FOMC、今日の利上げより注目の2021年ドットチャート

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が日本時間27日午前3時に発表される。9月は政策金利を0.25%引き上げ、年2.00~2.25%にすることが確実視されており、景気を冷やしも過熱もさせない中立金利(長期の政策金利見通し、現行は2.9%)との乖離(かいり)は小さくなる。声明文の「依然として緩和的」という表現が削除されたり変更されたりすると、市場で利上げ終了が近いとの思惑が高まる可能性がある。

より注目度が高いのは、FOMCメンバーの政策金利見通し(ドットチャート)だ。今回から新たに2021年の見通しが公表される。6月のFOMCにおけるドットチャート(下のグラフ)では、20年末の政策金利見通しの大半が中立金利を上回り、実質的な引き締めの状態にある。21年も利上げが継続される見込みとなれば、米金利に上昇圧力がかかりやすくなる。逆に20年で打ち止めとなれば、低下圧力になりそうだ。(池谷信久)

※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。

 

関連記事

  1. 強気シナリオで日経平均2万8500円 2019年をエクコメ・デリコメ執筆陣が斬る

  2. イエレン前議長「次は利下げかもしれないわね」 資産圧縮でアドバイスも

  3. 大荒れ米市場、一気に利下げ催促モード 長短金利差は小幅拡大

  4. 甘くなかったパウエル議長 「帽子からハト」期待の株式市場は失望

  5. 会合直前に連日の利上げ牽制 トランプの北風、FRBの決断はいかに

  6. WTIが50ドル割れ、BEIも低水準に FOMCでハトは出るか

  7. 執拗な牽制球でも4度目利上げの決定打に 米新規失業保険が歴史的な低水準 

  8. 米雇用市場に変調の兆し 失業保険申請じわり増加

人気記事ランキング

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

PAGE TOP