国債「低ボラ」日本だけじゃない 金融政策、米でも手詰まり感

日本国債のボラティリティ(価格変動率)は限界的な水準まで低下したままだ。方向感に乏しい国債買い入れの減額・指し値オペ等の刺激によって跳ねあがる瞬間があっても持続性はない。

実は「低ボラ」は日本に限った話ではない。米国債の先行きボラティリティを示すメリルリンチMOVEインデックス(MOVE指数)も低い水準を保っている。ボラティリティが高まるきっかけとしては、突然の利上げ・利下げや予想外の利上げ見送りなど金融政策の不確実性が重要だ。米国債市場でも政策予見性が高まっていく局面ではボラティリティの低下基調が現れている。

日米における国債のボラティリティの低位安定は金融政策の手詰まり感を反映したものと考えられ、市場参加者にとっては収益チャンスの喪失を印象づけることになろう。(丹下智博)

■米国債と日本国債のボラティリティ

※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。

関連記事

  1. ドル・米金利どう動く もうじき審判、米中間選挙

  2. 米長期金利、引け前の急上昇 仕掛人はリスク・パリティ・ファンド

  3. 投機筋は引き続きドル高・米金利上昇シナリオ

  4. スティープ化が一服、伸び悩む超長期債利回り

  5. スキュー指数9カ月ぶり高水準の不気味 ハイテク株高値警戒でヘッジの動きも

  6. 貿易摩擦と橋龍発言 米国債について回る「売りたい衝動」 

  7. 中国、過去数週間で米国債の買い入れを停止か

  8. 米長期金利、なぜ上がる④ 緩む需給 海外勢も米国債離れか

人気記事ランキング

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

PAGE TOP