QUICKは、情報端末上でアクセス件数が多かった銘柄をランキングする「国内株アクセスランキング」のサービスを「ナレッジ特設サイト」で始めた。前営業日にどんな銘柄が注目されたのが一目で分かる。アクセス件数急増のランキングもあり、材料が出て市場の関心が高まった銘柄を確認することも可能だ。
証券リテール営業向けなどで利用されている情報端末「Qr1」での銘柄の問合せ件数を集計し、上位20銘柄をランキングする。個別銘柄の1週間の平均アクセス件数と直近の件数を比較する「アクセス数急増率ランキング」を使えば、材料が出ていたのに見逃していた銘柄がないかチェックするのに便利だ。
12日のアクセス数ランキングの1位はソニー(6758)。世界最大級のゲームの展示会「E3」が米ロサンゼルスで開幕し、ゲーム機メーカーに注目が集まった。任天堂(7974)も3位にランクインした。
件数増加率ランキングは、1位が日東工(6651)、2位がAPLIX(3727)だった。両銘柄とも12日に株価が上げ、アクセス数も伸びた。3位は博報堂DY(2433)。連結子会社が保有するメルカリ株を一部売却することを受け、11日に今期純利益を上方修正した。材料となったニュースが合わせて表示されており、すぐに確認することができる。
「国内株アクセスランキング」は毎営業日の朝に前営業日分を更新する。QUICKの情報端末の「ナレッジ特設サイト」ではこのほかさまざまな決算情報のコンテンツツールを提供している。(QUICKナレッジコンテンツグループ 伊藤央峻)