21日の米株式市場で、石油・ガス会社のエナージェンが大幅高となり、71.72ドル(前日比+4.35ドル、+6.45%)で取引を終えた。
アクティビストの米ヘッジファンド、コーベックス・マネジメントと著名投資家カール・アイカーン氏は21日、エナージェンの買収に関心を示していることを明らかにした。アイカーン氏らはエナージェン株が過小評価されており、他社と共同で同社を買収することを検討する可能性を示唆した。
コーベックスの系列会社は保有するエナージェン株の200万株について、1株当たり64.84ドルでアイカーン氏の関連会社に売却することで合意した。アイカーン氏の関連会社はさらに200万株を1株当たり67.37ドルで買い増すことができ、これにより持ち株比率は最大で約4.1 %(合計400万株)となる可能性があるという。
エナージェンの2018年初からの値動き(QUICK Qr1多機能チャートより)
(本吉亮)
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