17日の米国株式市場の時間外取引で、映画のインターネット配信などを展開するネットフリックスが大幅に下落した。日中終値と比べ4%安まで売られる場面があった。同日、2018年10~12月期(4Q)の決算を発表。有料会員は7~9月期(3Q)と比べ884万人増えたが、市場予想は約900万人で、期待ほどではなかったとして売りが優勢となった。米国内での増加数が153万人と、市場予想(177万人)を下回ったことが響いた。19年1~3月期(1Q)は890万人増と、4Q並みの増加幅にとどまる見通し。
会員獲得のためのマーケティング費用などがかさみ、4Qの営業利益率は5.2%と3Q(12%)から落ち込んだ。1株あたり利益は0.30ドルと市場予想(QUICK FactSet Workstation、0.23ドル)を大きく上回った。(松下隆介)
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