米防衛関連株が失速 「軍事もディール」どう見極め?

12日の米国市場で巡航ミサイルのトマホークや地対空ミサイルのパトリオットなどを手掛けるレイセオンが大幅続落し、2.79%安の206.61ドルで終えた。

■レイセオン

12日に行われた米朝首脳会談で合意文書に完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)は含まれなかったが、会談後の記者会見でトランプ大統領が米韓合同軍事演習について「とても挑発的だ」として米朝対話が継続している間は中止する意向を表明。在韓米軍の撤退は「いつかは実現したいと願うが、いまではない」と述べて将来の削減に含みを残したことで防衛関連産業に逆風が予想される結果となった。

トランプ氏は「爆撃機を飛ばすのにはかなり金が掛かる」とコスト面の影響も指摘した。米経済専門チャンネルのCNBCによれば、1時間あたりの運用コストはB-2爆撃機で13万ドル、B-1Bで9万5000ドル掛かるという。

この日は高高度防衛ミサイル(THAAD)やステルス戦闘機F35を手掛けるロッキード・マーチンが1.29%安、Bー2爆撃機を手掛けるノースロップ・グラマンも1.49%安、原子力潜水艦や戦車を手掛けるゼネラル・ダイナミクスも1.58%安、偵察用無人機を手掛けるエアロバイロメントも2.26%安となり、防衛関連は軒並み安。iシェアーズ米国航空&防衛ETFは0.94%安で終えた。(片平正ニ)

■iシェアーズ米国航空&防衛ETF

※QUICKエクイティコメントで配信したニュースを再編集した記事です。QUICKエクイティコメントは、国内株を中心に相場動向をリアルタイムでLIVE解説するQUICKのオプションサービスです。

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