24日の米国市場で米検索大手グーグルの親会社であるアルファベットが大幅続伸し、前日比3.89%高の1258.15ドルで終えた。一時は1275.00ドルまで上昇して上場来高値を4営業日ぶりに更新し、上昇率が5%を超える場面があった。
アルファベットは23日の大引け後に好決算を発表し、23日の時間外取引でも大幅高となっていた。好決算を受けて野村インスティネットは24日付のリポートで、投資判断の買い、目標株価1400ドルを維持した。事業ポートフォリオで、広告事業以外でネットワーク経由で情報サービスを提供する「クラウドコンピューティング」が重要な役割を果たし続けていることなどを高評価していた。
24日には各社から目標株価を引き上げるリポートが相次いだ。QUICK FactSet WorkstationによればJPモルガンは1440ドル、ドイツ銀リサーチは1350ドル、モルガン・スタンレーは1325ドル、クレディスイスは1375ドル、UBSは1400ドル、ゴールドマン・サックスは1450ドルへと引き上げた。最も目標株価が高いサスケハナ・フィナンシャルに至っては1250から1500ドルへと大きく引き上げていた。(片平正ニ)
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