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「中国製造2025」の確かな熱気 上海で縫製機械1400社の見本市

QUICKコメントチーム=山口正仁、写真も

9月25日~28日の会期で中国上海市の上海新国際博覧センターで開催された、中国国際縫製設備展覧会(CISMA=China International Sewing Machinery & Accessories Show 2019)を27日にたずねた。CISMAは2年に一回開かれるもので、主に服飾産業向けの工業用ミシンや関連設備が展示され、商談会も兼ねている。

会場で配布されていたプログラムでは同展示会の出展社数は国内外から1400社とあった。実際に会場内を歩くと会場の展示規模や会場内の熱気から中国製造業の活気をうかがわせるものと感じた。中国は建国70周年で、市内の随所に国旗が掲揚され、国威発揚の機運が強かっただけに余計にそう感じたのかもしれない。

同様の趣旨で先んじて東京ビッグサイトで開催された東京ファッション産業機器展(FISMA=Fashion Industry System Machine & Attachment Exhibition)にも筆者は足を運んでいたが、出展社数は国内から120社あまりだった。

展示会の資料では、中国の縫製機械や繊維業界の現況が「中国製造2025」という力強い目標への到達を可能とする、との趣旨の業界団体のコメントを掲載していた。米中貿易摩擦に配慮して、習近平・中国国家主席は中国の量産体制を鼓舞する「中国製造2025」をあまり声高にしないよう指示しているのではないかと考えていたが、展示会の様子は中国製造業のダイナミックさを垣間見せるものだった。

中国縫製産業は人件費の上昇もあり、経営規模が大きい縫製企業であればベトナムやタイ、ミャンマーへと生産拠点の分散が進んでいるとも聞く。

CISMA訪問は日本からだけでは見えてこない米中貿易摩擦の影響の可否について各種データから検証したいと強く願った良い動機づけとなった。

 

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