2日の米株式市場で、エネルギーや金融などさまざまな分野で事業展開するゼネラル・エレクトリックが大幅上昇。前日比3%高まで上げる場面があった。日中取引の終値は2%高の12.32ドルだった。1日は一時16%高を演じており、連日の大幅上昇となった。
ジョン・フラナリー前最高経営責任者(CEO)の後を引き継ぐラリー・カルプ氏について、RBCキャピタル・マーケッツはリポートで「戦略的な視点と優れた経営手腕への投資家の信頼が株価を下支えする」と指摘。投資判断を「セクターパフォーム」から「アウトパフォーム」に、目標株価を13ドルから15ドルにそれぞれ引き上げ、買い材料視された。
一方で、S&Pグローバル・レーティングは2日、GEの長期信用格付けを「A」から「BBBプラス」に2段階引き下げた。電力部門での200億ドルを超える巨額の減損損失などを反映した。ムーディーズ・インベスターズ・サービスも格下げ方向で見直すという。(松下隆介)
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