QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース マイナス金利の日本国債に海外勢が群がる理由 1月も買い越し高水準
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

マイナス金利の日本国債に海外勢が群がる理由 1月も買い越し高水準

日本証券業協会が20日発表した1月の公社債投資家別売買動向(短期証券を除く)によると、外国人は2兆6107億円の買い越しだった。統計でさかのぼれる2004年4月以降で最も多かった18年12月の4兆4591億円からは鈍化したが、高水準を維持している。

マイナス金利の日本国債をなぜ買うのか? 一因として日米で異なる長短金利差の動きがある。

海外勢の多くは、市場から短期資金を調達して投資を行う。10年国債と3カ月物LIBORで見ると、この金利差は、米国(グラフ青)は2018年10月から縮小傾向が続き12月にはマイナスに転じた。足元では10年国債利回りが約2.64%に対して3ヵ月物LIBORは約2.66%で、金利差はマイナス0.02%だ。

一方、日本は10年国債利回りが約マイナス0.04%でLIBORはマイナス0.08%程度。金利差(グラフ緑)は低水準ながらもプラスを維持しており、日銀のイールドカーブ・コントロールの影響で安定的に利ザヤが確保できる形になっている。

米国よりも日本の国債を選好する海外勢の存在が、日本の長期金利の低下を促している格好だ。この動きは「FRBが利下げするなど、米長短金利差が拡大するまで続く」(野村証券の中島武信氏)との声も聞かれる。長期金利は当面上がりそうもない。(池谷信久)

※QUICKデリバティブズコメントはトレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。特設サイト上で「US Dashboard」のサービスを始めました。米経済・市場の変化を見極めるツールです。またQUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。


ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
918.2
+2.54%
2
2,684
+0.73%
3
7267
ホンダ
1,863.5
-1.81%
4
4,905
+0.61%
5
3,752
-4.57%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
151A
ダイブ
3,750
+22.95%
2
460
+19.48%
3
220
+18.27%
4
3,250
+18.18%
5
547
+17.13%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
7426
山大
2,655
-21.56%
2
1,852
-21.55%
3
336
-18.44%
4
9687
KSK
4,065
-17.04%
5
149A
シンカ
1,501
-16.74%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
42,930
+0.13%
2
30,460
-1.99%
3
918.2
+2.54%
4
7203
トヨタ
3,806
-1.21%
5
39,260
-0.63%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる