インパクト大の最高益銘柄 久しぶりの更新企業に関心

2018年3月期は最高益を更新する企業が相次ぐ見通しだ。日本電産(6594)や明治ホールディングス(2269)など連続最高益を狙う企業も少なくないが、長い雌伏の時期を経て更新を狙う企業も多い。久々の最高益達成は強烈な復活を印象づけ、株式市場でもインパクトが強い。

QUICK端末のナレッジ特設サイト「最高益企業を探せ!」では、指定した決算期に過去最高の業績が見込まれる企業(QUICKコンセンサスベース、無い場合は会社予想ベース)を検索できる。検索対象の項目は純利益をはじめとした各種利益だけでなく、売上高も選択可能だ。

例えば日経500種平均株価の採用銘柄のうち、純利益が18年3月期に最高益を見込める銘柄について調べてみる。前回の「最高益決算期」を昇順にして久しぶりに記録更新する順に一覧にすると、七十七銀行(8341)や住友化学(4005)、京王電鉄(9008)などが名を連ねる。

大型株ではないものの目を引くのがカプコン(9697)だ。人気ゲームのシリーズ最新作である「モンスターハンターワールド」が史上最速ペースで出荷本数を伸ばしており、業績上振れ期待が膨らんでいる。18年3月期の純利益を会社側は前期比7%増の95億円と見込むが、市場予想の平均であるQUICKコンセンサス(11社)は同28%増の113億円と予想する。コンセンサスベースで着地すれば2000年3月期に記録した最高益(97億円)を18期ぶりに塗り替えることになる。今後は任天堂の大ヒットゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けのソフトにも期待がかかる。

ソニー(6758)も10期ぶりに最高益更新を見込む。ほぼ会社側予想に沿ったQUICKコンセンサスの4786億円は前期比で6.5倍、最高益と比べても30%増という高成長ぶりだ。米税制改正の特殊要因もあるが、本業のエレクトロニクス事業などがしっかりと収益を支える。
 
もっとも純利益の場合、本社ビルを売却した東洋紡(3101)のように、特別利益でかなりかさ上げされるケースもある。最終的なもうけを示す純利益ベースだけでなく、本業のもうけを表す営業利益でもチェックしたい。

【QUICKナレッジコンテンツグループ・内山佑輔】

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