世界最大級の携帯電話・タブレットの展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が26日、スペイン・バルセロナで開幕した。脚光を浴びるのは次世代の通信規格「5G」。通信各社は2019年の商用化に向けて動き始めており、株式市場では関連銘柄の物色が活発になっている。
5Gは現行の通信方式の100倍の通信速度を持つ。通信の遅れはほとんど発生せず、遠隔地でも時間差なく通信できる。日本では2020年開催予定の東京五輪に合わせ、NTTドコモ(9437)が2019年に本格的に投資を開始。KDDI(9433)やソフトバンク(9984)も投資を加速し、国内では2020年までに投資額が10兆円に及ぶ見通しだ。通信大手にとどまらず、関連銘柄の裾野は広い。
27日の東京株式市場では5G関連株は軒並み急騰。サイバーコムは一時前日比19%高の1569円まで買われ、ネクスジェンは13%高となった。アイレックスは34%も上げる場面があった。
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