「恐怖」「歪み」、こちらも捻じれ まだまだ落ち着かぬ米株式相場 

5日の米国市場で恐怖指数のVIXが続伸し、2.30%高の19.96で終えた。投資家心理の不安感を示すとされる20を3日続けて下回って終えたが、6日の米中間選挙を前にややボラティリティの低下基調が一服している。 VIXがやや上昇傾向にある一方、スキュー指数は2日時点で115.73となり、今年最低水準にあった。5日に2.73%高の118.89で小反発したが、それでも年初来の安値圏にとどまっている。 スキュー指数は「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、S&P500指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表すもの。市場のゆがみを表すといわれる。スキュー指数が低下した場合は相場の落ち着きを示すことになる訳だが、今年は相場の急変を先取りすることはなく遅行して上昇する傾向にあるため、低位安定しているからといって相場の先行きが落ち着くとは想定しづらい状況だ。(片平正ニ)   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

歪みにくくなった?スキュー指数 S&P500と「連れ安」で5ヵ月ぶり低水準

9日の米国市場でスキュー指数が3日続落し、0.50%安の128.98で終えた。5月9日以来、5カ月ぶりの低水準となる。 スキュー指数は「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、S&P500種株価指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表すもの。スキュー指数が上昇した場合に相場の急変を示唆するわけだが、S&P500指数は8日に2862.08まで下げ、8月23日以来1カ月半ぶりの安値水準を付けたのに対し、スキュー指数は逆に下げている。 スキュー指数が今年の最高水準をつけたのは8月13日(159.03)で、その後もS&P500指数は史上最高値を更新し続けており、相場の急変を示唆するシグナルとしては機能しづらい状況となっている。(片平正ニ)   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。

株高の陰で進む波乱への備え 低リスク株選好、「ゆがみ」も増幅

「岩盤」にも思えた2万2300円の壁を何とか突き抜けた後、株高の勢いが増したように見える。19日午前の日経平均株価は前日比300円を超える上げ幅となった。前日の米国の主要3指数の上昇、円安ドル高、さらには政策期待を背景に、腰の据わった日本株買いは投資家の安心感を誘いやすく、目先の不安材料は見当たらない。ただ、少しずつ潮目の変化を感じさせる動きがあることにも注意は必要だろう。 大幅高の18日は、一般的に相場の上昇局面で上げやすい銘柄の出遅れが鮮明だった。電子部品、機械などの多くは値下がりし、マネーが向かっているのはリスクが小さい銘柄だ。KDDI(9433)やリンナイ(5947)、花王(4452)、小林製薬(4967)、テルモ(4543)といった、毎年増配を続けている銘柄の上昇が顕著だった。配当を継続的に増やす企業は、安定して業績が成長している、または株主還元に積極的な姿勢をとっている、のどちらかで、株価が大崩れしにくい。 こうした傾向は9月に入り続いている。株式相場とどの程度連動するかを測るベータ値という指標がある。相場全体が1%変動したときベータが1なら1%の値動きとなる。2なら2%、0.5であれば0.5%で、値が小さいほど相場の動きに左右されにくい。相場が大きく上昇する場面では追いついていけないが、下げ相場では損が小さくて済む特徴がある。時価総額1兆円以上の大型株を対象に、ベータと対TOPIXのパフォーマンスを比べたところ、ベータが低いほどTOPIXをアウトパフォームしやすく、ベータが高いほどアンダーパフォームしやすい、との結果になった。 野村証券が算出する、ベータが低い50銘柄で構成する指数「低ベータ50」をみると、前月末から18日までで3.6%上昇。ベータが高い30銘柄で構成する「高ベータ30」の0.6%高を大きく上回る。 ■高ベータ30(グラフ赤)と、低ベータ50(グラフ青)の推移 (8月末を100として指数化) この動きは、何も日本だけの特徴ではない。値動きが大きいハイテク株の影に隠れているものの、米国でも同様の傾向があるという。「世界で起きる低リスク株へのシフトは、金融引き締め局面から利上げ最終局面にみられる『いつものパターン』」(野村証券)。米国の利上げサイクルや過去の類似局面分析などをもとに判断すると、低リスク・クオリティ重視の局面が続く可能性がある、という。 ■S&P500指数の業種別株価騰落率(%、8月末と9月18日の終値を比較) 米国市場では、将来の大きな価格変動に備えるオプション取引が増えると上昇する「スキュー指数」がじわじわ上昇。現物株の値動きとあわせて見ると、少しずつ”万が一”に備える動きも広がっているように映る。 ■CBOEスキュー指数=グラフ青とVIX指数=グラフ赤 株高に沸く市場で、ひっそりと進む波乱への備え。大きな値動きで日々上げ下げを繰り返すハイテク株や指数への寄与度が大きい値がさ株の動きに一喜一憂しているだけでは、どこかのタイミングで足をすくわれるかもしれない。(松下隆介) ※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

スキュー指数9カ月ぶり高水準の不気味 ハイテク株高値警戒でヘッジの動きも

16日の米市場で「ブラックスワン指数(スキュー指数)」が3営業日連続で上昇した。148.16で取引を終え、終値ベースでは2017年10月20日以来、約9カ月ぶりの高水準となった。今年2月にボラティリティが急騰した局面よりも高い水準に不気味さもある。 ■ブラックスワン指数(スキュー指数) この日はダウ工業株30種平均が上昇したものの、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は下落。恐怖指数と呼ばれるVIX指数も上昇した。高値圏にあるハイテク株に対する警戒感からヘッジニーズが表面化している可能性もあるという。(岩切清司) ■恐怖指数(VIX指数) ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。

ブラックスワン指数が1ヵ月ぶり低水準 不安一服、VIXも続落

4日の米国市場で投資家の不安心理を示す恐怖指数のVIX指数が続落し、前週末比5.34%安の12.74で終えた。一時は12.69まで下げ5月25日以来、約2週ぶりの低水準をつけた。この日の米国市場でS&P500種株価指数が0.44%高で続伸し、ナスダック総合株価指数が史上最高値を更新するなどハイテク株主導で堅調な展開となる中で、相場全体のボラティリティーが低下した。 一方、スキュー指数も前週末比1.36%安の132.70で続落し、5月10日以来、約1カ月ぶりの低水準を付けた。スキュー指数はS&P500指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表し、めったに起こらない大惨事を意味する「ブラックスワン(黒い白鳥)」を代名詞に持つ。 スキュー指数は5月30日に143.89まで上昇して4月18日以来、1カ月半ぶりの高水準に達していた。しかし、S&P500が直近安値を付けたのは5月29日で、スキュー指数は相場に1日遅行してピークアウトしていた。VIXが直近高値を付けたのはS&P500が底入れした5月29日で、短期的に相場の天井・大底を探る上でVIXの優位性が示される5月末の調整局面だった。(片平正ニ)   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。

ブラックスワン指数が1カ月ぶり高水準 米金利上昇、VIXも高い 【US Dashboard】

15日の米国市場で恐怖指数のVIXが大幅続伸し、13.14%高の14.63で終えた。この日の米国市場でダウ工業株30種平均が9営業日ぶりに大幅反落し、米長期金利が2011年以来となる3.09%の高水準に上昇する中、株安・債券安・ドル高の展開となったことでVIXも大幅高となった。VIXの上昇率は4月6日(13.46%)以来、1カ月ぶりの大きさだった。ダウの下げ幅は一時270ドル02セントに達した。 この日はスキュー指数も2.08%高で大幅高となり、4月19日(138.20)以来、約1カ月ぶりの高水準を回復した。スキュー指数は「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、S&P500指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表すものである。VIXは投資家の不安心理の高まりを示すとされる20の大台を下回ったままだが、スキュー指数は相場の方向性に遅行性があるとされ、さらなる上昇余地があると言える。2、3、4月には3カ月連続で140を超える局面があっただけに、5月も相場が不安定な展開となる過程では思わぬ上昇となる恐れがありそうだ。(片平正二) 【恐怖指数のVIXとスキュー指数がともに上昇傾向】   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。また、QUICKデリバティブズコメントでは特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。

スキュー指数が2カ月ぶり低水準、反動高に警戒か

3日の米国市場でスキュー指数が反落し、1.08%安の118.38で終えた。2月5日以来、2カ月ぶりの低水準を付けたことになる。 ◆スキュー指数 スキュー指数は「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、S&P500指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表すもの。この日は恐怖指数のVIXも10.66%安で急反落して終え、相場の落ち着きを示す展開となっていた。 ◆恐怖指数(VIX) スキュー指数とVIXが共に低下していることは市場の急変リスクが和らいでいることを示唆しているが、過去の経験則では120を割り込んで低下した後、再び急伸する傾向もあった。もともと相場の先行指標というよりは遅行指標とされているだけに、今後は下がり切った後の反動高が警戒されそうだ。   ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。 ※QUICKデリバティブズコメントでは2月19日から、QUICK端末上のナレッジ特設サイトで「US Dashboard」のサービスを始めました。米国の長・短期金利スプレッド、期待インフレ率、VIXなど投資家・市場参加者が日々チェックするデータをチャート形式で一覧できます。米経済・市場の変化を見極めるツールとしてご利用いただけます。

スキュー指数が6日続落、VIXとの連動性戻る【US Dashboard】

26日の米国市場でスキュー指数が6日続落し、1.39%安の128.96で終えた。米中の貿易紛争懸念が和らぎ、今月9日以来、半月ぶりの水準まで低下した。恐怖指数のVIXも3営業日ぶりに急反落して15.44%安で終えた。 QUICK FactSet Workstationより スキュー指数は「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、S&P500指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表す。数値が高ければ高いほど将来の価格変動に備える動きが活発化していることを示す。3月に入ってからはVIXと逆方向に動く傾向にあり、VIXが市場の不安を正しく反映しているのか判断が難しい局面にあった。ひとまず短期的にVIXとスキュー指数が共に低下基調にあることから、米中の貿易紛争や米朝衝突と言ったテールリスクは警戒しなくても良いのかも知れない。 ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。 ※QUICKデリバティブズコメントでは2月19日から、QUICK端末上のナレッジ特設サイトで「US Dashboard」のサービスを始めました。米国の長・短期金利スプレッド、期待インフレ率、VIXなど投資家・市場参加者が日々チェックするデータをチャート形式で一覧できます。米経済・市場の変化を見極めるツールとしてご利用いただけます。

「ブラックスワン指数」のスキュー指数3%高、VIXとかい離する傾向

15日の米国市場で、スキュー指数が3.45%高と続伸した。この日の米国市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発する一方、S&P500指数は4日続落して高安まちまちの展開だったが、恐怖指数のVIXは3.71%安と、4日ぶりに反落した。 スキュー指数は「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、S&P500指数を対象とするオプション取引でコールに対するプットの需要の強さを表すもの。 数値が高ければ高いほど将来の価格変動に備える動きが活発化していることを示しているが、相場が落ち着きを取り戻しつつある状況下、2月12日(148.02)以来、約1カ月ぶりの高水準を回復する状況となっている。 スキュー指数が上昇すると相場にテールリスクが起こり得ることを示唆するわけだが、もともと遅行性がある。短期的にはVIXが反落したことの方が正しいとみられるが、金融市場で中長期的なテールリスクに備える動きが出ている可能性も否定できず、注意が必要な局面かも知れない。 ★VIX(赤)とSKEW指数(青)が短期的にかい離 ※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。 ※QUICKデリバティブズコメントでは2月19日から、QUICK端末上のナレッジ特設サイトで「US Dashboard」のサービスを始めました。米国の長・短期金利スプレッド、期待インフレ率、VIXなど投資家・市場参加者が日々チェックするデータをチャート形式で一覧できます。米経済・市場の変化を見極めるツールとしてご利用いただけます。

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