で金融株は弱い展開だった。 ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカは小じっかりだったが、ウェルズ・ファーゴは0.98%安で軟調に終えた。 米マーケット・ウォッチによれば、XLFが12日続落するのは同ETFとして過去最長記録だという。米連邦準備理事会(FRB)による今年4回の利上げが見込まれる割に、金融株は弱い。XLFからは25日までの1ヵ月間で14億ドル超の資金が流出していた。(片平正ニ)      ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。    

米10年金利いよいよ3%目前 ドルも全面高、108円後半 【US Dashboard】

23日の米国債券市場で米10年金利は2.997%と2014年1月以来、約4年3カ月ぶりの水準まで上昇して3%の節目に迫った。 外為市場では金利差拡大を受けドル全面高の展開となり、ドル円は108円75銭と約2カ月ぶりの円安・ドル高水準を付ける場面があった。 2月の米金利上昇はリスクオフ要因となり、株安や円高・ドル安をもたらした。今回も株価の上値を抑える要因にはなっているものの、小幅な下落に止まっている。 【米長期金利と円・ドル相場の値動き】 一方、同日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に4日続落し、前週末比14ドル25セント(0.05%)安の2万4448ドル69セントで終えた。米10年債利回りが一時2.99%まで上昇したものの、節目の3%を上回れずに伸び悩むと足元で買われていた金融株が売られ、ダウの重しとなった。ゴールドマン・サックスが大幅続落し、終値は2.09%安の246.67ドル。ゴールドマン1銘柄でダウ平均を36ドルほど押し下げ、指数の重しとなった。バンク・オブ・アメリカは0.19%高で小幅に3日続伸したが、JPモルガン・チェースが0.48%安、シティ・グループが0.74%安となり、金融株ETFで純資産が最大の金融株スパイダーETFは0.10%安で終えた。(池谷信久、片平正ニ)   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

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