競売サザビーズの株価下落 ≒ 景気減速の予兆? 過去データ、不気味な連動性

競売大手米サザビーズの軟調な株価が示すものは何なのか……。5日の終値は40ドルと、昨年6月につけた52週高値(60ドル)から3割超下落し、今年1月以降はダウ平均株価とのかい離も大きくなっている。

■サザビーズ株(グラフ赤)は市場平均に比べてバッとしない

(注)グラフ緑がダウ平均、グラフ紫がS&P500種株価指数

■サザビーズの株価と米景気はトレンドが一致

ピクテ投信投資顧問の田中純平ストラテジストは、サザビーズの株価は景気に先行する傾向があるという。サザビーズの業績は主に落札金額(販売単価)、手数料率、出品数(販売数量)で決まる。このため、株価には落札者や出品者(富裕層)、オークションハウス(鑑定士)、株式投資家のそれぞれの心理状態が如実に表れる。結果として通常の銘柄よりも景気先行性が高いと田中氏は指摘する。

実際、2008年のリーマン・ショックで世界的に景気が冷え込んだ際、株価はこれを予兆するように07年後半から既に下落基調となっていた。今回のサザビーズの株価変調は、もしかすると景気減速入りのサインかもしれない。(根岸てるみ)

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