「農業のファンダメンタルズ変わった」 農機株にマネー流入

24日の株式市場で農機具などを手がけるディーアが6日続伸し、日中取引の終値は前週末比2%高の166.88ドルだった。一時168.38ドルまで買われ、4月18日に付けた52週高値(169.99ドル)に接近する場面があった。米ジェフリーズが「農業のファンダメンタルズがついに変わった」として、目標株価を150ドルから190ドル、投資判断を「ホールド」から「バイ」にそれぞれ引き上げ、買い材料視された。

穀物の過剰供給と価格の下落による需給バランスの崩れがおさまり、向こう2~3年は家畜も含めた作物市況が改善すると分析。グローバルで農機具の買い替えやアップグレードが進むと指摘した。ディーア株は作物市況の改善を手がかりに、ここ1カ月で20%ほど上昇していた。同じく米農機大手のアグコも反発し、前日比2.36%高の76.51ドルで終えた。アグコの株価は20日までに10日続伸していた。ジェフリーズは24日付のリポートでアグコの投資判断を「ホールド」から「バイ」に、目標株価を70ドルから90ドルにそれぞれ引き上げた。

■穀物相場は足元堅調(黄色が大豆、赤はトウモロコシ、青は小麦)

この2ヵ月ほど、シカゴ市場では小麦や大豆、トウモロコシの先物価格の上昇が目立つ。日本の農機具大手のクボタ株も20日に年初来高値(1813円)をつけている。(大野弘貴、松下隆介)

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