ユーロ圏の鉱工業生産指数マイナス続く 3月ECB理事会へ思惑広がる

13日に発表された2018年12月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比0.9%低下し、2カ月連続のマイナスとなり、市場予想(0.35%減)以上の減少だった。前年同月比では4.2%の低下と同11月の3.0%減からさらに減少ペースを加速した。ユーロ圏の景気減速懸念を裏付ける数字として、欧州国債金利の低下圧力となった。

18年12月の理事会で欧州中央銀行(ECB)は、18年12月末での量的緩和政策終了を決定する一方、現状の超低金利政策を「少なくとも19年夏までは維持する」との考えを示した。市場の関心は19年秋以降の利上げ開始時期にあったが、足元の弱い経済指標を受けて次回3月理事会におけるフォワードガイダンス強化(利上げ時期の先延ばし)への思惑が生じる余地が拡がった。(丹下智博)

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