6日の東京市場で、日経平均ボラティリティ―・インデックス(VI、145)が一時35.05まで上昇し、日経平均株価が一段安となる中で71.39%の急騰となっている。2016年6月28日以来、1年7カ月ぶりの高水準となる。
当時は07年6月23日に英国で行われた欧州連合(EU)からの離脱(Brexit)を判断する国民投票を受け、相場が乱高下した時だった。日経平均VIは16年11月の米大統領選挙時の高値(24.22)を上回った。
6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、下げ幅は一時1100円を超えた。世界的にボラティリティ―が急騰しているが、指数の水準でみると、米>日>欧の順番。いかに米国のボラティリティ急騰がすさまじかったか。市場ではリスクパリティ型のファンドの動向に関心が向かっている。
(QUICKデリバティブズコメント)
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