18日の米国市場で原油価格は大幅に上昇。WTIの期近物は一時68ドル台後半まで上昇し、2014年12月2日以来、3年4カ月ぶりの高値を付けた。
2月上旬以降、2.1%前後で推移していた米BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率、債券市場が織り込む期待インフレ率)は、レンジを上抜けインフレ加速を織り込み始めている。
金融政策の影響を受けやすい2年金利は、2008年9月8日以来、9年7カ月ぶりの高水準に上昇した。
原油価格、BEI、2年金利とも、10年金利が一時2.9%台半ばまで上昇した2月の水準を上回っている。10年金利が再び3%を目指す展開になる可能性が出てきた。(池谷信久)
(QUICK FactSet Workstationより)
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