米インフレ懸念は加速するか 13日のCPIに注目

3月9日発表の2月の米雇用統計は、景気動向を映す非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回る強い結果になった一方、時間当たり平均賃金は前月から減速し、市場予想も下回った。
マーケットではインフレ懸念やFRBの利上げ加速への警戒感が高まることはなく、米長期金利の上昇は小幅にとどまり、株価は堅調に推移した。

インフレ関連指標として今週は、13日(日本時間同日21:30)に2月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。2月の米長期金利上昇は同月2日発表の雇用統計を起点とし、CPIの上振れで加速した。今回もCPIが上振れるようなら、インフレ懸念が高まり、金利や株価に影響を与える可能性もある。

QUICK FactSet Workstationによると、2月のCPIの市場予想は前年同月比で+2.2%と1月の2.1%から上昇。コア指数は1.8%と前月から横ばいが見込まれている。


 
(QUICK FactSet Workstationより)

足元で米BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率、債券市場が織り込む期待インフレ率)は高水準を維持。
CMEのFEDウォッチツールによると、2018年にFRBが年4回以上の利上げする確率は33.7%(前日33.8%)、年3回は39.7%(同39.4%)と概ね横ばいになっている。


 (QUICK FactSet Workstationより)

 

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