巨人の進撃、超大台への足取り

2日の米国市場でアップルの時価総額がついに1兆ドル(約111兆円)の超大台を突破した。

著名金融ブログのゼロ・ヘッジは「ティム・クックが米株を救った」とこの日のアップルの強さを賞賛していた。アップル株は一時は208.38ドルまで上昇して連日で分割後の上場来高値を更新した。

アップルの時価総額が初めて1000億ドルの大台を超えたのは2007年5月30日。この年の6月に初代iPhoneが出荷(日本で初めて発売されたのは08年のiPhone3G)され、その後のアップルの業績のけん引役となった。iPhone発売から11年を経て、時価総額は10倍に膨らんだことになる。

★アップルの時価総額、台替わりのマイルストーン
2007/5/30  1000(億ドル)
2010/3/10  2000
2011/1/3  3000
2012/1/25  4000
2012/2/29  5000
2012/8/17  6000
2015/2/10  7000
2017/5/9    8000
2017/11/8    9000
2018/8/2    10000
出所.MarketWatch

また、レモンのロゴでおなじみ、空売り投資家として知られるシトロン・リサーチは2日にツイッターで、アップルに関して本当の話だ:アップルの時価総額『1兆ドル』達成の陰には、余りにも早くこの世を去った男がいた。この偉業を目の当たりにして我々が学ぶべき真の教訓とは、今ひととき人生に感謝することだろう。スティーブ・ジョブズ氏が存命だったら、我々同様に、持ち分を残らずトレードしていただろう」とつぶやいた。

最後の部分の真意は不明だが、シトロンは「高値のいま、空売りかけるぞ」とでも言いたいのだろうか。リツイートでは「ペアトレードの売り」「ジョブズでもすべて売っていただろう」などと話題になっていた。

アップルに次いで時価総額で1兆ドル台に近いのはアマゾン・ドット・コム。QUICK FactSet Workstationによればアマゾンの時価総額は2日終値時点で8946億ドルとなっており、アップル(1兆16億ドル)との差は1070億ドルとなっている。(片平正二、前原智子、今田素直)

 

 

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