米10~30年債スプレッドが1ケタに縮小 11年ぶり低水準

10日の米債市場で10年債利回りと30年債利回りのスプレッドが縮小し、QUICK FactSet Workstationによると9.80bp(ベーシスポイント)となった。ひとけた台はパリバショック直前の2007年6月以来、約11年ぶりの低水準となる。2年債利回りと10年債利回りのスプレッドも前日から縮小し、29.1bpだった。

この日の米債市場では主要な米株価指数が4日続伸したにも関わらず、貿易紛争懸念から米債がしっかり。10年債は横ばいで、30年債は買われてイールドカーブがブル・フラット化した。CMEグループが提供しているFedウォッチツールで9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での25bp利上げの織り込み度は82.3%で前日からほぼ横ばいだったが、米債市場では貿易紛争に伴う景気減速を織り込むかのような動きとなっていた。(片平正ニ)

★米10-30年債の利回り格差の15年チャート(QUICK FactSet Workstationより)

※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。

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