折り畳み派? カード派? 成熟スマホの次の競争軸は「?」

みなさんは、どちらに興味がありますか。

韓国サムスン電子が、画面を2つに折り畳める多機能携帯電話(スマートフォン)の「ギャラクシーフォールド」を4月26日に北米など一部の地域で発売すると発表した。広げると7.3インチのタブレットとして大きな画面を利用できるため、成熟化が進むスマホ市場の起爆剤となれるかどうかで関心が持たれている。

新製品発表を受け、ゴールドマン・サックスは20日付のリポートで「サムスンのデモ機には折り目がなかったため、4月26日の発売に間に合わない可能性があるかも知れない」としながら、「フォールドは超ハイエンド機で、サムスンの折りたたみ有機エレクトロ・ルミネッセンス・ディスプレー(OLED)技術だけが提供できる説得力のあるものだ。これが消費者の関心をひくようなら、サムスンはアップルへの技術供与を遅らせるだろう」と指摘した。

現時点でアップルが折りたたみスマホを発売するとは見込まれていないが、「今年、アップルにとって潜在的な問題になると考える」と折りたたみ式スマホが与える影響を警戒している。

一方、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙電子版は21日、「アップルとゴールドマンが今春、iPhoneの新機能と連動するクレジットカードの発行を開始する」と報じた。家計管理などができるアプリと連動できるクレジットカードをまず従業員向けに発行してテストするといい、決済ネットワークはビザではなく、マスターカードを使うという。

■21日はアップル株もサムスン株もさえなかった

21日の米国市場ではアップルが3日ぶりに反落し、0.56%安の171.06ドルで終えた。ゴールドマンは1.12%安、マスターカードも0.81%安で終え、このニュースを特に好感する動きはみられなかった。

サムスンの新商品のほうも価格が1980ドル以上と高額なせいか、期待する動きは限定的だ。21日の韓国市場でサムスン株は反落して1%ほどの下落率で軟調だった。香港の投資銀行CLSAは同日付のリポートで「4種類とより広範な製品で、多様な顧客に製品を提供できることから平均販売価格(ASP)の増加が見込まれる」と指摘。投資判断の買いと、目標株価の5万5000韓国ウォンを維持していた。(片平正二)

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