米長短金利差さらに縮小 「注視の必要」「脅威でない」FED内の解釈も分裂

米国の長期金利と短期金利のスプレッド(差)が一段と縮小し、30bp(ベーシスポイント)を割り込む水準になってきた。金利は期間が長くなるほど高くなるはずだが、最近は米利上げに伴って短期金利が上昇する一方、長期金利は上がりにくくなっている。

 過去には長短金利のスプレッドが逆転すると1年ほど後に景気後退に陥ることが多かったが、米連邦準備理事会(FRB)の中ではスプレッド縮小について見方が分かれているようだ。

5日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月12~13日開催分)によると、一部のメンバーは「長期債利回りの低下は構造的な要因が問題であり、もはや脅威ではない」との考えを示した。一方、「長短金利の逆転はリセッションのリスク増大を示唆してきた歴史の規則性を踏まえ、注視する必要がある」との指摘も出ていた。(丹下智博)

 

(チャートはQUICK FactSet Workstationより)

 

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