虫の息トルコ、大幅利上げで一息 鼻息荒い大統領なお不安材料

トルコ中銀は13日、政策金利を6.25%引き上げ、年24%とした。リラは発表前の1ドル=6.4リラ台から一時6.0リラ近くまで急伸(グラフ赤、逆目盛)。対円では1リラ=17円台前半から18円台半ばまで買われた(グラフ青)。

イスタンブール証券取引所のBIST100指数は前日比2.37%(2191.78)高の94419.15となった。トルコ向けエクスポージャーが高く財務不安が懸念されていたバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア)も4.27%高だったほか、域内の銀行株や金融株が全般的に高い。
■BIST100指数

 

■バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア

ただ、通貨安の背景にあるトルコの高インフレや米国との対立は続いており、先行き不安が払しょくされた訳ではない。金融引き締めに否定的なエルドアン大統領は、13日も中銀の政策を批判しており、今後、金融政策に介入してくる可能性もある。このままリラが戻り歩調に向かうかどうかは不透明だ。(池谷信久、中山桂一)

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