レアアース関連銘柄に思惑買い 米中舌戦、関税には禁輸で報復 

29日の米国市場でレアアース(希土類)関連銘柄を組み入れるレアアース・ストラテジック・メタルETFが大幅に3日続伸し、3.36%高の15.34ドルで終えた。

中国共産党の機関紙「人民日報」系列の国際紙「環球時報」が29日の論説記事で「中国は米国に対する武器として、遅かれ早かれレアアースを使うだろうと信じられている」との見解を表明。人民日報も29日付の論評記事で「中国のレアアースで作った製品を用いて中国の発展を抑え込もうと考えているなら、中国人民は決して納得しない。中国が応酬する能力を過小評価すべきでない」と表明して禁輸を示唆したことから、中国が米国に対してレアアースの禁輸という非関税分野の報復措置を取るのでは無いかとの思惑から世界的にレアアース関連が急騰した。

この日の中国深セン市場で、レアアースを手掛ける江西金力永磁科技(JLマグ・レアアース)がストップ高水準まで急騰したほか、豪州市場ではレアアース関連のリナスも15%超の大幅高となっており、米国市場でもレアアースETFが大幅高となった。

REMXの組み入れトップは中国北方希土(9.20%)で、組み入れ上位には邦チタニウム(5727、5.34%)、大阪チタ(5726、4.15%)といった日本株も入っている。(片平正二)

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