先週発表された米経済指標は住宅関連指標を中心に、市場予想を上回る強い結果が続いた。各種経済指標の市場予想と実績値との乖離を指数化したシティグループのエコノミクス・サプライズ指数は前週末22日に84.5と、2012年1月以来、約6年ぶりの高水準まで上昇した。
これまで強い経済指標にも反応が鈍かった米BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)も1.9%台へ乗せており、将来の物価上昇加速を織り込み始めている。
エコノミクス・サプライズ指数、米BEIとも上昇基調
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