4日の米株式市場でアップルが続伸し、前週末比0.83%高の191.83ドルで終えた。一時は193.42ドルまで上昇して連日で分割後の上場来高値を更新した。時価総額は4日終値時点で9428億ドルとなり、1兆ドルの大台にじわじわと迫っている。
同日、米東部時間13時から世界開発者会議(WWDC)を開催した。イベントでは高速化が図られた新型の基本ソフト(OS)「iOS12」のほか、自分をアニメ文字にする「Memoji」といった新機能が発表されたが、もともと新製品の発表が予定されていなかったせいか、WWDCが始まった後はやや伸び悩む展開だった。
アマゾン・ドット・コムも4日に最高値を更新し、QUICK FactSet Workstationによると時価総額は8000億ドル(約88兆円)を突破した。米市場では2番目の規模となる。
アップルとアマゾンの2社だけで時価総額は日本円にして約190兆円。日本最大のトヨタ自動車から30位の東京海上ホールディングスまでを合わせた額(約196兆円)に匹敵する。(岩切清司、片平正ニ)
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