ボーイング「9.11」以来の下げ エチオピア事故、最新機種に影響広がる

11日の米国市場でボーイングが急落。前週末比5.3%安の400.01ドルで取引を終え、NYダウを153ドル程度押し下げた。取引開始直後には13%超下落し、2001年9月11日の米同時多発テロ以降で最大の下落となった。

エチオピアの首都アディスアベバ郊外で10日、乗客乗員157人を乗せたエチオピア航空の旅客機が空港を離陸した直後に墜落した。墜落機はボーイングの新型小型旅客機「737MAX8」で、18年10月に墜落したインドネシアのライオン航空機と同型だった。エチオピア航空は今後通知するまで同型機の運航を停止すると発表し、中国当局は国内航空会社が保有する同型機全96機の運航を停止させると決定。インドネシア航空安全当局も12日からの全面運航停止を明らかにした。

「737MAX」シリーズはボーイング期待の最新小型機で、高い燃費性能により新興国の格安航空会社(LCC)などから人気が高く、18年に引き渡した806機の約6割が同シリーズだっただけに、半年で2度も起きた墜落事故の影響は大きいとみられている。

事故を受け、米連邦航空局(FAA)は11日夕、ボーイングに4月までにソフトウェアの設計変更を行うよう求めた。中国などでは737MAX8型機の運航を停止する措置がとられていたが、米当局としては事故調査が始まったばかりのため、運行停止の措置には踏み込まなかった。米国市場の時間外取引でボーイング株は11日終値(400.01ドル)を小幅に下回って推移していた。(本吉亮、片平正ニ)

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