日本経済新聞電子版が27日午後、「三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクグループは、スマートフォン(スマホ)で簡便に料金支払いができる『QRコード決済』に参入する」と報じた。株式市場では関連銘柄を物色する動きがみられた。
中国ではモバイル決済(QRコード決済)アプリの「支付宝(アリペイ)」が広く普及。メガバンクもスマホでQRコードを読み取り容易に決済できるよう、規格を統一しシステムを共同開発すると報じられている。
電子決済関連ではフライトHD(3753)やメタップス(6172)、ビリングシス(3623)が前日比で2ケタを超える上昇率となった。システム開発やセキュリティ関連として投資家の関心が向かったようだ。一方で、コンビニ等の決済代行のウェルネット(2428)は値下がりが目立つ。メガバンクによるQRコード決済への参入は、むしろ取り扱いの減少につながるとの懸念につながったようだ。
主な電子決済、収納代行関連銘柄および電子マネー関連銘柄の騰落状況を一覧にした。
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