まちまちの米指標、3月雇用統計に注目高まる

4日発表の3月米ADP雇用者数は24万1000人と市場予想(20万5000人)を上回る強い数字となった。また、前回分も23万5000人から24万6000人へと上方修正された。

一方、同日発表の3月の米ISM非製造業景気指数は58.8と市場予想(59.0)を下回り、前回(59.5)からも低下した。ただ、景気拡大・縮小の分岐点となる50を上回っており、市場の反応は限定的だった。内訳では新規受注が59.5と前回(64.8)から低下、全体を押し下げたものの、仕入価格は61.5と前回(61.0)から上昇した。

直近では、ブラード・セントルイス連銀総裁の「金融政策は中立に近づいており、追加利上げの必要はない」との発言が伝わっている。

前月の米雇用統計は強い雇用と賃金の伸び鈍化となっていたことから、6日の3月雇用統計における平均時給(賃金の伸び)があらためて注目される。

ゴールドマン・サックスは4日付のリポートで、「ADPリポートで民間部門の就業者数は24万1000人増となり、市場予想を上回った。2月も1万1000人上方修正された。ただADPリポートが大きく増えた後に、サプライズなNFP(非農業部門雇用者数)が続く傾向は無かった」と指摘。3月のNFPは20万人増を維持するとし、「3月のADPリポートが強かったのは、1~2月の米雇用統計が寒波要因の反動で強かったものが遅れて影響が出たものと考えられる」とも指摘し、3月のADPが強い数字になったからといって、労働省が発表するNFPは算出方法が異なるためそれほど強い数字にはならないと見込んでいた。

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